~~オンシジューム街へ 1 ~~
朝は元気にラジオ体操!
1、2、1、2
朝起きて、とりあえずラジオ体操と思いつく限りのヨガもどき(足を横に90℃曲げてだし、ては真上に合掌、女神のポーズ)部屋でした。部屋でしか出来なかった。おばあちゃんとなぜかスカイに止められた。
さすがに地元じゃないんだし、今後の事もあるし(今後の事ってなんだ?)と言われた。
でも、部屋の中での体操にはおばあちゃんも参加した。
この後は、また1日馬車だ、日頃のケアが大事なのです!
~~町の入口まで町長と町長夫人、町の人が見送くりに来てくれた~~
「オンシジュームへの道中お気をつけ下さい。ここら辺りは強力な守護のおかげで魔物も森から出てくる事はなくなりました。ただここより先は離れれば離れる程に旅路が危険とも聞いております。油断しませんよう」
「またお帰りの際にもお立ち寄り下さる事を心よりお待ち申し上げます」
「道中のお昼ご飯や、お菓子、紅茶、ありがとうございます。」
「「「ありがとうございます」」」
「たいしたご用意は出来ませんが、少しでもお役にたてたら幸いです」
夫人はにっこりと微笑んだ。
あたし達は馬車に乗りこみシュランを後に出発した。
「明日はかなり厳しい作業になりそうだから、今日はなるべく早く街に着いて、休める様に今までよりも休憩とかお昼時間は短めにしようとおもうけど良いかな?」
エリック殿下が言った
「それで良いと思う。部屋でゆっくり休んで身体を回復させてから明日に備えたい」
「うむ!」
「そうですね、それがいいと思います」
「ああ、俺もそれで良いと思う」
「はい!」
~~2時間ほど馬車を走らせてると~~
「なんだか、ほんとーに街道に人があんまり居ないというか、見かけなくなったね〜。さっきまではちらほら居たのにね〜」
「そうだね、冒険者とか限られてくるね。魔物と戦う術がないと」
「少し休憩しようか?」
「「はい」」
エリック殿下が、前に居るブルーノ達に合図する。
少し脇道に入り馬を休憩させながら、あたし達もお茶にする。
おばあちゃんがマジックバックをゴソゴソしてる、またお酒じゃないよね?私はジト目になりながら思わず見てしまった。
「これ食べるね〜?」
「あっ、おばあちゃんの蒸しケーキ!私、それ好き〜」
「シュガーステッキのエキスが程よく入ってて、絶妙なもちもち具合なんだよね〜」
「あんじーは赤ちゃんの頃から好きだったよね〜」
「さすがに、赤ちゃんで蒸しケーキは食べれないでしょ〜(汗)」
「あんじーは、ミルクよりもこっちを食べてたさぁ〜」
「え〜ほんと〜???」
「エテさん、ください(笑)」
「はい、どーぞー。適当に切ったから形はまちまちだけど、味は変わらないよ〜」
「はい、ありがとうございます」
「甘すぎなくて、美味しいですね。もちもちしてます」
「うん。美味しい!この真ん中がぱっくり割れてるのがお花の蕾の様で割れてるところから食べても、真ん中からぱっくり割って食べても良いんだよね〜!おばあちゃん、ありがとう〜」
「はいよぉ」
「では、そろそろ出発しますか?」
「「「はい。」」」
(馬車から景色を眺めてると、天気も良くてなんだかだんだん眠くなる、、、)
«ん?»
「どうしたの?」
«まだ遠いけど、魔物の気配を感じる»
スカイが私の肩から頭に移動しながら言う
「マーベル、気配を確認して貰えるか?」
エリック殿下が、マーベルちゃんに言った
「はい!」
マーベルちゃんは、目を閉じて集中している様だった
エリック殿下は、前のシャルルに合図してスピードを下げさせてる様だ
「感知出来ました、まだ遠いですが進行方向からこちらにむかってます。大型ではないようですが10匹近くはいます」
「そうか、馬車を停めて迎え撃った方が良いね」
エリック殿下が合図をして、馬車を停めた。
「私は偵察してきます」
ルイはそう言って、馬車から出ていった。
「マーベルはそのまま感知し続けてて、エテさんは馬車に防御膜を、ユーリシアは馬車に残ってマーベルが他に何か察知したら教えて」
「はい!」
「うむ!」
「あんじーは馬車から出ないでね」
「はい」(私も攻撃魔法を習ってるから戦えるけど、今はエリック殿下に従った方が良いんだろうな、、、)
馬車の窓から外を見る。あっ、ルイが戻ってきた
「ゴブリンです」
「ゴブリンか、それなら大丈夫だね」
「ですが、ゴブリンは近くの洞窟に縄張りを作ってる可能性もあるので、なるべく早く片付けて、この場は去った方が良い気がします」
「うん、そうしよう。あまり時間をかけれないからね」
「では、4人でスピードアップで走ってゴブリン迎撃して、戻ってきて、急いで出発しますか?」
「そうだね、馬車にはエテさんもユーリシアちゃんも居るし。」
「「行こう!」」
~~あっ、4人が走ってった
「退治しに行ったのかな?」
「そうじゃの、まだまだ旅は続くしの」
『ボン!』なんか、爆音の様な音がしたと思ったら、その後も何回か音がして、暫くすると4人が戻ってきた。
今度はシャルルとブルーノが中に入る。
1番運転に慣れてるルイが御者席だ。
「少し急いでこの場を離れるね、ルイの見立てではゴブリンの縄張りがあったりして、こっちに気づかれても厄介だからって」シャルルがそう言った。
「スカイは、また魔物に気づいたら教えてくれる?」
«良いよー»
「今はマーベルは探索しなくて良いよ、さっきみたいにスカイが気づいたら確認して欲しい」
「この調子だったら街に着くまで持久戦になるかもしれないから、体力はみんな温存する方向で」
ブルーノが言う
「解った〜」
馬車は急いでいるから、ガタゴト、、、お尻が痛い、、、けっこう揺れる。クッションあって良かった〜(汗)
「さっきの爆音は誰の魔法???雷の魔法???」
「あれは、兄さんが今試しているものを実際に使ってみたいって言ってね(笑)」
「走ってる時から、ずーっと詠唱してて、兄さんの焔の魔法に風も混ぜてたよね?」
「あぁ、学院で魔法の同時詠唱でどんな魔法が出来るのか、どんな効果のものが創れるのか?研究したいと言ってたからね(笑)独自で既にいろいろ研究してるんじゃないかなぁ〜」
「でも、あの魔法は良いね。小さい黒い黒鉛が幾つも現れ、ゴブリンに向けて放たれたと思ったら、すっごい威力だったね」
「あの小ささであの威力、凄いですよ。あれだと場所も選ばないですし、しかも敵も油断します」
「へぇーエリックにぃいつの間に(笑)公務で忙しいはずなのに。研究というか、突き詰めるの好きだものね。多分公務しながら頭は魔法の研究でいろいろだよね。前に魔法にはいろんな可能性がまだまだある!って言ってたから(笑)」




