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夢見る夢子ちゃん!!!現実になる???  作者: みや
第1章 はじまりのはじまり
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~~プロローグ~~1

少しずつ置かれてる状況を整理しましょ~

「おかあさん」と、声に出したはずなのに、あたしの喉はカラッカラにかわいてて、声にならなかった。


おかあさん、イヴェール・プロットは、解ってるというように、頷き

「あなた、3日も意識が戻らなかったのよ、声が出なくても仕方ないわ。

待ってて、お水をすぐに持ってくるから」


そう言って、部屋から出ていき、足音もなく、戻ってきた。そして何かを(おそらくトレーかな)ベット脇のサイドテーブルに置いた

「この水を少しでも良いから飲みなさい、回復薬を少しだけ混ぜてあるから」


そう言って、おかあさんはベットの脇のサイドテーブルの上に置いたトレーからコップを取った。


回復薬は大人の正規量の、子供は3分の1だ。

幼児だと、更に水に混ぜて飲ませる。あたしは、何故かそれを知っている。


おかあさんが、あたしの頭の後ろに手を入れてそっと少しだけ起こしてくれた、そして、あたしの口に近ずけて飲ませてくれようとした。

あたしは、頑張って口を開こうとするもほんとに小さくしか開けれずに、回復薬入れのお水をほんの少しだけ飲めた。


(これ、上級回復薬なのかな、甘くて美味しい、、、回復薬はとても高価で、回復薬、中級回復薬、上級回復薬、で特級回復薬とある。級が上がる毎に桁が1つ増える感じだ。1番下の回復薬でだいたい日本円で1500円。通常の風邪に効くが、この世界の1日の日当位する)


おかあさんが、もぅ少し飲みなさいという風にあたしの口からコップを離してくれない。

あたしは、頑張って残ってる力を振り絞ってなんとか、残りを飲んだ、、、ほんとうに身体がだるくて重い


でも、飲んだ後から、少しずつ身体のだるさが取れてくる気がした。


おかあさんは、あたしが全部飲んだ事で、すごくホッとした顔をして(あまり 表情が解りにくいけど)ゆっくりとあたしの頭を支えてる手を下げていき、ベットに横たえた。


「もぅ少し寝なさい。次に目が覚めた時にはスープを用意しておくわ」


そう言って、あたしの黒い前髪を優しく梳かして、瞼を閉じらせる様に目に手をそっと置いた。

あたしは、そのまま身体が眠る事を欲してる様に、眠りにつこうとした時に、、、


遠くで、バターン!バタバタバタ!ガチャー!!!という物凄い勢いで、ドアが開いた。


そして、長身の男性が入ってきて

「アンジー目が覚めたのか!!!」


そー言って、あたしをギューッと抱きしめた。

グゥえ!くるしいたすけて〜と、再度意識を手放そうとした時に


パシーンと、良い音がして、男の人の頭がおかあさんによって叩かれた、、、

「あなた!そんなに強く抱きしたら、苦しいでしょ!」


おかあさんが、一見冷たそうに近寄り難い神秘的な顔を、魔王もかくや!という位に目を釣り上げて、おとうさんを睨んだ。


黒くてサラッとした髪を短くし、エメラルドグリーンの深い緑色の目を、まるで小さな子犬の様に身体をすくませてる人が、あたしのおとうさんだ。


おとうさん、オトンヌ・プロットは、あたしの身体を宝物を扱う様にそっとベットに横たえて、そっとアタマを撫でている。


「ごめんよぉ、目を覚ましたと1階で聞いて、つい」


おかあさんは、ふっと、眦を緩めて


「今、少しだけ回復薬が飲めたから、もぅ少し眠らせましょう」そう言って、まだ、未練たっぷりにあたしの頭を撫でてるおとうさんの背中を押して、部屋から出てそっとドアを閉めた。


眠ろうとしたあたしは、おとうさんのギュ!に、眠気が覚めたのか、または回復薬が効いてきたのか、目を閉じながらも、完全に眠る事が出来ずに、今の置かれてる状況を考えてみることにした、、、


~~~~~


そう、どうやらあたしは、27歳のOL、ではなく、魔物に襲われた時に前世?の記憶が揺り動かされた、4歳のおかあさんゆずりのグレーの瞳におとうさんゆずりの黒いさらさらの髪をした、おそらく誰がみてもすっごく神秘的な顔立ちをした、女の子 アンジー・プロットに生まれ変わったらみたいだ


少しこの世界について考えてみよう。といっても4歳児だからね、4歳児の知識ではこの世界については解らなくて、あたしの産まれた街ファレノプシスは、この国オーキッド国の4つある大きな街の1つらしいという事と、あとこの世界には、元の世界にはなかった魔法なるものがある!という事だけはわかる!エッヘン!!!


すごい!よく空想してた様な、ファンタジーな世界に生まれ変わったのか!!!


そうかぁ、たしか前世では、会社の検診でひっかかって、二次検査の催促が来てたのに、大丈夫、大丈夫、こんなのなんでもないと、面倒くささと、もし、何かあったらどうしようと少しの臆病さで、病院に行かずにいたけど、、、たぶん、その後 何かあったんだろーなぁ〜

家族にも心配かけたんだろうなぁ、、、友達にも散々病院に行くように言われてたのに。


というのもその辺の記憶はあまり頭に浮かんでこないと言うか、思い出そうとしても さっぱり(笑)出てこないので、さっさと考えるのを放棄した、、、ら、どうやら現実でも放棄して、そのまま眠りについてしまった様だった

次までプロローグかなぁ〜

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