~『ピンクガーデン』と『マリーレーベン』~
暫く大通りを道なりに歩いていくと、ブルーノが
「この辺りのはずだけどー」
と言った。
そう言われて、周囲を見渡すとファション街の様に洋服屋さんが軒を並べていた。
「うわぁ〜色んな洋服が飾られてるね〜」
道側の窓に洋服が飾られてるいるお店でいっぱいだ。
「あっ、あれじゃない?」
ユーリシアが指した方向に、可愛らしくピンクの背景に黒の絵で飾られた看板が見えた。
(あ〜なんかわくわくする〜)
外からのディスプレイは可愛いフリルの洋服が多い
カランコロン~
あんじーがドアを押すと可愛らしい鈴の音の様な音が鳴った。
「「いらっしゃいませ〜」」
女の人の声がした。店内は平日のお昼間だけど、人気店だけあって人がそれなりに入っていた。
「なんか、シンプルなデザインの上着に花の絵のデザインや、裾にフリルが着いた長ズボンとか、セパレートタイプで色んなデザインがあるね。ユーリシア〜!」
「えぇ、なんか、表の雰囲気だと私には似合わないかも?って思ったけど、そんな事も無い感じで〜」
「そぅだよね!色んなタイプがある〜」
(ユーリシアとマーベルと私と、3人お揃いの何か欲しいなぁ〜、任務の時に着るとか、可愛い〜感じがする〜)
「あんじーはどんなのが欲しいの?」
「あのね!任務の時に、ガーディアンのローブの下に着るのとか〜」
アンジーとユーリシアがキャッキャウフフしていると、少し呆れた用にシャルルが二人に声をかけた
「うん。あんじー、お茶会の為のワンピースじゃなかった???笑」
「「???!!!忘れてた!!」」
「そうかなぁ〜とは、思ったけど苦笑〜」
「はっ???ユーリシア???大丈夫???」
「だ、大丈夫!!!忘れてたけど、さっきのお店で店主が安くしてくれたから!まだある!大丈夫!」
ユーリシアは、一瞬焦ったが、残った金額を確認して、たぶん大丈夫とほっと一安心した。
(お茶会のワンピース!そうだった!初めての街歩きが楽しくてすっかり忘れてた〜)
ワンピースという視点で改めて店内を見てみると、ワンピースはみんなフリルがすごい!!!
胸の横にヒラヒラと付いてて、更にスカートフリルが段々に付いてるばっかり!
「ん〜、ワンピースはあたしは次のお店見てから決める〜」
「そうなんだ?好きなのない???」
「ん〜、セパレートタイプの位のフリルならぜんぜん可愛いんだけど、ちょっとワンピースのは多すぎて〜」
「私も、ちょっと次のお店見てから決めますね〜」
「じゃぁ、この店は出る?」
「ちょっと待って!上着とかズボンは可愛いから買いたい!!!」
「わかった笑 時間はいっぱいあるからゆっくり選んで」
やっぱり、Tシャツみたいな簡単なデザインの上着やスボンは欲しい!こっそり3着買おう!
あたしは白地に赤のお花が真ん中に大きく描かれているのと、黒地に青い花の絵のと、赤地に白い花の絵の上着と、長ズボンは赤茶の生地に膝から下に広がる様なデザインで拡がった部分が段々のフリルのデザインになったのと、同じデザインで、青いデニムの様な色のと、黒地だけど、真っ黒ではなくてデニムの生地の様な少し薄くなった黒地のとそれぞれ選んだ。
「あんじー、そんなに買うの???」
シャルルが驚いた様に声をかける
「うん!ちょっとレジに行ってくる」
「あぁ。いってらっしゃい。でもそのズボンと上着のセットは可愛いね、フリルも派手すぎずに笑」
「でしょ〜」
あたしはレジに行くと、カウンターに居るお姉さんに声をかけた
「すみません、白の上着に赤のスボン、黒の上着に青いズボン、赤い上着に黒のスボンでそれぞれ個包装出来ますか?」
「はい、大丈夫ですよ〜。この組み合わせ良いですね〜」
「ありがとうございます!それと、もしあれば、赤い上着のセットはもう少し小さめのサイズってありますか?」
(マーベルには少し小さめが良いよね〜)
「少し、奥に見てきますね〜」
そう言って、お姉さんはカウンターの奥の部屋に入っていった。
「ありましたよ、ちょうどワンサイズ小さめのが、コレに変えますか?」
お姉さんは暫くすると部屋から出てきて、そう言って、持ってきたのを広げてくれた。
「ありがとうございます、それでお願いします。」
ちょうどマーベルにいいくらいのだ!
お姉さんは器用にサッサッサとラッピングしていく
それぞれのイメージの色で包んでくれた。
「はい。お待たせいたしました」
「ありがとうございます!」
あんじーはそう言って、綺麗に包まれた3個を受け取りマジックバックにしまう。
「お待たせ!」
あんじーがそう言うと、シャルルとブルーノ、ユーリシアが
にっこり笑って
「確認したけど、ちょうど向かい辺りだったよ〜」
と言った。
では、次はもう1つの人気店
「マリーレーベルへ!」
『マリーレーベン』の看板は黒地に蝶々のワンポイントデザインがされていて可愛い、外からはあまり見えない様になっている。
カランコロン〜
扉を押した。
「「いらっしゃいませ〜」」
店内に入ると、少しだけ照明が暗めで夕方の雰囲気だった。
「ファ〜、さっきとはぜんぜん雰囲気違うね〜」
「そうですね〜」
「フリルも控えめな感じ!」
「ええ。ちょっと見てみましょう〜」
「シャルルもブルーノも退屈じゃない?少し近くを見に行っても大丈夫だよ?このお店にいるし〜」
「ああ、大丈夫だよ。なかなかこうゆう風に出歩かないから楽しいな」
「ほんとに。」
店内にはアクセサリー、靴、靴下、ワンピース、何となくコンセプトごとに纏まってディスプレイされている。
黒地がベースだけど、明るい赤い布を重ねていて暗くならずに品良くなっている。
「ここの、良いね。黒でもここのはお茶会でも大丈夫そう、かな?」
「暗くないですよね。黒なのに品良く明るい雰囲気があります」
「いらっしゃいませ〜。お茶会に着られるワンピースをお探しですか?」
「はい。」
「当店のは、黒地がベースでも透かし素材になっていたりと、暗いイメージではないので、お茶会様にお求めになられる方々もいらっしゃいます、御安心下さいませ。」
「ありがとうございます!」
「やっぱり、大丈夫そうだね。コンセプトごとにある様だから、靴まで纏めて買っても良いかもね!」
「うん、、、」
「あっ!そうだ!忘れてた、お母さんから、ユーリシアとマーベルちゃんの分って、私、お金預かってる」
あんじーが、にっこり笑う
「えっ???良いよ、そんなの悪いよ。あたしまだ持ってるから大丈夫だよぉ」
「えっ?良いの、持ってるのは持ってるので何かに使ったら良いじゃない。あたしはお母さんから預かってるから、あたしが買わなきゃ、お母さんに怒られちゃう!」
「そんなの、、、」
ユーリシアが何か言おうとした時に、ブルーノが
「良いじゃん、ユーリシア。あんじーのお母さんがそう言ってるんだから、甘えなよ」
「そうだよ、そうしなよ。お金はいくらあってもいいんだから、持ってるのはちゃんと取っときなよ」シャルルもそう言った。
「えっ、、、良いのかな?、、、あたし達、他人なのに、、、」
「そんなの水臭いよ。お母さんね、ユーリシアとマーベルがメンバーに増えて喜んでたの。おばあちゃんが一緒なのは安心だけど、歳が近い女の子が1人も居なくて心配だったみたい」
「だけど、実際のメンバーが他にも女の子が2人も居て、とても安心したって、言ってた。今度会いたいって、言ってたよ〜笑」
「そうなんだ、、、」
「うん!だから、もし良かったら、今度マーベルもルイも一緒に家に遊びに来て、その時にお母さんに直接お礼言ったら喜ぶかも!」
「うん!ありがとう、それならお言葉に甘えるね!」
「もちろんだよ〜。さっ、じっくり選ぼう!マーベルの分も」
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