~ルイの秘密 ~
いきなりのルイ編です
~魔法だけじゃない???~
「「魔法だけじゃない?」」
マーベルちゃんとユーリシアちゃんも驚く。
「ああ、2人にも話してなかったんだけどな。俺、冒険者になって依頼受け始めてから頑張ったけど、身体もまだ小さいって言うのもあるけど、魔法も特段に魔力量が多いってわけじゃないから、受けれる依頼も難易度がそんなに高くはなくて、なかなかレベルも上げれなかったんだ」
「だけど、俺の事情聞いて、故郷の家族を思い出すとか言って、何度か一緒にパーティ組んでくれた人が居たんだけど、その人が自分の特性をもっと活かせる様になったら良いなって言ってくれて」
「まだ、成人前だからどうしても腕力とかも大人には負けるだろ?だから、それなら斥候的な速さにもっと特筆した何かになりたかったんだ。」
「それで、どうやったらもっと速くなれるか悩んでたら、とある人から東の国の事を聞いて」
「「「東の国???」」」
「あぁ。東の国には魔法以外に気?人の持ってる身体の気の流れを強化する事でその身体能力を飛躍的に上げることが出来る技術があると聞いて。」
(気功とかつぼとかそうゆう事かな?こっちの世界でもそうゆう思想、技術があるのかな、東の国かぁ〜興味あるなぁ〜)
「でも、東の国なんて子供が行けるわけないだろ?その人から東の国から流れて来たっていうある人を紹介して貰えたんだ」
くすっと、そこでルイが笑った。
「ただ、紹介はしてもその人が気に入らなければ何もしてくれないけど、気にいられたら俺の能力が飛躍的に上がるかもしれないって言われて。紹介して貰えたんだ。」
「普段は中級ヒーラーとして治療をしている人なんだけど。すっごい無口な方で、小柄なんだけど妙な迫力あって、紹介して貰った時に「んっ」だけで、あっ、俺気に入って貰えなかったのかなぁと諦めかけたんだよ」
急にルイが「クック」と何かを思い出したかの様に笑った。
「どうしたの?お兄ちゃん」
マーベル
「ちょっとその時の事を思いだして」
「その人からどうして今それ以上に能力を上げたいんだ?まだ子供だろ?って言われて、聞いてもらえるんなら!と思って、全部話をしたんだ。ちょうどユーリシア達の様子を見に家に帰る半年ほど前だったかな。
でも、話しててだんだん不安になってきて、ぜんぜん反応がなくて、大丈夫かな?話聞いてくれてるのかな?って顔を上げたら」
「先生、マミヤ先生って言うんだけど、めっちゃ泣いてるんだ。それこそダーって滝の様に、、、顔をぐしゃぐしゃにして、、、俺、大人があんな風に泣くの初めて見て、びっくりしたなぁ笑」
「事情を全部聞いたマミヤ先生が、先生が普段するのはつぼを押して気の流れを良くしてその人本来の力を出させる事だって、だけどそれも長もちしなくて、せいぜい効果が1ヶ月保つかどうかだって。でもお前がなりたいのはそうではないだろ?って、言って。方法が無いわけじゃないって」
「方法があるなら、是非お願いします!」
って、スグに言ったら
「 「ばかもーん!!!」って、めっちゃ怒って、内容聞く前から決めてどうする。お前に何かあったら妹さん達はどうなるんだ?お前は2人を守りたいから強くなりたいのだろ?
って言ってくれて。」
「俺、嬉しかったなぁ。親の代わりに2人を護らなきゃってずーっとそう思ってきてたから、、、自分の事であんなに怒ってくれて」
「で、その方法というのが、身体には気が循環していて、その流れを滞りなくずっと流すことが大事。そしてその流れにそって何ヶ所かツボがあるのだと。そのツボとツボを刺激し合う事で何倍もの効果が得られるだ。
で、東のずーっと東の国ではその研究がされてるって。
今の定番は効果を高めたいツボとツボを魔力で身体に結び付ける事だけど、これがとても痛くてせいぜい大人になってから1、2箇所するくらいだけど、一般的にはそこまでする人はいないらしい。」
「結び付けるってどうするの?」
「その術師の方の魔力で身体に彫るって感じかな?」
「「「魔力で彫る???」」」
「うん。だから、信頼できる人へ頼まないとダメだって言ってた」
「お兄ちゃんも彫ってるの???」
マーベルちゃんが心配そうに目をぎゅとよせてたずねた。
「あぁ」
「「「え〜!!!」」」
「だって、大人になってからするのが一般的って」
「でも、大人になるのなんて待てなかったんだ、、、早く特別な力が手に入れたかった。。。お金を稼ぎたかったんだ、、、あの時はそんな事しか考えれなかった」
「お兄ちゃん、、、」
マーベルちゃんとユーリシアが両側からルイの服を掴む
「だけど、俺はとても運が良かったんだ。紹介して貰えたのがその人で。
マミヤ先生は、真剣に俺の事を考えてくれて。俺が欲しいのが力とか魔力とかの増大なら受けなかったが速さなら、逆に今から少しずつ身体に施す事で馴染んでくるだろうって。それに料金もすっごいするから少しずつしか出来なかったんだけどね(笑)それでも先生は何にも言わなかったけどずいぶんと安くしてくれたと思う。」
「でも、いざ始まるとすっごい痛くて、俺、何度か気絶した、、、逆に気絶してちょうど良かったくらいだったよ(笑)」
「でも、途中、挫けそうになってさ、、、施術した後って身体に馴染むまで痛いんだよね。。。
無性にユーリシアとマーベルの顔が見たくなって笑
で、とうとう会うの我慢出来なくなって、2人に会いに行ったのがあの時だったんだ」
「あの時はいろんなものが爆発した様な気がしたなぁ。俺はこんなことになる為に頑張ってきたんじゃないって、なんていうか情けなくて、、、かなしくて」
「「お兄ちゃん、、、」」
「でも、手遅れではなかった。そうだろ?ユーリシア、マーベル」 エリックが言った。
「「うん!もちろんだよ、今 3人で居れて幸せ!」」
3人はとても嬉しそうに笑った。
「それで、施術は全部終わってるの?」
「いや、先生が成長に合わせて修正したり追加したり、もう少しだって、言ってたな」
「どんな感じなの?」
「俺も背中だからちゃんとは見た事ないけど、先生が言うには最初 速く移動する→速く飛ぶみたいなイメージになって、鷲が頭に浮かび彫り始めたんだって、だけどだんだん成長に合わせて修正してきたら変わってきたって言ってた」
「「「何に???」」
「綺麗な鳥の様な雰囲気のが頭に浮かぶからそれに合わせて修正しながら彫ってるって言ってたなぁ」
「そうなんだ、どんな風に完成するのか、楽しみだね。でも、完成ではないって事はルイはまだまだ速くなれるって事だね!」
「うん。頑張る」
ルイは真面目な顔で少し照れた様に笑った。
「そしたら、それってすっごい事だよね。人よりもすっごい速くて、ルイだけの特性って事だよね。特性って大事な事だよね。私のお父さんもその特性でSランクになってる様なもんだよね?おばあちゃん」
「うむ。自分だけの何か、それは確かにSに必要な事じゃ、わしもたぶんAが限界じゃろて」
「それでも、Aは凄いよ!」
「俺も今回の依頼の成果が認められたら、もしかしたらAになれるかもしれない、、、」
「「お兄ちゃんなら、成れるよ!」」
ユーリシアとマーベルちゃんが力強くうなずく。




