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夢見る夢子ちゃん!!!現実になる???  作者: みや
第1章 はじまりのはじまり
31/139

~~最後の修業の旅~~

~~さて、あれから多少のトラブルはあっても無事に修業の旅は成果をあげ、順調に張替えが済んで行く事で、徐々に街から街に噂が流れ、王宮にも連日感謝の声が国民から届きだしたらしい。

それと共に陳情の手紙も届いているとの事だった。またルイとユーリシアの特別講習も組み入れた為、当初2ヶ月の予定が3月のギリギリまで予定を組むことになった。

今回は今回の修業の旅の最後の旅になる事から、慎重に話合われて決められたとの事だった。

というのも学校が始まったら、張替えの旅はしばらくの間お休みで学業優先になり、1年のうちに3回ある大きな休みの時を利用して予定が組まれる事になるからだ。


その為、今回は片道2日かかり、2日目の夕方頃目的地に着き。その日は身体を休めて、翌朝から張替えをして、翌日から帰途に着くスケジュール。

新学期の事も考えると始業式の3日前には各自家で過ごせる様にとの事で、4日前に王都にて報告会と予定すると、3月20日頃の出発で今回の修業は終わりの予定だ。

それでも、当初国が考えていたよりも多くの成果が残せている様だ。


そして、今回の街は今までよりも少し状況は深刻らしい。


街の名前はオンシジューム街。観光産業で街がとても賑わっていたらしい。いたらしいというのも、王都から西に馬車で約2日と近いとも遠いともいえないこの街の観光というのが毎月馬で行われる競技の様だ。

雪で積もり過ぎる事も焼けるような暑さもないことも1つの要因だったようだが、元々この街の住民は騎馬民族だったらしくとても馬の扱いに優れていた。始まりは馬の扱いを誰が1番上手いか!から始まったらしく、気がつけばこの街の観光名物になるほど有名になった様だ。


腕自慢の騎手と馬と一体になって、街の外周を誰が1番速く翔れるか?で、誰が1番速くその地点に到着するか、を予想する。

景品はその時々で様々らしい。また賭け金が街と優勝者、上位5着まで配分され、当てた人にも配分があるので、いつの間にか近隣からも参加する人が増え、中には少し離れた街からも泊まりながら来るほど人気の観光地になっていた。

場所は街の外周を馬が10頭位走れる位の幅を柵でぐるっと囲っていたそうだ。そこがぎりぎり街の守護の影響で魔物が近寄れなかい範囲だった様だ。


領主はその収入源で馬を牧場で育て、この街の一大産業とし世話に住民を雇い、騎手は毎年住民投票で決め輩出する方法らしい。


ところが近ごろは、守護を重ねがけしていても、だんだん弱くなってきていたのか、魔物を見かける様になり馬自体が怯える様になってきたらしい。それでもなんとか開催していたのが、とうとう開催中に魔物が出て柵が壊される事態になったとの事だった。

柵の近くには見物人も居てパニックになった。

幸いにも馬にも人にも重傷者は出なかったが、去年は開催出来なかった事から街の収入は大幅に減ったとの報告だった。


このままでは街が衰退する一方の為、領主とその街の管理をする大公から優先して欲しいと陳情が届いたというのがあらましだ。



~~今回は王都からの出発~~

早朝、明け方近く人の目が多くない頃に出発する。徐々に噂は広まってるとはいえ、あまり目立ってはよろしくないので、やはりお忍びの雰囲気だ。


最初の御者はブルーノとシャルル、フードを深く被ってる。馬車を静かに走らせる。


「今回の街は少し遠いのよね、途中のシュラン町に着くのは夕方くらいかな?」

「そうだな、暗くなる前に着きたいな」


「シュランの地元酒も芋で出来てて美味かったわい」

「おばあちゃん、街の事はお酒でしか覚えてないんじゃないの?」

「何を言っとるか!あの大きな魔猿のヒヒの肉をじっくりと焼いたタン塩はすっごく美味かった!地元酒(芋焼酎の様な感じみたいだ、少しだけ味見したけど)との組合せはこれ以上ないくらいだったわい」

「エテさん笑 でも、確かにあのヒヒのタン焼きは美味しかったですねー、余分な油は綺麗に落ちてて、なのに噛んだらジュわと肉の味わいが口にひろがって」

「「「うん、美味しかった」」」(牛タンみたいだった、噛めば噛むほど味が出てくる)


「その途中のスキネリ町は素通りなんだよね?」

「うん、予定外の所に寄ると、いろいろと言ってくるところも出てくるからね。だから、ギリギリの所で寄るようにしてるよ」

「そうだよね、いろいろ大変だものね」(守護張替えあとの慰労会で領主に子供達がいたら、お近ずきになりたくてすっごいみんな積極的だったもんね〜汗)


「そーいえば、ルイとユーリシアも勉強は順調だったんだよね?」

「はい、4月から学院に研修生として通える事になりました。冒険の依頼も受けなくて良いほどの報酬も頂けていて」

「私も、追加で試験受けさせて貰えて合格したので4月から皆さんと一緒に通えます」


「少しの休みで大変だったでしょ〜」

「わずかな時間に2人とも頑張ったよね。講師の先生方も褒めてらしたよ。」

「先生がとても解りやすくて、苦手な所を重点的に解りやすく教えて貰えたのが良かったです。」

「ユーリシアは、どこが苦手だったの?」

「苦手というか、マナーの基礎がないのでなかなか難しかったです。平民から話しかけてはいけない、くらいなら解るんですが、あの作法のお辞儀する方法とか、ついどっちの足がどうだっけ???ってなります(汗)」

「あ〜あ、あれね。私もあんまり解ってない(汗)」

「あんじーはされる方だしね(笑)」

「エリックにぃもでしょ〜」


~馬車の中でわいわいとお喋りしながら身体を休めつつ、今回の最後の修行の旅が出発した~~


「行きながら、またあの大きな大木の根元で休憩したいなぁ〜。行き道はあってるよね?通り道だよね?」


「そうだね、今回はあそこは通るよ。あんじーはあの大木がお気に入りだよね(笑)」


「うん、なんだろう?木に手を回して深呼吸してると、なんだか魔力の巡りが良くなる気がする、洗われてる気がするの」

«あの大木は陽の気の塊だから、休憩するにはちょうど良いね»

「うむ。疲れが回復する気がするわい」


「「「たしかに〜」」」

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