プラチナとは
いよいよ往生へ
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涙を流す枢機卿様にどうして良いか解らずに固まってしまった、あたしを含むプロット家。
「グリーム殿、では間違いないのですか?」ファレノプシス大公が声をかけた。
「えぇ。間違いございません。まばゆい光を囲む四大神のお色、この様な事が出来るのは、プラチナガーディアン様のみ」
「アンジー様は、今世のプラチナガーディアンです」
「そうですか。やっと顕現なされたのですね」
「プロットさん、アンジー様はプラチナガーディアンで間違いないです。あたしは1度本教会に戻り報告し、今後の方針を協議したいと思います。
ただ、なにぶんまだお小さいのでその辺も考慮しての協議になるかと思いますので御安心下さい」
「「よろしくお願いします」」
「そうですね、あたしも1度王都に戻り王に報告しましょう」
«待って、解ってるとは思うけど、プラチナガーディアンには、何者も無理強いは出来ないよ»
突然、それまで黙ってたスカイが言った
「わかっております。私共も十分に承知しております」
«そぅ、それなら良いけど»
「私もこの街の警護と結界の強化を手配しよう」
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それからのみんなの行動がすごかった、あっという間に王との謁見の日取りが決まり。
その時に発表されるようだけど、週一の教会での枢機卿による勉強と
月1による王城での上級ガーディアンによる勉強と指導、他にもいろいろあるようだけどとりあえず、アンジーは家にそのまま居る事が決まった様だ。
その決定内容をグリーム枢機卿から聞いて、お父さんもお母さんもとても安堵してた。
「良かったわ。無理やり王城や本教会に囲われたりするわけではないのね」
報告を受けた後に、みんなでアフタヌーンティーを飲んでたらお母さんが心の底から安堵したようにそう言った。
ハーブティーの入ったカップにクラゲの触手?の様なのを浸しながら、まったりしてたスカイが(スカイはハーブティー等が好きなようだ
«アンジーに無理強いは出来ないよ。プラチナガーディアンはそんな雑に扱って良い存在ではないんだ。
この国も設立してから長い。だからその辺はきちんと理解していないといけない»
スカイには何か思うところがあるのか、少し不満げに呟いた。
スカイが言うには、プラチナガーディアンの魔力は四大神の加護を受けていて、とても繊細で強力。
その為、無理強いや強制は魔力の暴走もしくは消失などを招く恐れがあり、消失した場合等、次代のプラチナガーディアンが顕現されるのは100年以上後になるそうだ。
今まで、王家や教会のプラチナを巡る権力争いが招いた国の存亡、壊滅的な状況は何度となくあった。
結果 王家と教会はプラチナガーディアンに関しては不可侵にして、最大限優先して護るべき存在だとしている様だ。
「そうなのね。それにしても1週間後に謁見とは驚いたわ」
「そうだね、その為の支度金と品物を用意されたね」
「えぇ。びっくりしたわね。あたし達もみんな正装って、 あんなに光沢のある絹の薬師のローブを初めて見たわ。」
「ふふふ、お母さんのローブも素敵でしたね」
「うむ。わしの好みを熟知しておるな。」
おばあちゃんのローブはなんと!色こそ落ち着いた絹の光沢のある黒い生地だったけど、赤い糸で幾何学模様的な刺繍が施されていた。
枢機卿様が用意されたのか、おそろべしリサーチ力!
~~あっという間の謁見の日~~
教会の奥に設置されている、一般の方は使う事が出来ない転送陣があり、今回はそれを使って、王城内の転送陣がある部屋まで行くようだ。
王城内は、華美にはなりすぎず、でも飾ってるのは全て最高級品だと解る様な内装だった。
少し、早めに着いたあたし達は控えの間に通された。
うーん(・_・;)どーしよ、トイレに行きたい。
まだ時間あるのかな、行く時間あるかなぁ
「アンジー、トイレか?」
「おばあちゃん!どうして解ったの?」
「顔が青白くなってるし、もそもそしてるからな」
「まだ大丈夫よ、行ってらっしゃい」
「うん!」
あたしは、衛兵さんに場所を確認して、トイレに向かった。
はあ、スッキリしたぁ。安心、安心。
スッキリした、あたしはポテポテと控えの間に来た廊下を戻っていた。
「うわぁーヘビ!!!ヘビがいっぱい!!!」
「えっ?」
声のした方を見ると、廊下に面した中庭にあたしよりも小さい位の男の子が真っ青になってた
あたしは、びっくりして駆け寄ってみると、、、
男の子が真っ青になってみている先には、、、ヘビではなく、にょこにょこと動いているミミズさんだった。
「大丈夫だよ、これはヘビじゃないよ。ミミズさんだよ、向こうに戻ろ?」
そぅ声をかけると、男の子はこっちをみた。うわぁーすごい!宗教画に描がかれている天使みたい、
金髪碧眼で陶磁の様な肌にぷっくらほっぺ。まつ毛ばさばさの男の子。
「ヘビじゃないの?」
「うん」
あたしは、男の子の手を引いて廊下に戻ると遠くで誰かを探してる様な声が聞こえてくる。
「あっ」
男の子は、慌てて声の方にかけて行こうとして、こちらを振り返り。
「ありがとう」恥ずかしそうにそう言って、かけて行った。
あたしも控えの間に戻ると、そろそろ時間だと合図がきて、みんなで謁見の間に向かった。
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「シャルル王子様、探しましたよ。」
「ごめんなさい。ついついちょうちょがいて追いかけちゃたの」
「そうですか、皆様お待ちですから、戻りましょう」
「うん。」
ヘビがいっぱい居ると思って、こわくて泣きそうになった事はないしょだ。それにしてもあの女の子お人形さんみたいにきれいで冷たい感じがしたのに、笑った顔は可愛かったなぁ〜。
でも、本当にびっくりした。中庭にぼうえいのためにでもヘビを飼ってるのかと思ったよ。
「ねぇ、トムソン?ミミズって、なーに?ヘビのなかま?」
「ミミズですか?ヘビの仲間ではないですよ。そぅですね、言われてみたら形は似てますかね?畑や土の大事な番人の様なものですかね?」
「番人?」
「えぇ。一般的にミミズが多く居る畑は土が肥えてて、良い実が生るようですよ」
「そぅなんだね!すごいね」
そっかぁ。ミミズはすごいのかぁー。
ミミズをへびと間違う、甥っ子、、、ほっこりしました。




