~エビネ町 3~
~~エテさんと、奥様方~~~
エテさんは、大きな大きな鍋蓋の様な魔法で出した盾を構えながら、(このぐらいの大きさと強度が2時間位保つ事が出来る限界かなぁ。帰ったらまた討伐にでも出ながら修行しよう)等と考えていた。
ん?何か視線が、、、
ふと、エテが周囲を見回すと、後ろに集まってる女衆の視線を感じた、あっ、そうか
エテは、にっこりと安心させる様に微笑んで
「この盾は、Bランクの魔物だと絶対に破る事は出来ませんので安心して下さい」(やっぱりこんなおばあちゃん冒険者だと不安じゃろうな)
「いえ、そんな事は心配してません。王都から来て頂いてる方々の力を疑ってなどおりません」
「ん?そうかの、、、それなら良かった」
「ただ!」
「ただ???」
「エテさんは、いったいお幾つでいらっしゃるのですか?他の方々からおばあちゃん等と呼ばれておりましたが?」
「え?あっ、まぁあんじーはわしの孫だでな?」
「まぁー!本当のお祖母様でいらっしゃる!」
なんだ、どうしたのだ?周りからざわめきが
「うむ。本当の孫じゃが?わしも57歳になった。60に近いの(笑)」
「「「57歳!!!」」」
「「「ギャー!!!素敵〜!!!信じられない!!!」」」
なんか、すっごい悲鳴の様な雄叫びが上がった
「ど、どうしたのじゃ?(ドキドキ)」
「エテ様、とても57歳には見えません!お肌が白くてしっとりしてる様に思われます!」
「何か特別な事をしてらっしゃるのでしょう?」
(なるほど、感じてた視線はこれだったのか。驚いたわい、不安もあるだろうに、何とも肝が据わっとる。)
「そうさのぉ。特別な事は特にしておらんが。。。最近ハマっとるのが」
「「「ハマってるのが???」」」
「卵を料理に使うじゃろ?使った卵の殻の内側にすこーしばっかり卵白が残ってるじゃろ?」
「それを掬って、顔に塗ったりしてるのぉ〜」
「卵白を???」
「殻に残ってる分ならいつも捨ててるから私にも出来るわ!!!」
「「「ウンウン!」」」
「で、塗ってしばらくすると塗ったところが突っ張ってくるのじゃ、そう感じたら水で顔を洗い流すのじゃ。もちろん塗る前にも顔は洗ってから塗るのじゃぞ?」
「そうなんですね、なるほど。突っ張ってきたら洗い流す」
「あと、気をつけないといけないのが。塗る時には旦那が居ない時が良いぞ?少し顔がてかてかして見えて、旦那がびっくりするやもしれん。それにそうゆうのは男衆には見せない方が良いのじゃ(笑)」
「解りました!そうですね、あまり旦那には見せたくないかもですね!」
周りからキャッキャウフフと声がもれる。
(いやはや、みんな肝っ玉が座っとるというか、のんきというか、良い雰囲気じゃ)
~~アンジー&スカイ、ルイ&マーベル~~
~アンジー&スカイ~
(もぅ少しでキレイに外れる。思ってたよりも体力使う。帰ったらもう少しマラソンの時間増やすかなぁ。いやだなぁ、やっぱり頑張ってもマラソン苦手なんだよね〜汗)
「出来た!」«キレイに外れてる!あんじーすぐにかけ直さないと!»
「うん!」
私は大きく深呼吸を3回して、再度錫杖に魔力を貯め始めた
そして、錫杖を今度は右に回しながら呪文を唱える。
[全ての尊き守護神様、その偉大なるお力を脆弱な我らにお与え下さい。この地を護る守護をお与え下さい]
錫杖から魔力が空高く登っていく
~~ルイ&マーベル~~
「外れた!」
「あぁ、どうだ?マーベル動きは解るか?もう少し頑張れるか?」
「大丈夫だよ!お兄ちゃん!」
マーベルは、意識を近くから遠く、町から円状に広げていく。
「あっ!真北から少し西側の森から兎位の小さいのの集団がすごい速さで此処を目指してる」
「解った、西側だな」ルイは風をその足に纏い始めた
「待って!お兄ちゃん、もう1ヶ所ある!」
「何?」
「東よりの森の奥から熊のような大きいのの集団もあるよ、これはスピード的にはさっきの兎よりは遅いけどそれでも45分以内には来るよ!」
「解った、西側確認した後、東を見てきて、エリック殿下に指示を仰ぐ。」
「マーベルは引き続きリサーチしててくれ」
「うん!もちろんだよ!」
ルイは素早く風を纏い、疾風となった。
森の木から木に飛び移りながら、音に耳を澄ませる。
何処だ、何がくる?
しばらく奥に移動していくと、ドドドと音が聞こえてきた
確認出来るギリギリの範囲まで近づく、<あっ、アルミラージか!多いな100匹位はいるな よし、次は>
ルイは急いで風を纏い、東へ移動する。
今度は姿は見えなくてもかなり遠くからでも聴こえる。これはかなり大型だな
更に北東に進むと、これは!
<大猪ホグジラか、デカイな熊よりも大きい、50はいるな 急いで知らせないと>
ルイは疾風となり、エリックの所まで急ぐ
~~エリック&シャルル~~
「何?そうか、2ヶ所からか。確かアルミラージはその角と肉と魔石だけだな?有用なのは?毛皮は使えなかったな?」
「そうですね、色も少し派手な紫色ですし、あまり好まれてませんね」
「よし、ルイ。ブルーノとユーリシアを此処に来るように伝えてくれ。私がそこに向かう。私の炎の魔法ならアルミラージは一網打尽出来るだろう。終わったら此処に戻る。ルイはその後いったんマーベルの所に戻り他に来ないか確認し、来ないようなら此処を手伝ってくれ」
「承知致しました!」
「では、シャルル 後はみんなと頼むぞ!片付けたらスグに戻る!」
「はい!任せてください!」
エリックも脚に風を纏い、急ぎ移動する。
~~ブルーノ&ユーリシア~~
「解った、スグにシャルルの所に向かう!ユーリシアは風の魔法も使えるのか?」
「いや、ユーリシアは俺が運ぶ」
ルイはそう言うとユーリシアを荷物の様に肩に担いだ
「では、先に向かいます」
あっという間に疾風となり去っていた
ブルーノは一瞬、ポカーンとなったが、我にかえった。
<はっ、私もスグに向かわなきゃ>
<そうか、普段もあの様に仕事してるのか、、、>
卵の殻の卵白パック。母が昔してましたw見た時にはびっくりしました(笑)




