~可愛らしい人~
~あんじー、ユーリシア、シャルル達が教室から出ようとした時~
「ちょっと、貴方、、、ユーリシア様!少しよろしいかしら?」
声をかけられ、振り向くと金銀銅の三人娘、いつものようにブラウンの髪の女生徒が真ん中で、どうやら彼女が声をかけた様だ
「はい、なんでしょう?ピーチフロマージュ様?」
ユーリシアが振り向く
「その、えっと、、、その!、知らなかったとはいえ、大変失礼しましたわ!」
顔を真っ赤にして、でも、手は制服のドレスを握り絞めて、緊張している様だ。
後ろの2人が支える様に背中に手を添えている
(あぁ、彼女はとても可愛らしい方なんだなぁ〜大事にされてるのが良く解る感じだ)
「いえ、とんでもないです。」
ユーリシアはにっこりと微笑んだ。
「あっ、あの!、、えっと、もし、もし!ユーリシア様が今週末予定が無ければ、我が家のお茶会にお越しになられませんか???あの、お詫びも兼ねて、、、あの、、、我が家のシェフの作るスィーツはとても美味しいのです!!!」
うわぁー更に顔を真っ赤、、、
とうとう見てられなくなったのか、それまで黙って支えていた金の方が
「ユーリシア様、突然すみません。カノンはこの様に直情的というか、まっすぐでして。先ほどの失礼な物言いを凄く反省しておりましたの。それで、何かお詫びしたいと言ってましたので、親睦がてらお茶会に招待しては?と、アドバイスさせて頂いた次第です。」
「マリー!!!私、自分で頑張るって、言ったのに〜」
カノン様がぷっくらと頬をふくらませて、反応した
「だって、貴方、これ以上緊張したら、倒れそうじゃない、、、」
ユーリシアは、突然の誘いに戸惑っていた様だが、
「すみません、週末は妹が1人なので、、、妹を1人には、、、」
「ユーリシア様の妹様???一緒にいらしたら良いわ!」
カノン様は、こちらに振り返りスグに仰った
「よろしいのですか?私たちはマナー等もほとんど知りませんのでご迷惑をおかけする事になるかと、、、」
「そんな事ないです!こちらから誘ってるのですから、是非いらして下さい」
「私も参加しても良いですか???」
黙って聞いていた、あんじーが、ユーリシア達の不安を取り除く為に、そう提案した
「あんじー様が!!!お越し頂けるですか???!!!」
〈キャー!!!という感じにカノンは更に顔を真っ赤にして、手を口にあてた〉
「はい、もしよろしければ、、、と」
「是非!いらして下さい!!!あんじー様がお越しになるとなったら、我が家は屋根から床下まで丸洗いしないと!!!大変!!!」
「はっ!!!いえ、我が家が汚れていると言ってるわけでは決してありません」
カノンは困った様に眉をヘニョンと下げた
「いえ笑 丸洗いはいくらなんでも大変だと思うので、普通でいつも通りで大丈夫ですよ?笑」
あんじーはくすくすと笑った。
「あんじー様が参加されるなら、私も妹連れて参加させて頂きます」
「是非!いらしてください。馬車を迎えに行かせます!」
「あら、、、ずいぶん楽しそうなお茶会ですわね?もし、宜しければ私も参加させて頂きたいですわ」
ニコールが、そう声をかけた
「!!!ニコール公女様もお越し頂ける!!!我が家は何回丸洗いすれば、、、」
そう呟くと、そうとうな緊張だったのか、肩から崩れ落ちる様に、カノン様がふらっと倒れそうになった。
慌てて、両隣の2人が支えた
「カノン、しっかり!!!」
「はっ!!!すみません」
カノンは何とか2人に支えて貰い、立ち直り。
「是非、お越し下さいませ」
顔を真っ赤にして、ぷるぷると震えて、そう答えるのが精一杯だった
「すみません、あんじー様、ニコール公女様、ユーリシア様。カノンはいっぱいいっぱいになってしまった様なので、今日はこれまでで。週末までには招待状も用意出来ると思いますので、よろしくお願い致します。ありがとうございます」
マリーと、もう1人の銀の方が、揃ってカノンを支えながら頭を下げた。
「~という様な事があったのよ笑 マーベル、今週末は私と一緒にお茶会に行こう?」
「うん!嬉しい!!!お茶会とか、行ったことないから楽しみ〜」
「何を着ていくんだ?ドレスかな?買いに行くか?」
「そうね、明日、あんじー様にも相談してみるわ笑」
「そうだな」
「ユーリシアの方も1波乱はあったけど、まずまずの滑り出しだな。」
「うん。たぶん、みんなが思ってる事をカノン様が口にして、そのおかげで、全生徒の前で陛下の言葉を再現出来たのは本当に良かったと思ってる」
「これで、ユーリシア達に変な事を言ってくるもの達も居なくなるな。その行為は陛下の、国の方針に異を唱える事になるからな〜」
「うん。そうね」
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~あんじー達の食卓~
「と、言う事があったの!学園長様の魔法にも驚いたけど、アレでたぶんユーリシアの学園生活は大丈夫なんじゃないのかな!」
「そうね〜、大変だったけど、結果的には良かったわね〜」
「うん!あと、お茶会の洋服はどうしたら良いんだろ?いつも陛下達と昼食会とかには参加してても、貴族の方のお茶会なんて、初めてだし、、、」
「明日、ユーリシアちゃん達と話してみなさい。購入するとしたら、ユーリシアちゃん達の分も一緒に買いましょう。我が家にはあんじーとおばあちゃんのおかげで頂いてる報奨金がたくさんあるからね」
「良いの???やった〜!!!買いに行くの楽しみ」
あんじーは、嬉しくて、夕飯の続きを食べ始めた。
「今日は、丸鶏なんだね!めっちゃ身が柔らかくて、皮はパリッと焼けてて、美味しい!!!中身のクランベリーの実も美味しい!!!」
「うむ!この白ワインと合うの!!!」
「おばあちゃんw 」
「今日はあんじーの入学式だから、ちょっとお祝いに腕によりをかけたのよ」
「うん。このお肉にかけてあるソースも美味しいね」
「おばあちゃんは今日はギルドに行ったの?」
「うむ!明日から何か依頼を受けようかと思ってな!出ないと腕が鈍るからの!」
「ひと仕事終えてから飲むお酒は格別じゃ。ヒーラーとして、引退じゃと、あとはゆっくりと老いていくだけと思ってたワシが、またこんな風に美味しく楽しく過ごせるとはの!人生は果てがないの!!!」
おばあちゃんは、すっごいにこにこと笑って、美味しそうにワインを飲んだ。
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