~~オンシジューム街の防衛戦 3~~
~~~ルイが戻ってきた~~~
「魔物がこんな近くまで、、、」
「あぁ、気にしなくて良いよ、少し遊んでただけだからね笑」
「そうなんですね、解りました」
ルイは頷き、マーベルに話しかける。
「どうだ?」
マーベルはキョトンとした顔をした後、あっ!と、耳栓をはずす
「お兄ちゃんお帰り、さっき報告したのだけだけど、なんだかもやもやするの。何か他にもありそうな、、、解んないけど 汗」
「そうか、マーベルの感が何か感じるんだね」
そう言って、ルイはマーベルの頭を撫でる
オンシジューム公は2人の会話を聞き
「ふむ。やはり何かありそうだね。こいつらだけでも終わらすか」
【キャーハッハッハ!小便攻撃の次は何をする気だい??!】
【何も出来ないさ、大したことない~】
「小便攻撃???」
ルイが不思議そうに、小さく呟く
「とりあえず、マンティコアは魔力耐性があるんだよね、どのくらいあるのか試してみるか」
「天のいかずち、天の裁きよ、鞭となり我にその力を貸し与え給え!サンダー ボルド!!!」
オンシジューム公が片手を天に向けると、その手から何本ものいかずちが現れ、マンティコアを何体か打ち付けた
が、マンティコアを撃ち落とす事は出来なかった
【ギャッ!】
【フン!こんなもん何の痛みも与えやしないよ】
「さすがにボルドくらいじゃダメか~笑」
「ちょっと、手を抜きすぎですよ」
「うーん、では一気にいきますか」
オンシジューム公はそう言うと、天に向かって両手を上げ
『天に住まう裁きを司るお方よ、その身に代わり裁きを行う事を赦し給え 天の裁き!!!』
そう詠唱すると、空がピカりと光、幾つもの雷が降り注いだ!!!
『ドォーン ドドーン ドォーン ドドーン』
【ギャッ!⠀】
【ギャッ!!!】
マンティコア達の魔法耐性のある硬い肌が焼けただれ、何匹かは直撃を喰らい下に落ちた
【何をした、雷だけではない!】
マンティコアは怒り、顔を歪めて叫ぶ
「詠唱通りさ、天の裁きだ。ただの雷の訳が無い笑」
「お前たちにはもったいないが、少し遊び過ぎたしな」
~同じ時エリック、シャルル、ブルーノ、ユーリシアチーム~
守護幕を挟んでこっち側と向こう側で対峙している。
こちら側はエテさんの防御幕の範囲外になる城壁の上から、左右に別れてる。
あちら側は正門に架かる橋の向こうがわ守護幕外側まで来ていた。
「シャルル殿下、そろそろ私に補助魔法お願いします」
「解ったよ、効果は3時間ぐらいだから気をつけてね。身体が軽くなるのと、足にスピードだね?」
「はい!お願いします。トロールに渾身のモグラ叩きを喰らわせてやります!」
「クスクス トロールはタフだから気をつけてね」
「はい!再生能力もあるって聞いたので、焼いたり切ったりするよりは、私のハンマーで眠らせた方が良いのかと!」
「そうだね、ユーリシアのハンマーは強力だけど、身体は無敵では無いんだから気をつけてね」
「はい!ありがとうございます」
ユーリシアはそう答えると、後方にいるトロールをキッと睨んだ。
~守護幕がだんだん外れていくのが見える。防衛に備えてる兵士達や街の人達も今まで見た事ない光景と対峙する魔物の数に固唾を呑んでその状況に挑んでいた。
みんな胸には闘志を抱いて、街の住民は去年開催出来ず、街の収入が激減していく中、大公が私財を投げうって自分達に充ててくれているのを充分に感謝していた。そのおかげで誰1人飢え死にする事なく過ごせた。みんなこの街が大公が大好きで誇りに思っている。やっと今までの恩が返せる!
ここからこの街は再スタートするんだ!
そんな思いでいっぱいだった。
『一際守護幕の魔法文字が光り輝き浮かんだ!そして、サァーと消えていく』
「外れた!みんないくぞ!」
エリックの合図で、ユーリシアは城壁の壁を足場に強く蹴り、空高くそして遠くにいるトロール目掛けて飛んだ!
身体に強化魔法をかけて、渾身の一撃の大ハンマーをトロールの頭めがけて振り下ろした!!!
「えーーい!!!」
突然の事に防ぎようもないトロールは 『ドォーーン』という音をたてて前に倒れた、そのトロールを足場にして次のトロールに襲いかかる。
その場はユーリシアの独壇場だった。
トロールが倒れる事で、その場にいた魔物達は逃げる為に右往左往していた。
それを見逃すエリックではない
「よし、今だ!魔物が逃げ惑ってる間に一気にみんないくよ!」
「「「はい!」」」
エリックや魔法使い達は前方の魔物達に向かってどんどん魔法を放つ!
同時刻、鐘楼の上、マーベルとオンシジューム公達
アンジーから放出される魔法量がいっそう多くなり光が強くなった時、空に守護膜の魔法文字が一際光り輝いた
そこへ、呟きが聞こえた
「出来た」
そう聞こえたかと思ったら、街を覆っていた守護膜が光り輝きすーっと消えた
『眼福!あんじー様、お美しい!!!』
「「綺麗だな、、、/ですね、、、」」
~~~あんじー脳内独り言~~~
出来た!外れた!疲れた!
終わったら絶対に、フルーツサンドを食べる!生クリームたっぷりでフルーツは苺!今のところあたしの1推しは苺のフルーツサンド!!!
あっ、町長の料理人さんは作ってくれるかなぁ〜
めっちゃ食べたい、やばいくらい食べたいそれと飲み物はアールグレイティーが良いなぁ!あぁー想像するだけで美味しい!!!
、、、よし!最後の仕上げ 貼るぞー!!!
~~~エリック達、前衛~~~
「炎よ、天から降り注ぎ暴風の如く、敵を滅せよ、【ファイアブレス】」
「氷よ、そなたの腕の中に敵を閉じ込め、彫像とせよ 【フローズン アイス】」
後方のトロールが倒れてくる事で集団が乱され、前方の正門に有象無象に攻撃、突撃してきてもエテの防衛膜が破れる訳もなく、統率されていない、数だけの魔物が為す術なくエリックやブルーノ、魔法使い達の魔法に滅せられていく。
~~~オンシジューム公、アンジー、塔の上の面々~~
アンジーは綺麗に外れた事を確認すると、大きく息を吸い、再度魔力を貯め、練っていく。
錫杖を大きく天に掲げ、今度は右に回しながら呪文を唱える。
[全ての尊き守護神様、その偉大なるお力を脆弱な我らにお与え下さい。この地を護る守護をお与え下さい]
錫杖から魔力が空高く登っていく
~~~もぅ魔物達は為す術なく滅せられていくだけの様に思えた~~~
「えっ???なに、、、これ」
「どうした?マーベル?」
【あっーハッハッハ、お目覚めだわ〜⠀】
【間に合った〜キャーハッハッハ!!!コレでお前たちは終わりだ!】
オンシジューム公の攻撃から、少し距離をおいていたマンティコア達が騒ぎ始める
「凄く大きくて、速い!!!魔物なの??? 何かが来る!」
マーベルがそう焦った様に言うと
東の空の向こうから、何者かの気配が近づいて来る。オンシジューム公、エリック殿下、少しでも魔力ある者なら感じる事のできる程の強大な魔力の塊がものすごい速さで近づいて来る




