~~オンシジューム街 打ち上げ 2~~
(この塩釜、帰ったら作ってみたいなぁ〜)
ふと横をみると、さすがだこの2人のどこにそんなに入るんだろ。一心にBBQ肉と塩釜の肉をほぼほぼ交互に食べているユーリシアとマーベルの姿が見えた。後ろに控えてる給仕の方も驚きながらも平常を保ってる。
~テーブルの上には1口サイズの白いパンの上に、チーズやハム、生クリームの上に果物が乗ったもの等が色とりどりに置かれてる。(まるでパーティクラッカーの様だ)
それらに手を伸ばすのは、今のところ味変したい私だけか笑。
「このお魚のマリネも美味しいですね〜」
シャルルが言った
「はい、新鮮な魚でソースにハーブも使ってます」
《ここの料理には色々なハーブが使われてるから、回復に良いね》
「スカイ、そうなんだ?良い香りがするものね」
「えぇ、ここは観光地ですので色々な土地の物が流通されます、その為ハーブ等も色々栽培されてます」
《うん。良いね》
「そういえば、殿下。マンティーコアの皮膚は魔法耐性があってなかなか普通の魔法ではダメージ与えられませんでしたよ」
(小便攻撃だもんね)マーベルはそっと思った
「そうなんですか?それだと飛んでるので剣も難しいですよね?どうしたのですか?」
「はい。ほんの少しだけ光魔法を雷の魔法に混ぜて練り上げますと効果がでました」
「光魔法ですか?公は、光魔法も保持してるのですか?」
「いえ、それが元々はなかった様に思うのですが、毎年聖山となってる紅龍様の山の麓の神殿で祈りを捧げている時、私はいつも一心に身体に巡る魔力を感じながらそれを放出するのですが、ふといつもの私の魔力とは異なる魔力を感じました。体内の魔力に意識を集中するとそれが光であると解ったのです。それからはそれを少しでも通常使う魔法に混ぜれる様に訓練したわけです。光は魔物には効果絶大だろうと思いましたから」
「なるほど、公は祈りを捧げているから光が後天的に付与されたのですかね?」
「解りませんが、、、」
《違うよ〜、人は産まれた時には神から祝福されて人それぞれ少なかれ光は保有してる。それを成長するにしたがって、その人の性質で完全に無くなっり、増えたりする。ガーディアンはその量が、祝福が圧倒的に多いだけ。》
「「「全員???」」」
~衝撃でスカイの言葉に場が一斉に静まり返った~
《そうだよ〜。オンシジューム公は聖龍に祈るという解りやすい善行で光の魔力がガーディアン以外の人間にしては多い方だと思う。おそらく、他の大公も同じ様に聖龍に祈りを捧げてるなら同じじゃないかな?》
「ああ、私もだからこれは大公である私達に与えられた力なのかと」
《そうだよ。全員光の祝福があるといってもそれは本当にほんの少しだけ、普通は体内に魔力としてまで感じられない。だけど、大公達は長い年月ずーっと祈りを捧げているからそれは認められていて、魔力として具現化出来るほどにある》
「なるほど、そうだったのか」
《だけど、普通の人でもほんの少しくらいなら光を自分の魔力に混ぜる事は出来る》
「どうやってですか???」
(ガタッ!!と椅子から立ち上がり、衛兵団長がそう言った)
「あっ、お話に割込みまして申し訳ございません。ついつい自分でも使えればもっと魔物に対抗出来るのにと思ったら、、、」
「いや構わないよ、気持ちは解る」
エリックがそう言った
《大気中には、光の欠片が大なり小なり混ざってる。毎日身体の中の魔力を意識して、大気中の光を身体に取り入れる訓練をしたら、少しは使える様になるんじゃないかな?はっきりとは解らないけどね》
《大気中の魔力を身体に取り入れるのはあんじーが毎日してる体操は効果的だと思うよ。最初に身体に大気中の魔力を取り入れてそれを徐々に身体に巡らすように動かして、最後に魔力の巡りを確認して終えてる。とても理想的だ!》
「えっ???」
(あのただのラジオ体操のこと???)
《そうだよ。あんじーは小さい時からそれを始めたでしょ。エテさんも一緒に始めてる。だから、エテさんはその歳で衰える事なく、むしろ身体の魔力の巡りが良いから進化してる笑》
「うむ。確かに一日の始まりはあの体操から始める様になってから身体の調子が良いの!」
「あたしも、あんじー様に教えて貰った体操を毎日する様になってから、サーチ力の範囲が広がった気がする」
「私も身体強化の持続力が増えた気がしてた」
《うん。それを一緒にしている、ファレノプシスの街の人達もとても魔力量が多い方だと思うよ》
(そうだったのかぁー!)
「アンジー殿、その体操を教えて貰えないか?」
「はい、ここに来てからも部屋でしてたので、、、」
「それなら、さっそく明日の朝お願いしたい」
「解りました、明日の朝」
《あと大気中の光の欠片を増やす事はできるよ?》
「「「どうやって???」」」
(ガタッ!!(ガタッ!!(ガタッ!!
と、大公他何名か立ち上がった、いったん座った団長さんもまた立ち上がってる、、、マメだな。
《この街は元々観光、娯楽を人に与えてるんでしょ?だから陽の気は集まりやすい。陽の気の中には光の欠片が入ってる。ただ、よくわかんないだけど、娯楽で人を陽の気にするのは解るけど、ここには陰の気も溜まりやすい気がするんだよね。だから、魔物も寄ってくる》
「陰の気か、それは、解るな。」
《解るの?》
「うむ。スカイ殿、精霊には解らないかもしれないが、娯楽といっても、この街の娯楽は、自分が賭けた勝負に勝つか負けるかのどちらかしかない。賭けに勝つと儲かる、儲かるから嬉しい。負けると損をする。損をするから大小なりの負の感情になるというワケです」
《なるほどね!それで解った。この街は陽の気も陰の気も集まりやすい、だから、寄ってくる魔物も強い魔物も多いと思う。その陰の気を溜めない為に、常に陽の気を増やせば良いよ!》
「どうやって???全員が陽の気になれるわけでは無いのです。勝つものも居れば必ず負ける者も居ます。どちらかと言うと負ける者が多い時もあります。等しくする事は出来ないのです。」
《うん。そうだろうね、話を聞いて解ったよ。それでもこの街にはどちらかと言うと陽の気の方が多い。この街を治めてる人達の努力もあるんだろうけど、もう1つ、この街にはハーブや花が多く植樹されてるね?》
「ああ、少しでも訪れた者達や住んでいる者達の心を明るくする為に、花等にはその効果がある。ハーブには薬になる物もあるし」
《それで合ってるよ!だから、陽の気が溜まりやすいだよ、あともう1つ!ここの環境でもギリギリ育つと思うから、シュガーステッキを植樹するといいよ》
《シュガーステッキからは、癒しのチカラが出てるから光の欠片が沢山出てる》
《シュガーステッキは暖かい所でしか育たない。この街の日当たりの1番良い所にシュガーステッキを群生させると良いよ》
「なるほど!シュガーステッキですか!それはスグに手配します!!!」
《うん。植樹が成功したら、それを少しずつ増やしていくといいと思う》
「解りました、ありがとうございます」
すみません!!!遅くなりました!




