事故物件の部屋に住んでいるお友達。
___僕は、大学を卒後。
親元を離れて、都会で一人暮らしをはじめる。
初めての一人暮らし。
何がいいとか? そういうのは僕にはよく分からない。
取りあえずは、安い物件がいいと思い職場の近いところで
部屋を探す。
『どんな物件をお探しですか?』
『___取り合えず、家賃が安くて敷金礼金ゼロのところがいいかなと。』
『部屋の広さは?』
『ワンルームマンションで、6畳ぐらいあればいいです。』
『他には、何かありますか?』
『ユニットバスで、収納が多くて、家電が付いていると有難いです。』
『家賃は? 幾らぐらいで考えていますか?』
『・・・3万5千円ぐらいかな、』
『・・・・・・』
『・・・い、いや? ないならいいんですけど。』
『・・・いえ! あるにはあるんですが、1度! 見てみますか?』
『あぁ、はい!』
___話をよく聞けば?
なんと!? 家賃は、3万円でいいとのこと。
部屋も見せてもらったのだけど? かなりキレイな部屋だった。
何故? こんなに安いのか?
___僕は、即決でこの部屋に決めたんだ。
まさか!? 【事故物件】とは知らずにね。
*
___事故物件とは?
その部屋で、殺人や誰かが死んだとか?
孤独死だとかいろいろあって、普通は、人に貸さない部屋を
安い家賃や諸々で人に貸すということ。
___まあ、借りる本人が良ければいいのだろうけど。
何も聞かされずに、借りる人も多いらしい。
今回の、僕のようにね。
・・・そして、僕の借りた部屋で見てはいけないモノが現れる。
僕は、夜寝ていると? 魘される様な金縛りに急になってしまった。
体が、まったく動かず。
目だけはなんとか? 見えているという感じ。
僕の体の上に、大きな何かが? のしかかってきた。
【___やめろ! 何をするんだ!? やめてくれ!】
声にならない声を、僕はあげた。
・・・そして、その何かが? 僕の目に映った。
【___えぇ!?】
大きな真っ白の、ふくよかなオバケ。
『なんで? 君がこの部屋に? ココは、ぼくの部屋だぞ!』
『・・・僕が借りたんだ。』
『だから! ぼくの部屋なんだって!』
『・・・きみは、もう死んでいるんだよ!』
『・・・えぇ!?』
『じゃあ! こうしよう、今日から僕たちの部屋だ!』
『・・・ぼく、死んでるの?』
『・・・そこ!?』
『“ぼくはオバケ?”』
『___まあ、そういう事になるな!』
『嫌だよ! ぼくがオバケなんて!』
『じゃあ~ 名前つけるか? 今までなんて呼ばれてたんだ?』
『“ぷっくらくん”』
『・・・見たまんまだな~』
『別に、いいじゃん!』
『___よし! ぷっくらくん! 今日から同居するぞ!』
【___うん!』
___まさか!? 僕は幽霊と友達になるとはこの時は思っても
みなかったんだ。彼は、子供の頃から少しぽっちゃり体系で、その
せいで学校でイジメられていたみたいだ。それでも社会人になり
彼は彼なりに頑張ろうと、この部屋で一人暮らしをはじめる。
ここまでは、僕と一緒だよ。
田舎から都会で一人暮らしをはじめる。
・・・だけど、彼は?
仲がいいと思っていた友達をこの部屋に入れた。
そこで、実は彼の友達が彼の事を殺したいほど嫌いだと知る。
そこで、取っ組み合いの喧嘩になり。
彼は、その友達に殺された。
___彼のその友達は?
今も、ずっと刑務所の中らしい。
【終身刑】で、外に出る事はないとのこと。
彼も、今はその友達を恨んでない。
それどころか? 心配をしているとか。
本当に、いいやつだ!
___僕は、この部屋に先に住んでいたオバケ。
彼と上手くやっているよ。
なかなか? ハチャメチャで賑やかな生活を送れている。
彼は、僕の都会での初めての友達であり、良き相手なんだ。
なんでも、僕の悩みを聞いて解決してくれる。
『・・・・・・』
『なにかあったか?』
『えぇ!? なんで、分かったの?』
『友達だからだよ!』
『___そっか!』
『・・・ううん。』
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