~楽しい事はあっという間。また、明日ね~
店内は同い歳位の、おそらく裕福な家庭の子か、下位貴族のお嬢様が共を付けて、洋服を見ている感じだった。
あんじーは、中の透け具合が白地の方を見ていた。
(あたしは、髪が真っ黒だから、透け具合が多い方がいいよね〜)
(ん〜、何にしよ?ユーリシアは何か良いのあったかな?)
あんじーがユーリシアを探すと、ユーリシアは、黒い布地の透かしに青色の中敷で、スカートもそこまで膨らんでなくて、形的には中の青い布は身体ラインに沿ってるけど、上の黒いレースがふっくらして、腰元にリボンで膨らみが調整出来そうな、スカートの裾に少しのフリルと首元までレースがあるが、その首元に蝶々の刺繍と裾にも蝶々の刺繍があって、子ども過ぎずの、素敵なデザインだった。
「それ、良いね!」
「うん。可愛いなぁと思って」
「そちらは当店の最新作になってます。子どもから大人に変わる、蛹から蝶に変わる、その様な変化をワンピースにした。と、デザイナーが申しておりました」
「そうなんですね。これ、ちょうど中が白と赤と青とあるから、3人で着ない?お揃いにしたらおかしいかな?」
「そんな事はございません。色違いといっても、それぞれデザインが少しずつ変わります。」
「あっ、ほんとーだ 蝶々の位置とか、スカートの長さとか、、、」
「でも、、、」
(あれ、ユーリシアはお揃いは嫌かな?、、、あっ、ユーリシアの視線が値札を見てる。そっか、最新作だから、少し他ののよりもお高めだ、、、気にしてくれてるんだ)
「ユーリシア、これにしよ、この赤いのマーベルに似合いそうだし、青いのはユーリシアに似合うよ。あたしは赤にする。」
ユーリシアが、困った様な複雑な顔をしてる
「良いの?、、、」
「もちろんだよ!すみません、この3着とそれぞれの靴と靴下とハンカチを下さい。」
「畏まりました。」
「あと、赤いワンピース着る子は少しあたし達よりも年下だから小柄ですけど、サイズはワンサイズだけでしょうか?」
「はい。サイズはワンサイズだけですが、ちょうど見比べて貰えますとわかりますが、赤いワンピースは少しだけ丈が短いですし、腰元のリボンで少し長さも調整できますので大丈夫かと思います。もし、着ていただいて調整が必要でしたら、お持ち頂ければ調整致します。」
「そうなんですね、わかりました。ありがとうございます」
「ユーリシア、帰ったらマーベルに着てもらって、調整必要なら、、、」
「大丈夫だと思う。腰元リボンでも調整出来るし」
「そっかぁ、それなら良いけど〜笑」
「3人の少しずつデザイン違うし、揃ってきたら可愛いだろうね〜笑」
「うん。良いね。」
「お茶会、楽しみだね!じゃぁ、1番の目的終わったし! 街歩きの続き行きますかぁ〜」
「でも、そんなに時間ないよ。そろそろ帰らないといけない時間だよ」
「そうだよね〜、あっという間だよね泣 今度ゆっくり来たいなぁ〜」
「ほんとね〜、また来ましょ?」
「うん。キッシュ受取りながら、帰ろうかぁ〜」
あんじーは、帰りながらちらちらと今度来た時の為に下見をしながら帰り道を歩いた。
あたし達は馬車まで歩き、ユーリシアは馬車に置いていた着替えをマジックバックに入れて、そこから教会まで歩くとの事。
あんじーはユーリシアに
「これ、今度お仕事する時に一緒に着よう?マーベルの分もあるの。あとこのクマのワッペン、こんな風にマジックバックの取っての淵に付けても可愛くない?」
「可愛い!!!けど、こんなに沢山???マーベルの分もある。これピンクガーデンのあの可愛い長ズボンのセットでしょ?」
「そうだよ!3人で着たくて買ったの!貰ってくれたら嬉しい!いつも護ってくれてありがとう!魔物と闘うの怖いのに、いつもいつも最前線で戦ってくれてありがとうございます」
あんじーはいつも思ってても、なかなか口に出来なかった事を伝えてみた。
すると、ユーリシアは一瞬、その瞳を揺らして、俯いたかと思ったら、顔を上げてにっこりと誇らしげに笑った
「こちらこそだよ、闘えてあんじーが守護貼り終えた瞬間があたしはあたしの1番の誇りで自慢だよ、仲間にしてくれて、あたしの方こそありがとう〜」
2人はどちらからともなく手を出して握手した。
おそらく本当の意味で2人が仲間になった瞬間かもしれない。
ユーリシアはあんじーから受取った荷物を大事そうにマジックバックに入れた。
「それじゃぁ、明日ね!」
そう言って、颯爽と教会に向かって駆け出した
「明日ね〜」
あんじー達も帰路に着く。
「ブルーノにシャルル、今日はありがとう〜退屈だったでしょ?」
「いや、そんな事ないよ」
「うん。案外面白いお店もあったし、ご飯も美味しかった」
「今度は兄上も行ける時にみんなで行こう」
「ふふふ、エリックにぃも一緒にお忍びで行けたら楽しいね!」
「ああ、じゃあな。また明日!」
「うん!また明日ね〜」
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