~いよいよご対面~
梅雨終わり、暑い夏が来ました、
謁見の間の扉の前~
衛兵が立っていて、あたし達を確認するとゆっくりと扉を開ける。
えっと、復習、、、王様達入ってきたら、あたしはプラチナだから簡易的な略式挨拶で良い。だったよね、やだなぁ緊張してきた。お腹痛くなっきたよ、、、前世でももちろん王族に会う事なんてなかったし!TVか雑誌かだもんねぇ、、、。
扉の向こうには、重厚な雰囲気のカーペットが敷かれていて、中央奥の上段から左右に人が並んで居る、恐らくこの国の貴族なのだろう。
あたし達家族を先導する様に、大公が進んでいく、あたし達はそのあとからついて行く。
打ち合わせ通りに、中央の上段手前で止まり、大公と家族は挨拶の形を取り、あたしはお母さんに支えられる様に立ってる。
で、よくわかんないけど進行して、王族、王様の子供たちが入ってきて、王妃様と王様の順番だった。
あっ、やっぱりさっきの子は第3王子みたいだ、あっちもこっちに気づいたみたい。驚いてる(大っきな目をさらにおっきくしてるw)
って、いうか王族って、凄いね!ロイヤルカラーって、言うのだろうか?金髪碧眼で美男美女!
子供は男の子3人の様だ。
難しい言葉で何か王様が話されて、大公があたし達家族を紹介して、あたしの時には既にみんな知ってたんだろうけど、興味津々の目が注がれてる。
王様が、漸く顕現された事への感謝等をめっちゃ威厳ある良い声で話されて、私の後見人には王様と法王様が成られる事が発表された。
(たぶん独り占め出来ない様にする為の対策の様だ)
今日の予定としては、この後は王様達と4大公と法王様と集まった貴族とあたし達家族とでガーデンパーティが開かれる。
本当は夜会をとの事だった様だけど、王族とご飯なんて食べた味もわかんないよ、って事でお父さんとお母さんが丁寧に辞退したようなんだけど、何にもしないわけにはいかないので、まぁそれなら緊張しないようにガーデンパーティをという事になってた様だ。
~~ガーデンパーティは王宮のいくつかある庭の中でも今最も花が綺麗に咲いている庭で行われた。
ガーデンパーティと言ってもあたし達と王族のテーブルには専属の給仕さんが居て、合間に皆様が挨拶に来るスタイルになっている
王様の右横は奥様の王妃様、そこから王子達3人座ってて、私は王様の左横、でそこからお母さんとお父さんとおばあちゃんだ、王族と同等の位置というのをみんなに改めてお知らせする意味もあるようだ。
料理はどれも食べた事ないようなもので、めっちゃくちゃ美味しい!
この小さな身体がうらめしい!
おばあちゃんが美味しそうにもぐもぐ食べてる!羨ましい!
このお肉なんてすごく柔らかくてフィレ肉みたいだぁ!
一生懸命食べてると、隣の王様に話しかけられた
「アンジーよ、その頭に乗ってるのが精霊かな?」
もぐもぐゴックン。
「はい!スカイと申します」
なるべく知ってる限りの丁寧に返事する。
「そうか、そうか。そなた達は代々続く薬師とヒーラーの家系なのだそうだな。しかもイヴェール殿は上級ヒーラー、オトンヌ殿はとても稀有なラッキースキルのS級冒険者。その様な血筋だからプラチナ様が顕現なされる土台として適されていたのかな。」
「ギリギリだが間に合いそうで良かった」
王様が何かを考えるように言ったが、アンジーには聞き返すことは出来なかった。
「陛下、アンジー殿は月に一度は王宮に来られて、この国の成立ちや魔法を習われるのでしょう?」
王妃様が仰た。
「そうだ。そして週に1回は教会でガーディアンについて学ぶ。ただ、なにぶんまだ小さいので少しづつだがな」
「それであれば、この子達もガーディアンの勉強も魔法の勉強も一緒に学べせる事はできませんか?」
「うむ。そうか第1王子のエリックは8歳だから今年から魔法は学びだしてたな。ただ、ブルーノはまだ6歳、シャルルは4歳だ。早すぎないか?」
「陛下、私もアンジー殿の邪魔はしませんので御一緒出来ればと思います」
「僕も!」
王子達が口々に答えられた。
「ふむ。それならば魔道士長や法王とも相談してみよう」
「アンジーよ、そなたは構わないか?」
「はい!」
あたしは、元気よく答えてみた。
王妃様も嬉しそうににっこりと微笑まれていた。
こうやって、この国の重要人物たる貴族達や王族達との顔合わせは無事に済んだようだ。
ふいー、とても気疲れしちゃった!
この身体はまだ4歳なのに、前世の記憶もなんとなくある分、こうなんていうかThe日本人!的な常識が頭の中に浮かぶ時がある。。。
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あれから、大公様と首長が来て週一の教会での勉強会と月一での王宮での勉強会は3人の王子達も参加する事正式に伝えられた。
そしてなんとあたし1人では心細いだろうからと、引退して暇なおばあちゃんがあたしの保護者として付いてくる事になった。
きっとおばあちゃんはあたしが心配と言うよりも、昼食付きに惹かれたと思う!
王族に囲まれてあたしが1人だと心配だ、かわいそうだ、とか言ってたけどね!
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それから、第1回の教会での勉強会の日となった。
あたしとおばあちゃん、スカイは街の教会に行き、そこの転移陣を利用して、王都の本教会に向かう。
「アンジー、頑張ってね。王子様方はたぶん勉強等はアンジーよりも進んでらっしゃるだろうけど、無理しないでね。」
「うん!おばあちゃんもスカイも居るから大丈夫だよ。」
「うむ。わしが虐められない様に見張っておるから心配するな」
「おばあちゃん、王子達方にはあまり失礼のないようにね」
「失礼のない王子達方なら何も問題ないじゃろ。もっともこの間のガーデンパーティの時を見てるとあまりいやな感じはせなんだな」
「そうですね、よろしくお願いします」
「それなら、アンジー向かうとするかな?」
「うん!スカイも準備出来たって!」
「スカイの準備って、ただお主の頭に乗っかてるだけではないか?」
「それが準備出来た合図なんだよ!」
「そうかそうか。今日の昼食は何かな?本教会とは王宮と同じく縁のないところじゃて、楽しみじゃわい!」
「やっぱり!おばあちゃんはそれが目当てでしょ?」
「うん?何を言っておる。そんなこと当たり前じゃわい」
「もぉ〜しょうがないなぁ〜」
「ふふふ。お母さんもアンジーもそろそろ行かないと遅れますよ」
「はーい!行ってきまーす」
(おばあちゃんは今日も変わらずアフリカの民族衣装の様な幾何学模様のポンチョを着てる、、、まぁなんとなくおばあちゃんに似合ってるけど)
「あれ?」
教会に着くと、大公様と首長と枢機卿が居らっしゃる。
「おはよう。アンジーちゃん、プロットさん」
「御一緒させて貰っても良いかな?向こうで最初の挨拶はさせて貰おうと思ってね。」
「はい!よろしくお願いします。嬉しいです。」
あたしは、やっぱりおばあちゃんだけでは心配だったのでとってもホッとした。
そして、みんなで教会の奥の転送陣に向かった。
部屋自体はクリーム色の壁紙でとてもシンプル、部屋の真ん中に魔法陣が描かれている。
ここに立つと本教会に繋がる仕組みだ。
少し身体にGがかかり、でもヒュンって感じで移動が終わる。




