表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/15

5話10年前パート4 ピンクのかわい子ちゃん、マジっすか?


「迷子ではありません。ねえ、可愛いお姉さん、王子サマがどちらにいらっしゃるかご存じないですか?」




 珍しいピンクの髪に驚きながらも子どもらしく、首を傾けて小さく尋ねてみた。


 見た感じでは私より少し年上。穏やかな表情。面倒みはよさそうだとすぐにピンときた。


 正直、末っ子は甘えた上手。簡単に案内係りに任命できそうとほくそ笑んだ。



 ホラホラ、ピンクさん。可愛い年下が困っていますよー、助けてくださいな。


 「この国の王子なら、目の前にいる私ですよ。別の国の王子のことなら、今は滞在していませんね」


 「は?」

 


 目の前で微笑むピンクのかわい子ちゃんに目を向ける。


 、、、、オウジ??




 ――オウジって女性の王族を指す言葉でしたっせ。そう、いつからかオウジはおひめさまのことなのですね、と、一瞬ですが、本気で信じました。




 美しい花のようなピンク髪、優しい水色の瞳に、肌は私より白い、、、ですね。腹が立つわ。スキンケア何をしているのかしら。


 


 「ん?」と、気遣う様子はやはり優しいお姉さまです。ただ、服装は男性貴族のそれだった。


 、、、、ショックです。


 (睫毛長い、薔薇色の頬、ナンだコレ、剣とか弓とか斧は、できないわけです。本人がよくても周りが許しません!私もできれば許しません!)


 こんな美少女を鍛えるのは勿体ないと、皆様そう考えたんですね。ヘタに筋肉質にレッカされたら、指導された方が抹殺されますよ。


 あー、ららら。どーしましょうか。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ