~~オンシジューム街の防衛戦 2~~
【この街も、少し前までは人が集まって賑やか過ぎて気持ち悪かった。守護が弱まり我々がちょっと遊びに来てあげただけで、みーんな街の中に籠って大人しくなったキャーハッハッハ】
【ほんとスッキリ、毎日毎日、楽しげに陽の気をばら蒔いて 気持ち悪かったこと】忌々しげにマンティコアが、その黒い髪に黒い瞳、陶磁器の様な白い肌、見た目は美女なその顔を歪める。
【この位 大人しくしてるなら、生かしてあげても良いけどね〜アッーハッハッハ】
「なんだ、参加したかったのにさせて貰えなくて拗ねてたのか笑 言ってくれれば、見学くらいはさせてやったのに」
「本当に、ちゃんと見学料さえ払ってくれたらですね」
【はっ???】
【お前達は馬鹿なのか?】
【頭がおかしい、おかしな人間 おかしな人間の相手をするほど暇ではない】
【暇ではない〜】
「いや、じゅーぶん暇だろー、わざわざ二重奏で喋ったり」
「芸が細かいですね笑」
マンティコアはまるで相手に出来ない、という風にその黒い瞳をオンシジューム公達からアンジーに向ける
【それにしても、この小娘は耳が悪いのかい?】
【反応無さすぎ〜 楽しくない〜変な小娘〜】
「お前たちのその雑音を聞かせる必要もないからな」
「そうですよ、それにしても魔物達は暇なんですね〜。まだ守護膜もきちんと外れてないのにギャーギャーギャーギャーと」
「全くだ、私達はそんなに暇ではない。時間外手当を貰いたいくらいだ」
【お前たちは何を言ってるんだ?さっきからおかしな事ばかり、頭がおかしいのか?⠀】
【お前たちが逃げ惑う様を1番良い場所で見る為に来てあげたのさ】
【キャーハッハッハ】
【アーッハッハッハ】
『バサバサバサバサ』と空中をマンティコアとヌエが飛び回る
【小娘、そんなに自分だけ一生懸命頑張って虚しいだけだよ、どうせ人間は滅びるのだから】
【ムダよ、ムダ〜】
【どうしてガーディアンが少ないのか、どうして自分だけがこんな事をしないといけないのか、考えてごらん】
【コレが全て無駄なことなんだよ、もうやめなよ、バカバカしい〜】
「うるさい!!!」
「あんじー様に変な事言うな! この顔だけ女達!!!」
マーベルは、サーチする為に座っていた椅子から立ち上がり、マンティコアを睨みつけた
【なんだい、このおチビちゃんは、、、】
【顔だけ女って、あたし達の事かい???⠀】
「そうよ!ちょっと顔が綺麗かしらんけど!声はキーキーしてうるさい!身体は寸胴だし、ぜんぜんボンキュッボンしてない!本当に顔だけじゃんか!顔だけしか取り柄がないのにあんじー様の邪魔するな!!!」
マーベルは両手で握り拳を作り、眼を釣り上げた
その様子に一瞬、驚いて固まったオンシジューム公達
「マーベルちゃん、うん、落ち着いて。今からお兄ちゃん達が静かにさせるからね」
モーリーがマーベルの両肩をぽんぽんと優しくたたき
「ほらマーベルちゃんも、あんな雑音は聞かなくて良いからこの耳栓の道具をあげるよ」
「あっ、すみませんでした。ついでしゃばってしまって」
マーベルは恐縮して、頭を下げる。
「いやいや、いいよ、気にしないで。言いたい事は遠慮なく言っていいからね」
(オンシジューム公は肩を震わせて俯いて笑っていた、、、)
マーベルは耳栓を受取ると渋々と、まだ言い足りないとでも言うように、マンティコア達を睨みつけ、椅子に座りなおした~~
「いや、この子達はほんと度胸があるというか、面白いね〜」
「そうですね笑 でも確かにうるさいですし、今いる分だけでも終わらせますか」
『水よ、球体となり、敵を攻撃せよ ウォーターボール』
モーリーが詠唱すると、近くに来ていた、ヌエやマンティコアに水球が当たる
【アッーハッハッハ、何をするのかと思ったら、小便小僧の小便みたいな 小便ボール】
【こんなの痛くも何ともない、小便ボールだギャーっハッハッハ】
【こんなものか人間、コレが攻撃か???アーッハッハッハ 笑わせてくれるわ!!!】
「出し惜しみしてるから、小便ボール言われてるぞ、モーリー。それにしても品がないなぁ〜あいつらは」
「全くうるさいですよ、公!さっさと決めて下さい。やりやすくしたんですから」
「はいはい」
「雷よ、その天の威力を敵に示したまえ、サンダースパーク!」
オンシジューム公が唱えると、手を前に突き出し、周囲に居る魔物に向かって雷を放電した
すると、先に水球に当たっていた魔物達に、『バチ!バチバチ!』と音がなり、感電した。
【ギャーっ!】
【ギャッ!⠀】
感電した魔物達が真っ逆さまに落ちていく。
「ふっ、こーゆーのなんて言うんだっけ?」
「猿も木から落ちる!だっけ?」
「うーん、違うと思いますけど、、、言いたい事は解ります。要は間抜けって、言いたいんですよね?」
「まぁ、ハッキリ言えばそうだな」
オンシジューム公がニッと笑った。
【ふん、馬鹿な奴らだ。これしきの事で⠀】
【間抜けにも程がある、、、恥をしれ】
残っているマンティコアは、落ちていくヌエを一瞥してそう言った。
「さすが魔物、黒いもの達よ。仲間意識とかは皆無だな」
オンシジューム公が蔑んだ様な目でみた。
【仲間?仲間などではないわ笑 わらわ達の陰にいつもいる様な輩だ】ふん! マンティコアがそっぽを向いた。
「それにしても何かを待ってるかの様ですね」
「ああ。」
~~~その頃の脳内別枠 あんじー~~~
『ふぅー、少しチョコ食べたい。黒砂糖でも良い。昔個包装でパックになってるやつがあった。あれが欲しい。あの個包装の素材はいつ頃の物なんだろ?、、、やばい 脳内が疲れてきてる。誰か口に何か入れてくれないかなぁ〜、please。というか、さっき目の前に、顔だけは綺麗な女の人達がウロウロしてたけど、声が聞こえないからさっぱりだぁ〜(˙˙*)? 何て言ってたんだろ?気にはなったけど、声聞こえないし、集中途切れる程じゃないし、、、というか、私のこの脳内独り言はどうなってるんだ? 口はずーっと詠唱唱えてて、集中はしてる。二重人格って訳では無いけど、別の意識があって。それが眺めてる、、、まぁいいや、そろそろ脳内意識も途切れるぐらいの集中力が求められてるわ汗』
~~~~~あんじー脳内 独り言終わりw




