~~オンシジューム街のもう1つの名物誕生!~~
「この林檎水はとても濃厚なんだけど、少し微炭酸にしたのがあっても良いと思う」
「微炭酸?」隣のエリックがたずねる
「うん、こうエールみたいな少し泡泡しても美味しいと思って、、、」
「うむ!この林檎酒も美味しいが、少し泡泡したのがあってもまたそれも美味しいかもしれんな???」
エテさんが、目を輝かせて嬉しそうにいう!
「そうなの、多分その林檎酒も泡泡させたら良いと思う」(むかーし、むかし、シードルって林檎のお酒が結構好きだったなぁ〜、、、飲みたい!成人する頃には開発されてないかなぁ〜w)
「ほ〜炭酸ですか、それは考えつかなかったな。ちょっと開発してみるのも良いかもしれないね、モーリー」
「そうですね、少し酒造所と相談してみましょう、コダック首長」
「えぇえぇ、そうしましょう」
コダック首長はニコニコだ、よっぽど肩の荷が降りたのか、宴が始まってからずーっとにこにこと呑んでる。
「あっ、これ美味しい。外がしっとり中もふわふわで卵とほうれん草と厚切りベーコン上手く混ざってて、良い感じにチーズも入ってる」
私は、見た目がタルトケーキの様な前世でいうキュッシユの様な物を口に入れるとそう呟いた。
「おばあちゃん、これきっとそのお酒ともあうよ、食べてみて」
あたしがそう言うと、後ろに控えてた給仕さんが、おばあちゃんに取り分けてくれた
「ほ〜、これはまた初めて食べるね。美味しい」
「うん。美味しいね。」エリック殿下もそういって、食べた。
「お口にあいましたかな!それは良かった、それはウチの奥様の得意料理でして、キュッシユというらしい、な?」
「はい、気に入って頂けて良かったです。これは中の具材は組み合わせ色々できて楽しいんです。後でレシピをお渡ししますね」
「良いんですか???」
「もちろんです」夫人は優しく笑って言った。
(控えめだけど、料理上手くてなんか、出来る女の匂いがしますな〜!かっこいい!)
「ありがとうございます!」私は嬉しくなってお礼を言った。帰ったらさっそく作ってみよ〜
「マーベルよ、小さいうちから魔力を使いすぎると身体の成長を損なうと言われている。そなたは普段は魔力を身体の中に巡らせる訓練を行い適度に放出する様にしたら良いだろう。身体が出来ないうちの使いすぎは良くないが、使う事で魔力量が増えるとも言われてる」
オンシジューム公がマーベルにアドバイスしていた。
「はい!解りました、ありがとうございます」
マーベルの前には沢山の肉の皿、あの小さな身体のどこにこんなに入るのか、後ろの給仕もびっくりしてる笑
そんなこんなで、オンシジュームの宴も終わりを告げ、それぞれが部屋に戻った。
町長の庭や街の広場らしき所はまだまだ灯りが点いて、おばあちゃんはウキウキと少しだけ行ってくると言って、賑やかな方へと歩いて行った。
(良いなぁー、私も成人してたらなぁ〜)
そんな風に思いながら、おばあちゃんを見送った
私はやっぱり身体が限界みたいで、今日はベットに入るとスグに夢の中だった。
〈あーたーらしーい 朝が来た、きーぼー、、、〉
頭にテーマソングが流れる、目が覚めると階下で人の声がする、、、いったい何人来てるんだろ
おばあちゃんも目が覚めた様だ
「うーむ!素晴らしい目覚めだ、スッキリした!あんじーおはよぉー」
「おばあちゃん、おはよぉー。夕べは飲みすぎてないの?大丈夫?」
「飲みすぎてなどいない、わしはコレでも昔は治療師じゃたんだぞ?自分の身体のちょうど良いところくらいは解っておる」おばあちゃんは、にっ!と笑ったw
「それにしても結構集まっておる様じゃの〜」
「ねぇ、なんかびっくりした〜」
「うむ。夕べ街の広場に行ったじゃろ?そこでな皆んな口々にガーディアン一行に感謝しておった。だけど、同時に不甲斐ないとも言ってたんじゃ。まだ成人してない子供に頼らないといけない自分達が情けないと、、、だから、少しでも自分達で出来ることはないか、そんな話があちらこちらで話されてたのじゃ」
「だからじゃないかのう?スカイは精霊じゃろ?精霊が良いと言う事を先ずは始めなきゃと思ったんじゃないのかのう?」
「そうかもしれないね〜」
《うん。この街の人達はとても良い気を出してるね〜》
私達が階下に降りると、オンシジューム公も、エリック殿下達も、マーベルちゃん達も居た。
「えっ???エリック殿下達も???」
「うん。魔力の巡りは大事だし、光の欠片は少しでも集めたいからね」
(まじですかぁー、まじかぁー、ちょっと、、、だいぶ恥ずかしい、、、)
「あっ!マーベルちゃん達は出来るから私と一緒に前でやろうね?こんなに人数居たらおばあちゃんと2人では皆さんが見れないから!」
「「「えっ???!!!」」」
3人がびっくりして、目を見開き私を見た
(みんなでやれば怖くない!あたしは三人を見て、にっこりと笑った)
「そうだね。お願いするよ」
エリック殿下が言った
「はい〜」
ユーリシアちゃんが諦めた様に返事をし、ルイは諦めた様に俯いた。
「みんな表の方に来ています。門扉を開放しております」
「解りました」
私達は表に出た。
(うっわぁ!!!本当に大勢の人、女も子供も年寄りも居る!)
私は覚悟を決めて、ルイ達は私を中心に横一列に並んだ。
「皆さん、おはようございます。今回は私が毎朝している体操をします。出来る範囲で良いですので、無理せずについてきて下さい」
「「「はい!!!」」」
「では、先ずは大きく深呼吸〜」私はそう言って、手を真っ直ぐ真上に上げて、ラジオ体操第1から始めた。
「両手を横に大きく身体を回して〜」
「それでは、片足飛び〜」
第2まで最後までやった。みんな最初は戸惑っていたが、何とかついてきてくれた。
「最後に大きく深呼吸〜、、、コレで終わりです」
(ふぅー、終わった、、、)
《あれ?あんじー仕上げは?いつもしている体操~》
「え〜あれもやるの???!!!」
《 あれは、最後の締めくくりに良いよ?》
あたし達の会話を聞いていた周りから
「「「最後までお願いします!!!」」」と、声が上がった。
「では、始めますね?少し変わったポーズかもしれませんがー」
私は、ハイランジのポーズをやった。
「四つん這いから両手の第一関節で地面を押し、お尻を高く持ち上げてダウンドッグをとる。肩をお尻の方へ引き、手〜腰を一直線に。
息を吸いながら右足を両手の間に踏み出す。左足のかかとを高く上げて足裏を床と垂直にし、息を吐きながらかかとを後ろに押す。脚幅を広めにすると、姿勢が安定しやすいです。
息を吸いながら、両手の指先を床につけてカップハンズにする。右脚の太腿から胸を離し、背骨をまっすぐ伸ばして、息を吐きながらかかとを後ろに押す。
左足に体重をのせ、息を吸いながら上半身、骨盤を起こし、右膝の真下にかかとをセット。肩が上がったり、首がすくまないように肩の力を抜き、両手を頭上に上げる。反対側も同様に行います。」
やりながら、チラッと前を見ると、みんな真剣な顔で私の真似をしていた。『こわい、、、』
「これで、終わりです」
「「「ありがとうございました!」」」
「いやぁ、これは良いですね!身体の全部を使って動かすという感じで、特に最後の仕上げのポーズで魔力の循環を感じながら締め括る事が出来ます」
《そうだよ〜コレを毎日続けて、大気中の光の欠片を少しでも体内に取り入れて、循環させてね〜》
「「「はい!!!」」」
みんな、ひと仕事終えた様なそんな晴れやかな顔をして、各々の家に帰って行った。
「それでは、朝食食べたら私達も帰ろうか!」
「「「はい!!!」」」




