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夢見る夢子ちゃん!!!現実になる???  作者: みや
第1章 はじまりのはじまり
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~ガーディアンの真実~

「どうゆう事なんだ?」


オトンヌはそれにはすぐに答えずに

「なぁ、魔法というか魔力ってさ、だいたい20代30代がピークでそこからはだんだん弱くなって来るのが普通だろ?よっぽど鍛錬してても、やっぱり50代にはピーク時の7割になってくるって言われてるよな?」


「あぁ、そうだな。だから冒険者もそこを見据えて50代には冒険者を辞めて、故郷に戻り第2の人生をスタートさせるやつが多いな。俺はまぁ元々料理が好きだったから、結婚して子供が出来たのを機に、貯めた資金でこの店出せて、上手く転職出来た方だな。」

「ハーパーもそうだろ?お店出したのキャシーとの結婚を機に出したよな?」

「あぁ、まあ俺はまだまだ引退するつもりはないけどな、、、俺の場合は苦労してダンジョンで取ってきたお宝を買い叩かれるのが嫌だったからな笑笑」


「ガーディアンは違うんだ。俺も知らなかったし、多分公にはしてない事だったんだろうけど、、、ガーディアンは20代、、、人によっては10代、、、でピークを過ぎる方々が多い様なんだ。しかも、力の減り方は個人差があるらしいんだが、俺たちの様に緩やかに減っていく方も居れば、急激に無くなる方も居るようなんだ。」


「「はっ???嘘だろ?10代?、20代???、、、無くなる?」」


「そうなんだ、もちろん30代、40代まで力を保ってる方も居らっしゃる様なんだけどな。

あまりにも異常だろ?だからあまり公にはされてない情報だったようだ。」


「出ていく事を選んだガーディアン、そこで幸せとはどうゆう意味なんだ?」


「ああ。力が無くなったり減ったりされた守護の修正などが出来なくなったガーディアンは、そこで守護の役目から外れるんだけど、その時にガーディアンの棟に残って後世の世話や教育係になるか、故郷に帰られるか選べるらしいだ。もし帰られる事を選ばれた方にはそれまでガーディアンとしての役目をされていた期間に合わせて支払われる退職金を受け取られて塔を後にされるらしい」


「おい、まさかとは思うんだけど、故郷に帰られたくて、、、」

「それはないよ、残念ながら。力が弱くなったりされたと申告を受けたら教会とガーディアンの塔で再度魔力の検査をされるらしい。その検査の結果、判断されるとの事だったよ」


「スカイの言葉を受けて、国もガーディアンの塔を出て故郷に戻られた元ガーディアンの事を調べられたらしいんだ」


「そうだろうな」


「そしたらな、故郷で結婚して家庭を持って子供も居らして、、、それでな、力がピークの時の様にとはいかなくても戻ってらして、住んで居る街の守護の補強等をされていてとても町で感謝されているんだ。」

「「なっ???」」

「「魔力が戻る???そんな事があるのか?」」


「元ガーディアンは、今まで国の為に頑張ってきた私に、神様がご褒美をくれたのでしょう、と仰ってた様なんだけどな」


「俺も実際に会いに行ったんだ」

オトンヌはポツリとそう呟いた。


「!!!会いに行ったのか?」


「あぁ、国や教会からは詳しい情報は教えて貰えなかったんだけど、、、最初にあんじーの魔力を検査してくれたグリーム枢機卿が自分の力が及ばず、親元に残せそうに無いことをずっと気にしててくれてな。」


「その方がな、[ガーディアンの力が無くなって、故郷に帰った元ガーディアンが居る。

だけど、連れ戻されると考えているのか、国や教会にはなかなか口が重く話が聞けないが、その村の話だと補強をしているのは確かにその方で、村に戻して下さりありがとうございます。]と、とても村人から感謝されたそうだ。

ガーディアンの親である貴方には本音を話してくれるのではないだろうか?、、、徒労に終わるかもしれませんが」


「そう言われたら会いに行くだろ?」

「あぁ、そうだな。行くな。それで会いに行ったんだな?」

「ああ」


~~とある村~~

オトンヌはイヴェールとエテに事情を話、会いに行こうと思うと伝えた。


「私も行きたいわ!」

「イヴェール、今国や教会はスカイの言葉で色々調査中で会議が止まってるけど、いつ再開するか解らない。そんな時に俺たちが居なかったら、、、それこそあんじーはどうなるか解らない、話を聞いてスグに帰ってくるから」

「、、、そうよね、解ったわ、ごめんなさいね。」

「いや、イヴェールが謝る事ではないよ。お義母さん、居ない間、よろしくお願いします」

オトンヌはエテに頭を下げた

「何を言っとるか!当たり前の事じゃ、お願いされるまでもないわ!お主もその固有スキルに相応しい幸運を運んで来るんじゃぞ!」


「はい!必ず!」(そうだ、こんな時に発動しないで何のためのスキルだ!あんじーの為にも、イヴェールの為にも、いや、俺自身の為にも絶対に何か掴んで来るぞ!)


オトンヌは意気込み、そして少し離れたその村に向けて馬を走らせた。

途中、魔物や盗賊に襲われようとも、そこはS級冒険者、何の障害にもならずに駆けていく。

恐らく【幸運】スキルの影響もあるのだろう、オトンヌは特にトラブルに見合うことなく、次の日の朝、その村に辿り着いた。


(ここかぁ、、、小さな村だなぁ。だけど、やっぱり守護膜はきちんと張ってあるんだな、ヤギが放牧されてる。魔物の脅威が無いって事だな)

オトンヌは馬から降り、かなり強行軍をさせてしまった愛馬を労わるように撫でながら歩いて村の入口に向かった。


そこには門番が立っていた。

(小さな村で、魔物の脅威もないのに門番が立ってるのは珍しいな)

オトンヌは気を引き締め、門番に近づいた。


「おはよう〜」

「ああ、おはよう。珍しいな旅人が朝からこんな田舎の村に、何処から来なすった?」

「ファレノプシス街から」

「へぇ〜ファレノプシス?ずいぶん遠いな?この村には特産なんてないけどな?何しに?」

(ずいぶんと警戒心が強いな、、、門番の向こう側には村人が少しずつ集まってきたな。ここは下手に誤魔化さずに直球で言った方が良さそうだな。下手に誤魔化したらバレた時が大変そうだ、、、というか、誤魔化し切れる要素がないな笑)


「ケイトさんに、会いに来た」

オトンヌはしっかりと門番の顔を見据えてそう告げた。


「なに〜?やっぱりお前もか!」


「お前もか〜!」


(なんだ?なんでこんなに憤って居るんだ?)


「ずいぶんな対応だな?」

オトンヌはなるべく冷静に落ち着いた態度で接した、ここで拗れるワケにはいかなかった。


「あっ?ケイトさんに何の用だ?」


(ん〜ここも正直に話した方が通じやすそうだと俺の勘が告げてる)

「俺の娘の事で相談があってきた」

「はっ?あんたの、娘?」

「ああ、4歳になる娘がいる。その事でケイトさんに相談があって来た」

「4歳???」


「ジャック、どうしたのじゃ?」

後ろから、白髪の落ち着いた、恐らくこの人が村長らしき人が声をかけてきた。

「村長、この人がファレノプシスからケイトさんを訪ねて来たんだ。4歳の娘さんの事でそうたあると、、、」

「ファレノプシスから?4歳?、、、」

「そうか、お客さん、わしはこの村の村長をしている。ケイトは最近少し伏せがちであまり家から出なくなってしまってな。

わしがとりあえず家まで案内しよう」

「ありがとうございます」

村長はゆっくりと歩き出した。

(やっぱりこの村は魔物の脅威がないからか、小さいし栄えてはいないが、村の中にも小さな広場や噴水、花壇もあってずいぶんと整備されてる。小さいながらに豊かだな)

オトンヌは村長の後ろをついて行きながらも、村の中を見渡していた。

小さな小川に橋が掛かっていて、その先に向かっているようだった。


橋を渡って、村のちょうど裏門近くに小さいながらも庭があり、小綺麗な白い家が裏門を守る様に建っていた。

村長はその家の門を開け、玄関の呼び鈴を鳴らした。

ガチャと、玄関が開き、中から男性が出てきた。

「村長、どうしました?」

男性は村長と後ろのオトンヌを険しい顔で見た。

「ダニエル、朝からすまんな。子供達は?」

「子供達は、ケイトの実家に昨日はお泊まりさせてます。少しケイトが塞ぎがちでしたので」

「そうか、そんな時にすまないね。この方がわざわざファレノプシスから、4歳になる娘さんの事でケイトさんに相談したい事があると仰ってな」

「えっ?娘、4歳ですか?」

奥からカタっと音がした。

ダニエルが振り向くと、ケイトが部屋から出てきていた。

「ケイト、起きてたのか。お客さんなんだけど、どうするかい?」

「えぇ、少し聞こえてたわ。私に相談されたい事があると。お通ししてちょうだい。私も少し準備してくるわ」

「解ったよ。入ってくれ」


「ではな、ダニエル、ケイト。」

「村長、案内ありがとうございました」

「ありがとうございました。」

オトンヌも村長にお礼をいった。

(よしっ!第1関門も第2関門も突破した!俺のスキルのおかげか、、、良かったぁー)

オトンヌは態度には出してなかったが、内心とても安堵していた。

いつも読んで頂いてありがとうございます。

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