~~オンシジューム大公~~
「ようこそいらして下さいました、皆様 遠くからお越しくださり、本当に感謝しております。お待ちしておりました。私は首長のコダック・カンパニュラと申します。よろしくお願いいたします。」
「申し訳ごさいません、お伺いしておりました到着時刻よりもだいぶお早いお越しでございますね、大公様は皆様のお越しに合わせて来て下る予定になってて、まだお越しではないのですが」
「いえ、こちらが身体を休ませる時間を多く設けたくて早めに来ました。少し部屋で休んでも構わないか?」
「もちろんです、スグにご案内します。まずは我が館へどうぞ」
町長の先導で馬車を走らせると、茶色い少し大きめの華美過ぎない館が見えてきた
落ち着いた、華美すぎないが豪壮な茶色の館が見えて来た。
門を入ると左右に馬が前脚を上げて今にも走り出しそうな銅像が黒い銅像と白い銅像と左右対称に並んでいる。
馬車を降りて、館に案内される。
館に入ると従業員一同が勢揃いしていた
「「「ようこそお越し下さいました」」」
「では、皆様お部屋にお茶等ご用意致しますので、暫くお寛ぎ下さいませ」
それぞれの部屋に案内される。今回の旅ではいつも3部屋用意して貰ってる、殿下方と、あたし達とルイ達だ3部屋隣り合わせになる様になっている。
「では後ほどお茶をお持ちします、何かありましたら何時でも部屋の外に控えている者がおりますのでお申し付け下さいませ」
案内してくれた、女中がそう言って、退出した。
「うわぁー今までで1番広いね〜」
「そうじゃのー」
「それに良い香りがする」
«この館の庭に泰山木の木が植えられてるからそこから香りが流れて来るのかな〜»
「何か花のエキス的な物を置いておるのかもしれないの〜」
「うん。落ち着くね〜」
«あんじー、少し寝たら?»
「うん。そーする」
「おばあちゃんは?」
「わしも少しだけ、命の水を飲んだらお昼寝するぞ、せっかくエリック達が作ってくれた時間じゃ」
「命の水って笑」
「命の水じゃぞ、これにはローズマリーやレモングラスをずーっと漬けていたのじゃ。効果は抜群じゃ」
おばあちゃんはマジックバックから小さな水筒を取り出して飲み出した。
«エテさんらしいね(笑)»
スカイがぷかぷかとおばあちゃんの周りを飛んでいる
(スカイはすっかりお酒が気に入っていると思う)
私はベットに入ると、うとうとと眠りだした
~ぷかぷかと空を浮かんでる感じがする、夢の中か、さっきの岩の所で貰ったエネルギーの影響かな、意識が澄んでいく~~
『ん〜』
ちょっと目が覚めたなぁー。隣を見るとおばあちゃんがまだ寝てた。珍しいなぁ、でもかなり急行したから疲れてるのかも、、、
コンコン、ドアをノックする音がした
「はい」
私が返事をすると
「すみません、お茶をお持ちしました。」
扉を開けると、女中さんがお茶とクッキー等が乗ったお盆を運んで来てくれた。
「先ほど来た時には、寝てらした様子でしたので起こしするのも申し訳なかったので、今お持ちしました。」
「ありがとうございます」
「カンパニュラ様が、夕食は大公様が到着し次第早めにした方が良いでしょうか、との事でした」
「私は構わないです。エリック殿下にも確認をお願いします」
「承知致しました。カンパニュラ様にもその様にお伝えします。それでは確認してその頃に合図致します」
女中さんはそう言って、紅茶を入れてくれると下がって行った
「うーん、良い香り。アールグレイだ」
「あんじーや、わしのもあるかい?」
「おばあちゃん、起きたの?あるよ〜入れるね〜」
「ご飯は大公様が到着後だって〜」
「うむ、さようか。この紅茶は美味しいの~」
「美味しいね〜。このクッキーもサクサクしてて美味しいよ〜」
「うむ。あんじーよ、調子はどうだい?」
「うん。スカイがあの岩に連れて行ってくれたおかげで、さっき寝てる時にもなんだかエネルギーが身体に巡っていく感じがして、調子が良い気がする」
«それは良かった»
「うむ。それなら良かった安心じゃ」
部屋でお風呂を入ったりマッタリしてると、何やら扉の向こう側がザワザワパタパタと騒がしい気がする。
大公様が到着したのかな?
暫くすると、先程の女中さんが来た
「30分後位に起こし下さい。との事でしたが、大丈夫でしょうか?」
「解りました。伺います」
~~~~~~~~~~~~~~
30分後に女中さんが来て食堂に案内してくれた。
食堂に入ると、黒髪、青い目の背が高くて細身だけど筋肉がしっかりと付いているのが解る美丈夫な紳士と、その斜め後ろに紫の髪に翠の目のこちらも結構な美形の方々が近づいてきた
「おぉー。アンジー殿ようこそオンシジュームに来てくださいました。遅くなり申し訳ございません。私はリシュー・ド・オンシジュームと申します。よろしくお願い致します。そして、こちらが私の秘書をしてくれているモーリー・アプリコットです。」
紫の髪の方が、1歩前に出て
「モーリー・アプリコットと申します。今世のガーディアン様にお会い出来てとても光栄です。」
といい、お辞儀した。
「アンジー様、今回、リシュー様が来ながら大熊のグリズリーを狩って来て下さったので、明日の晩餐は期待していて下さい。」
町長がそう言った
「来ながらですか?やっぱり街道は危険なんですね?怪我等ありませんか?」
「いえ、この方はわざとグリズリーが出そうな道を通ってきたんですよ、明日の打ち上げに使うんだって言って」
はぁ〜と、アプリコットさんが深いため息をつく。
「ん?お前もグリズリーの串焼きは好きだろ?」
「確かに好きですが!明日の大事に備えて何も今日狩らなくても。しかも!貴方が自分で狩りをしなくても他のものにさせれば良いのです!」
「まあここに来るついでだったし」
「まあまあ、そのくらいにして。皆様揃ってますので席に着いて、食事としましょう。グリズリーは今晩綺麗に血抜きもし、明日に美味しく食べれる様にこちらで準備させていただきますので」
「うむ!よろしく頼むぞ」
見た目と違って、とてもアクティブな大公様の様だ。
シャルル達もびっくりした様に大公を見ていた
町長に案内されて、みんな着席した。




