5章閑話 レース前小噺
「お前、何で同じレースに出すんだ?」
テオバルトはIRA協会本部で登録をしている頃、登録表を確認しているロルフ・フォン・ザウアー、通称ザウアー老がテオバルトに声をかけてくる。真っ白な髪をした従魔士の大先輩である。引退して以降、最近は額が後退しているのを気にしているようだが、この業界でアドバイザーとして存在している。名伯楽として若手たちに何かと世話を焼いてくれる人だ。
テオバルトは声の主の方へ振り返り、祖父の友人でもあるザウアー老を見て首を捻る。祖父が亡くなって以降はよく声をかけて貰っている。
祖父とは親友でありライバルでもあった為、祖父が生きている間は自分に声をかけにくかったのかもしれない。
とはいえ、主語もなくいきなり声を掛けられると俺も流石に理解できずに首を捻る。
「同じレースとは?」
「ピヨとキーラだよ」
ザウアー老はテオバルトの方を向いて尋ねる。
「うーん、ヒヨコ君は自由だから、好きな時にヒョコッと出てきて出れるレースに出たーいって言ってくるので。何でも、金を稼いで自分の家が欲しいらしく、今回は偶々ですよ、キーラとレースが被るのは」
「キーラもそろそろ連戦はきついだろ」
「そうですね。今回は4週空けてから走らせます。速く走りたいと急かすので」
「そうか。走れるようになると走りたがるが、その内、力の出せるコースやレースを理解してきて、好き嫌いが出てくるだろう。で、何でピヨとキーラを一緒のレースに?勿体ないだろう。両方とも勝てる可能性がある者同士だ」
「以前一緒に走らせたのは、キーラが調子に乗って遊んでいたから、レースの厳しさを教える為にヒヨコ君と一緒に走って貰っただけです。チャレンジクラスでキーラに勝てそうなのがヒヨコ君しかいなかったので」
「我々念話使いは魔物と会話できるから、そこら辺は強みだけど、説得は難しいものだしな」
「ユニコーンは従来賢いですけど、キーラはユニコーンの中でも特別賢かったんですよ。マグナスよりもはっきりと物事を訴えてきますから。とはいえ、ヒヨコ君は人間のように明確な言葉を使いますけどね。人間社会をよく理解しているし」
「それは聞いているよ。お前の裁判内容は公的文書で見ていたからな。まあ、今回、あのピヨが一緒に走るのは良い事かもな。俺にとっては」
「ロルフ殿は従魔士を引退したのでは?」
引退した筈の祖父に並ぶ偉大な従魔士がまるで今も従魔士を続けているかのような口ぶりだったので首を捻って尋ねる。
「ああ、復帰したんだよ」
「初耳ですよ。トレセンでも見なかったし」
「俺の持ってる牧場でな。危なっかしいから他の魔物とは近づけさせなかったんだ。見捨てて処分するには忍びないからな」
ザウアー老は悲しげに遠くを見る。
「見捨てて処分?」
「お前は許せないかもしれないが、殿下の所で生みだされたキメラだ。失敗作は次々と処分していたようで3匹しか生きてなかったが、3匹とも私が引き取って育てている」
「…え?ちょ、初耳ですよ!どういうことですか!」
あまりの事にテオバルトは乗り出してザウアー老に詰め寄る。
かつて権力を振り回し不法行為を働いた第三皇子は多くのキメラを作り出し、魔物レースに出走させていた。そのキメラ達は魔物レースで多くの魔物を殺して勝利していたのだが、第三皇子廃嫡に加えて、所有者不在の魔物は処分される為、キメラはてっきり処分されたと思っていた。
「研究で生み出され、真っ当な従魔として育てられず、多くの悲劇を作ってきた魔物ではあるが、あれは従魔士が悪い。ユニコーンだって人懐っこい魔物だが、野生の狂暴なユニコーンだって存在する。初代アインホルンが手懐ける前は、最強の魔物の一角を占めていたほどだ。魔物は教育でいかようにだってなる。強く速くと願って生み出されたというのに、無能な所有者と無能な従魔士に育てられ、幼い頃から言われた通りに周りの魔物を殺して生きて来ただけなのに、邪魔だからと処分するのはかわいそうじゃないか」
「そ、それは……そうです…けど」
テオバルトもさすがに許容しきれない内容だが、尊敬する祖父と並ぶ大先輩の言葉に二の句が継げないでいた。
言っている事は正論でも自分の可愛い従魔を殺された身としては納得いかない。
当時は混乱していたので祖父の事も陛下や殿下の事も処理しきれていなかったが、今でも殿下がこの業界にいたとしたら納得なんて出来なかっただろう。
「お前は家族同然に育ってマグナスが殺されているし、納得いかないと思うがな。幼い子供に人殺しを教えて育てれば人殺しに育つ。それは人を殺すその子供が悪いのか?違うだろう。親の教育が悪いからだ。俺が責任を取って、真っ当な競争魔物に調教しなおそうと思ったんだ」
「真っ当…って」
「ティエルケーニヒを次のダートカップから復帰する予定だ」
「しょ、正気ですか!?」
余りの事に驚きの声を上げるテオバルトであった。
ダービーで自分の可愛いユニコーン・マグナスホルンを殺した、当時最強の魔物ティエルケーニヒが参戦という事態にさすがのテオバルトも取り乱してしまう。
「ロルフ殿だってザウアー厩舎の魔物を殺されていたじゃないですか!何故、あの魔物に同情なんて!」
「裁判記録を見たと言っただろう?確かに俺だってあのキメラには思う所がある。だが、あのピヨが言っていただろう?お子様なんだと。自分が悪いんだ、キメラ君を責めないでくれと。……あんなピヨピヨのヒヨコが自分より年上の筈のキメラを見て、何の教育もなされていない可哀そうな子供だと感じたんだ。殿下のしでかした騒動の後始末を誰がするのかといえば、きっとこの現役を引退したおいぼれが、やるべきなのだろう。俺はそう思ったんだよ」
「そ、そうですか……」
従魔士として余りにも筋の通った話にテオバルトは文句も言えなかった。
「複雑か?」
「まあ、そうですね。ロルフ殿は悔しくないんですか?」
テオバルトはかつて共にいたマグナスホルンがキメラによって殺された事を思い出して俯いてしまう。
「死んだヘンリックなら、多分、この仕事を自分でやろうとしただろうさ」
ロルフはそう言って手を振って先に帰ってしまう。
テオバルトは後ろ姿を見送るしかできなかった。
祖父ヘンリックはキメラを憐れんでいたのは知っていた。第三皇子の方針やライツィンガー男爵に何度も小言を口にしていた為に、疎まれて、最後には不敬罪として第三皇子に切り殺されてしまった。
再びキメラと走る、しかもアインホルンが育ててきた最後の血統でもあるキーラとだ。戦闘ありでも十分に走れると思ったからこそ出走させたのに、あんな暴走したキメラと一緒に走るなんて考えてもいなかった。
テオバルトは頭を抱えてうずくまる事になる。
ザウアー老がやることが従魔士として誇りを持った行動であり、ヒヨコ君が言っていた事ももっともな事なのだ。ザウアー老が言うように、生きているなら祖父ちゃんが間違いなく手を挙げてキメラを助けようとしただろう。
それでも、人間の持つ論理を超えたあさましい部分が是と言っていないのだから仕方ない。
「たしかに、爺ちゃんならキメラの再調教を買って出ただろうな……。でも、俺は未だに許せない。きっと、それは、俺はまだ爺ちゃんほど大きい男じゃないって事なんだろうな」
だが、それは仕方ない事でもある。ある意味、従魔士であり業界の人間として極めている祖父やザウアー老のような人と思いを共有できるほど達観していないのだから。
***
そんな頃、ステラはヒヨコとトニトルテを連れて不動産屋へとやってきていた。
商店街にある小さな店舗で、中にはでっぷりした人に好かれそうな感じの商人がいた。
ステラの斜め後ろに立つヒヨコ、その上にトニトルテが乗っかっていた。
「家ですか?」
「はい。南地区で、この子達が帝都の外に出やすく、私が商店街でお仕事をしやすく、庭付きの一戸建てです。あ、あと玄関大き目で」
「ピヨッ(ヒヨコ屋敷なのでヒヨコが入れないと意味がない)」
(別に人化の法で小さくなれるから良いじゃなかったの?)
「ピヨピヨ(ヒヨコ屋敷なのにヒヨコが普通に入れないのは悲しい)」
ステラは念話でヒヨコに言うが、ヒヨコはしょんぼりする。
そう言われてしまえば、ステラも購入する家の実質的な主がヒヨコなのに、ヒヨコ自身が術を使わないと入れない家というのは悲しいものだ。
「きゅうきゅう(そこでヒヨコ屋敷を乗っ取るトニトルテちゃん)」
「ピヨッ!?」
トニトルテの言葉にヒヨコはショックを受ける。ステラは二人のやり取りに呆れた様子を見せながらも、愛想笑いで不動産屋さんを見る。
「少々お待ちください」
不動産屋さんは立ち上がると後ろの資料の入った棚から南地区Dと書いてある資料を調べる。
「そうですね。ご予算はどの程度でしょうか?」
「このヒヨコが稼いだお金で買うヒヨコの為の家なので。今度のレースに勝てば金貨が300枚ほど手に入るので…金貨500枚ほどを目途に考えてます」
「なるほど。条件に合う物件がいくつかありますが実際に見て頂いてはどうでしょう?」
そんな不動産屋さんの提案にステラとヒヨコは頷き、実際に見る事となったのだった。
やって来たのは今の泊まっている安宿から少し歩いた所、南地区の商店街の二つ隣の大通りの裏手にある家。
「歓楽街の路地裏ですけどどうでしょう?」
連れ込み宿がちらほらとみられ、昼間でも利用されている様子だった。若い男女が入って行くんを見て、ステラは一気に顔を真っ赤にさせて俯いてしまう。
裏手は貧困層や娼婦などが住んでいるようで、半裸の女性がヒヨコにヒラヒラと手を振っているのが見える。
ヒヨコは嬉しそうだが、さすがに乙女が住むには厳しい場所だった。
「さ、さすがにここはちょっと…」
ステラはあまり乗り気ではなかったので却下となった。
次に辿り着いたのは農村に近い空き家。
トレセンにも近い場所で少し寂しい場所だが、帝都を包み込む大きな城壁の中にあり、壊れて新しく建造中の壁が見える。商店街からは若干離れてしまった感はあるが広い庭があった。
「少々値は張りますが良い場所ですよ」
「きゅうきゅう(父ちゃんの壊した壁が見えるのよね)」
「ピヨピヨ(中々、良い立地だが、あの壁を見るたびに、ダンスの練習中にいきなり炎の柱によって横から貫かれたトラウマが)」
「家は良さそうですけどちょっと商店街から遠いですね」
「そうですか。まあ、戦争の噂もありますし、将来的には地価が下がる可能性があるからあまり良いとは言えないかもしれませんね」
「あー」
戦争が起こりそうになっているというのもあったと思い出す。
結局、ヒヨコがあまり乗り気ではなかったので保留となった。
次に辿り着いた場所は南の商店街から少し歩いた場所にある木々に包まれた閑静な住宅街にあった。
「ピヨヨ~(大きい庭~)」
「きゅきゅきゅ~(暴れ甲斐がある大きさなのよね)」
二頭が喜んで庭にダイブして転がり込む。
「な、何か明らかに予算オーバーな家ですけど」
「隠居した貴族様が住むような家がある場所なので」
「無理無理無理無理!」
とてもではないがヒヨコの賞金で買える家ではないと首をぶんぶんと横に振る。
「いやそれが無理じゃないんですよ」
「え?」
ステラは首を捻り、家を見る。
貴族が住むには小さい気もするが、ご隠居の住まいと思えば大きい理由もなく自室と客間くらいがあればいいのだ。部屋が5つくらいありそうな屋敷と呼べるものだ。フルシュドルフにあった太守代行の詰める屋敷より小さい感じだ。
「ちょっと事故物件でして、住む人がいないんですよ」
「じ、事故物件?」
ステラはジトリと屋敷を見る。言われてみると妙な魔力が残留している気がする。が、ステラは自身の魔力感知能力では見えないと感じる。神眼で見れば一発だが、逆に怖いなぁと感じて神眼で見るのを躊躇う。
「とある男爵家が5年前に建てられたばかりの屋敷なんですよ。好色で残虐な男爵様が買った女たちを侍らせて楽しむための屋敷だったのですが、メイドの一人が男爵様を刺し殺してしまいまして」
「は、はあ……」
「しかも、家の地下からは100人近い人間の死体が発見されましてね。いやぁ、驚いたものです」
「うぇぇぇ」
猟奇殺人事件のあった家という事を聞いてステラは真っ青にする。
「とはいえ物件自体は別に人を殺すわけではないですから」
「そりゃそうですけど」
「良い物件なので、それから今日の間に3つの貴族の一家が住んだんですよ。なのですが、何故か急死が続いておりましてね」
「の、呪われているのでは?っていうか物件自体が人を殺してませんか!?」
呪われているような気がしてきた。ステラは感じる魔力が瘴気のように見えてくる。
「ピヨピヨー(ステちゃーん、この家にしよう)」
「きゅきゅ~(庭が大きくて楽しいのよね!)」
1羽と1頭がトテトテと走って戻ってくる。
「で、でも家がなんかやばい感じじゃない?呪われてないかなぁ」
「ピヨッ!(ステちゃんも迷信とか信じるの?これだから占い師は)」
「きゅうきゅう(ヒ、ヒヨコが大丈夫でアタシがダメなはずがないのよね)」
スケルトンやゴースト、ゾンビなどの魑魅魍魎の魔物がいる世界なのに、お化けや幽霊を迷信扱いにするヒヨコにステラは思い切り引き攣る。
そして同時にステラは疑問に思う。確かお化けや幽霊の類はトニトルテも苦手だったはずだ。
なのに大丈夫を装っていた。足が震えているのは多分気のせいではないだろう。
「ま、まあ、ヒヨコの家だしヒヨコが良いなら、良いんだけど……。お、おいくらになりますか?」
「元の値段は金貨2000枚は固い物件ですが、金貨250枚程度になりますがどうでしょう?」
値段が8分の1にまで値引きするほどの事故物件という事実にステラは確信する。
(よし、ヒヨコに買い与えて、私はいつも通り宿屋に住まおう!)
「じゃあ、次のレースに勝利したらそれでお願いします」
「かしこまりました。買う人はいないとは思いますが、予約しておきますね」
(…ま、まあ、私のお金でもなければ私の住む場所でもないし)
そう甘く考えていたステラであった。
※※※
レースで勝ったら契約するという約束で不動産屋と仮サインをしたステラであった。
その後、ステラはレース前日にテオバルトのいる家へとやってきていた。
テオバルトはキーラ達従魔の住まう厩舎のある家に住んでいる。何でそんな状況かといえば、引退すれば厩舎で過ごす必要がないからだ。祖父に貰った帝都の南端付近にある牧場に我が家を持っている。
「へえ、ヒヨコ君の住まう家が決まったんだ。でもヒヨコ君主導で買わせて良かったの?」
「どうせヒヨコが勝手に住まうだけの部屋ですし」
「いやいや、従魔士法があるから、勝手にはできないでしょう」
「え?」
当たり前のように口にされたテオバルトの『従魔士法』という単語に、ステラは首を捻る。
「従魔士は魔物を従魔にして契約の証拠を提出しておけば遠くで過ごしていても問題はないけど、あのヒヨコ君って人間以上に理性的だからうっかり忘れているだろうけど、魔物はちゃんと管理していないと軽犯罪扱いされて処分を受けちゃうよ?」
「え?」
「勿論、別々に住んでいても直にはばれないだろうけど、ヒヨコ君は有名だからね。ヒヨコ放置事件で新聞をにぎわしてしまうかもしれない」
「ま、まさか逮捕されたりするんですか!?」
「逮捕される事は無いだろうけど、初犯であればお咎めと少量の罰金を受ける事にはなると思うよ。というか、……普通はレースの事故で逮捕された僕らが余りにも異例過ぎるからね。普通はあんな簡単に逮捕とか無いから。温厚な魔物って、愛玩動物として買われることも多いから。偶に手に負えなくなってこっそり捨てる貴族なんかがそうだね」
「愛玩動物みたいなものですか」
「そうだね。帝都の外で捨てれば良いものを、帝都の中で捨てるから大問題になる」
「うあー、どうすれば良いんだ」
ステラは頭を抱えて唸る。
「その家はどんな感じだったの?」
「何か、明らかに呪われているっていうか…どんよりとした淀みがあふれているというか、ダンジョン化しているというか昼間だから何も起こらなかったけど。私はヒヨコが気に入れば別に良いと思って中に入らなかったんですけど、ヒヨコは台所が大きいとかヒヨコも入れる風呂があるとか喜んでいて、ピヨピヨ盛り上がっていました」
「あの子、怖いもの知らずだからねぇ」
節度はあるが、まるで世界一強いかのような偉そうな態度をするヒヨコとトニトルテの姿を思い出してテオバルトもまた溜息を吐く。
「その前も大量の魔物が町を襲った時、あのピヨピヨきゅうきゅうの喧嘩で魔物達が半壊したから」
「キメラよりも強いみたいだからね、ヒヨコ君。キメラを子ども扱いだし……」
「あははは…」
この世界の主神たる女神お墨付きのヒヨコだったなぁとステラは思い出す。
が、あの屋敷の問題とそれは別である。
とはいえ、ヒヨコが私の下に辿り着いたのは神の奇跡でもなくただの偶然だったらしいけど。
「取り敢えず、あのヒヨコが負けて契約が反故されれば問題ないんですよね」
「魔主が自分の魔物が負けるのを祈るのはどうかと思うけどね」
「まさか、私があの怨霊屋敷に住まなければならない日が来るなんて思わなかったんですよー」
ステラは頭を抱えて呻くのだった。
「あははは。あ、そう言えばステラさんにアドバイスを貰った例の件だけど、上手く行ったよ。いやー、さすが売れっ子占い師だよね」
「売れてるつもりないんですけど………」
以前、恋愛相談というか婚活の相談を受けて占い師らしく相談に乗った結果、上手く行ったらしい。
「偶に来る時、キーラが懐いていてね。キーラが僕以外に懐くのも珍しいから」
割とユニコーンは好き嫌いが激しいらしい。そう言えば、ヒヨコも最近キーラは反抗期だと膨れていたと、ステラは思い出すのだった。
***
見つけた、見つけたぞ!
勇者ルークめ!
貴様を探しに帝都に来て、ここで隠れ住んでいたが、まさかヒヨコになっていたとはな。
まさか目を疑ったが間違いなくあの特殊な魂はルークのものだ。
そして、よもや自分から我が帝都の拠点である家に来るとはな!
もはや貴様の余命はわずかよ。我が配下はここに多く住まわせている。まさか我が拠点を購入しようなど愚か者が!
大金を叩いて家を手に入れて喜んだその日、貴様は永眠する事になるだろう。
クハハハハハッ!
貴様がこの家に来ることが楽しみでならんわ。その日が貴様の命日だ!