表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
大化前夜  作者: 中仙堂
2/9

皇極天皇 弐

三月三日戊午、雲なくして雨ふる。

六日辛酉新羅の賀登極使がとうきょくし、及び

弔喪使ちょうそうし来る。

夏四月八日癸巳、百濟の翹岐ごうき、拝朝す。

霖雨、月をえて止まず。

五月五日己未、

翹岐ごうきを召して射獵しゃりょうを観さす。

十八日壬申、百濟貢調す。

國勝吉士水鶏くにかつのきしくひな

百濟より還る。

是の月、稻の熟することあり。

六月、大に旱す。

秋七月九日壬戌、客星かくせい月に入る。

二十七日庚辰、大臣蝦夷、

百姓大に雩すれども應なきを以て、

僧を大寺にあつめて、大乗経を讀ましめ、

香を焼きて自ら祷るに、

亦験またけんなし。

八月甲申の朔、

天皇南淵河みなみぶちがわの上に行幸し、

ひざまずきて四方を拝し、天を仰ぎて祈る。

雷雨忽ち至り、遂に雨ふること五日、

諸國にあまねし。

百姓、萬歳を呼び稱して

至徳天皇しいとくてんのうと曰ふ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ