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夢見る夢子ちゃん!!!現実になる???  作者: みや
第1章 はじまりのはじまり
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~ルイ、反省する。そして、ユーリシア初めてのおねだり~

その日のお昼、カフェテラスに向かうルイは少し浮かれ気味だ、ずーっと今朝みた予約制図書室の扉の魔法から興奮が抜けていない

カフェテラスに入ると、奥の中庭が見える窓側のテーブルに既にエリック殿下とエーリッヒ様が座っていて、ルイに気づくと手を振った。


ルイはカフェの入口でメニューを注文する。ここ学院のカフェテリアはやはり王国の未来の頭脳の担う者たちが集まるからか、味も美味しくメニューも豊富だ、必ず牛肉、豚肉、魔肉、鶏肉、魚のメインにサラダ等サイドメニュー、デザートまである。今日のルイはまだ興奮している自分を落ち着かせる為に、メインのチキンのソテー以外に、デザートのアップルパイも頼んだ。デザートの料金はやっぱり贅沢品になるのであんがいと高くメイン並だった。料理を頼むと紅茶は付いて来る。デザートを頼むと紅茶お代わり札も貰える。ルイは出てきた食事を受け取ると殿下達の所に向かった。


「お待たせしてすみません」

「いやいや、僕達も今来たところだ。あっ、ほらコロッケンも今きた。」

そう言われて入口を見るとコロッケン様がこっちに気づいて手を振った


「どうだった???図書室は?」

エリック殿下とエーリッヒ様がにっこりとこちらを見ている

「すごかったです!あんな仕掛け初めてみました!魔術の応用であんな事まで出来るんですね!?」

「ふふっ、そうだよね。僕も噂には聞いてたけど実際に見たのは初めてさ。あそこ王族の特権と学院長の特権、後はこの学院の者だけだからね。エリックは何度かあるだろ?」

「何度か、と言っても私も陛下に連れられて1度入った以降はないよ笑 入ろうと思うと陛下に許可を貰って永久番号カードを借りないといけないからね、簡単にはいかないよ」

「そうなんですね。すごく厳格というか平等なのですね」

「そう!それがこの図書館の魅力的な所さ!」

遅れてきたコロッケンが興奮気味に言った

「どうだった?コロッケン?お目当てのは探せたかい?」

「探せるわけないよ!何が何処にあるのか大まかな案内板はあっても後は自分で探さないといけないし、それだけで時間はあっという間さ!」

「しかも、どうゆう魔法か解んないけど、3時間経ったら読んでた本が自動的に本棚に戻るんだよ〜、、、参ったよ。本がなくなったら出るしかないしね〜」

「アッハッハッハッハッ、コロッケンだったら時間経つのも解らないから、そのぐらいされないとね。まさにコロッケン対策だねw」

「ふふふ、でも本当にすごい魔術ですね〜。」

「コロッケン、仕組みの解説書は見たのかい?」

「見るわけないよ、僕に解明出来るわけないから、時間の無駄だよ!3時間しかないんだからね」

「コロッケンらしいな」

コロッケンは美味しそうに持ってきたプレートを空にしていくので、ルイ達も食べるのを再開した。



暫く食事をしていると

「そういえば、ルイは風魔法以外に他には何の適性があるんだい?空中に魔法文字を留めるというのは、解らないけど風と土、、、なのかな?」

「えっ? 解らないです、、、」

「あっ、そうだよね、ごめんごめん。今からソレを研究するんだから解らないよね汗」

「いえ、そうなんですが…他に何の適性があるのかは解らないです。風だけかもしれないですし、、、考えてなかったです。」

「えっ?どういう事???7歳の時に教会で適性検査は受けてないのかい?」

「はい、、、恥ずかしい話なんですが、、、金貨1枚は当時の私には、いえ今もですが大金なので受けてないのです。風は自然と使えましたし。」


余談だけど、ここで通貨のお話

1コイン(10円くらい)

銅貨=1000円くらい

銀貨=10000円くらい

金貨=100000円くらい(ユーリシアの買った中級マジックバックは4金貨、上級は1白金貨、、、すっごく高級品です)

白金貨=1000000円くらい


「それならユーリシアもかい?」

「はい、受けてないです。」

「うーん。確かに大金ではある。だけど、おそらくユーリシアは身体強化があれほど得意な事を考えても土の属性はあるだろう、風も、、、」

「ルイ、研究するにしても自分には何の適性があるのか?は、出来れば知っといた方が良いよ?

おそらくマーベルも属性は1つじゃない可能性もある。オンシジューム公が修行に迎え入れるくらいだから。

今後の事を考えても、それぞれの適性を知った上で修行、訓練するのと知らずに手探りでするのとでは全然違ってくると思う。」

ルイは、はっ!とし、そして納得した様に頷いた

「そうですね。予約を入れて日曜日にでもユーリシアとマーベルも一緒に受けてきます。」

「そうだね。ユーリシアも学園でこれから魔法を学ぶだろう。自分の適性は知っていた方が良い」

「はい。アドバイスありがとうございます」

「いやいや、こんなのはアドバイスでもなんでもないよ、気にするな」


~その頃のユーリシア~


あんじー、ブルーノ、シャルル、ユーリシア、いつものメンバーで学園の食堂でお昼を食べていると

「いよいよ来週から本格的に授業が始まるね」

「ユーリシアは身体強化を使いこなしてるから実技は得意だろうね〜笑 」

「ところでユーリシアは、身体強化って事は土属性があるということだろ?他には何かある?風もありそうだけど?」

「…解らないです、、、」

「「「えっ?」」」

「適性検査受けてないので、解らないです。」

「受けてないの?」

「はい。兄も受けてなかったし、1金貨もするので、、、私も特に気にしてなかったので」

「そうか、、、ねぇユーリシア?」

「ユーリシア達の今後の上達の為にも、ルイの為にもマーベルの為にも適性検査は受けた方が良いよ?

確かに学ぶ事で解ってくる事もあるけど、やみくもに勉強するのと、自分には何の適性があるのか?それを解りながら学んでいくのとでは成長のスピードと違うと思うんだ」

ブルーノが言う。あんじーとシャルルも頷く

「確かに、1人1金貨は高額だけど、今回の報酬はそんなに安くはなかっただろ?学院や学園で予想しない出費も出てくるから慎重になるかもしれないけど、これは必要な事だと思うんだ?ルイと相談してみた方が良いよ?」

ユーリシアは困った様に眉を8の字にしていたが、キュッと唇を結ぶと決心したかの様に

「ルイ兄と相談してみる、、、」

「ああ、それが良いよ」


~~その日のルイ家の食卓~~


「本当にすごいよ、この国の魔術は!学院の予約制図書室を考えて造られた、当時の学院長も陛下もものすごくすごい!どんな方々だったのか、すごく興味がでたよ」

ルイがマーベルとユーリシアが驚くくらい、興奮した様に喋っていた。

普段のルイはマーベルとユーリシアの話を聞いている事が多いので、こんなに楽しそうに今日あった事を話してくれるのは滅多になく、2人はなんだかとても嬉しくなり、そしてそんな兄が夢中になって話してくれる学院の図書室にとても興味がでた。


(よしっ!ルイ兄に、言ってみよう!)

ユーリシアは初めてのルイ兄へのかなり高額のおねだり?にドキドキしていた。


「それでね?ユーリシア、マーベル?今週の日曜日に3人で教会で適性検査を受けようと思うんだけど、良いかな?」

「えっ?」

ユーリシアは、今まさに自分からお願いしようと思っていた事をルイから言いだした事に戸惑った。

「?」

マーベルはキョトンとした

「適性検査?」

「ああ。おそらくマーベルはサーチ力が強いから風の適性はあると思う。ユーリシアは身体強化が得意だから土、でも他にもあるかもしれない」

「これから俺たちは、もっともっと強くなる為に、勉強や研究や訓練をする機会を貰えただろ?」

「「うん」」

「だからね、それを最大限に活かす為にも自分には何が適しているのか、知ることは大事だと、エリック殿下に言われてね。俺もそうだなって、思ったんだ。

それで、日曜日に3人分予約したんだけど、いいかな?」

「うん!あたしに他に何があるのか、ないのか?楽しみ!」

「ルイ兄、あたしも今、ルイ兄に同じ事を頼もうと思ってた、ありがとう〜とても嬉しい」

「そっか、そうだったんだね。ごめんね、遅くなって」

「そんな事ない!日曜日、楽しみ!」

「ああ。午前中に予約入れたよ笑 予約をした時にね、ちょうどラサール主神父様がいらっしゃてて、いつも沢山の寄付を頂いているのだから、検査代は良いですよ、と仰られてね。」

「「えっ?」」

「大事な教会の収入源だから、受け取って下さいって、言って払ってきたよ?」

「うん、その方が良い」

「うん、ソレが良い。教会のおかげで助かってる事たくさんある!」

ユーリシアもマーベルも力強く言った

「ああ、俺もそう思ってね。今の俺たちがこんなに幸せなのも教会のおかげだからね。」

「「うん!」」

「週末は楽しみいっぱい!お茶会に適性検査!ワクワクだね!」

マーベルは楽しそうに大きな瞳をますます大きくして笑った。

アクセス、いいね、ブックマークありがとうございます。読んでいただいて本当にありがとうございます

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