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『神の愛し子』

 世界には、『かみいと』と呼ばれる特別な人間がいる。


 彼らは神や精霊といった人ならざる者たちの姿を瞳に映し、その声を聞くことができるという。



 このルーベルク王国にも、一世にひとり『神の愛し子』が現れる。

『神の愛し子』は、女性ならば『聖女』男性ならば『聖騎士』として民にあがめられ、『神の愛し子』のみに許された『奇跡』で人々を守り、神の言葉を王に伝え国を導く。


『神の愛し子』は、『聖女』や『聖騎士』の力が弱まった時、それに呼応するように現れる。



 そして――――まさに今、国中に『神の愛し子』探しが行われるという知らせが届けられたところだった。


 人々が歓喜と期待に胸を踊らせる中、その知らせを複雑な表情で見つめる少女がいた。




 光の加減によって七色に輝く銀の髪。深海をそのまま閉じ込めたような深い青の瞳。


 少女の名はファウナ・ノア・シュヴァーベル。


 彼女こそ、今代の『神の愛し子』にして―――――――――――――――――






 ルーベルク王国初代『聖女』、エレノア・クーベルタンの生まれ変わりでもあった。




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