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受験生の一日(仮)

作者: 輪廻

オチなしでグダグダっと終わります。

そして無駄に長いです。

これはとある受験生の一日の物語である。

__________________________________

俺はとりあえず8時に起きた。


いつものように食パンを焼いて、素早くマーガリンを塗る。


これにはこだわりがあって、他人には任せられない。


今日は柚子ジャムを塗った。っと。


『やべ。つけすぎた、、、。ま、いっか。』


特に気にした様子もなく食べる。


サクッ


『甘ッ!!?;』


「一人デ喋ッテルトカ残念ダナ」


話しかけてきたのは俺が飼っている黒猫の”アゼル”。本当は”アザゼル”らしいんだけど、


面倒だからそう呼んでる。


アゼルは堕天使で、こっちに送られてきたらしい、、、。んでもって、勝手に俺と契約しやがった。


こいつは俺の前でしか喋らない。ってか久々に喋った気がする。


「一人デ喋ッテルトカ残念ダナ」


『二回言うな!!俺だって独り言くらい言うわ!』


「・・・。」(´・ω・`)


『そんな顔しないでくれよ、、、。;』


そう。今日は俺とコイツしか家にいない。


妹はカラオケに、母さんは仕事へ、父さんはおそらくパチンコに行った。


受験生である俺は家に缶詰状態である。しかも、よりにもよってコイツと、、、。


コイツといるとろくなことがない。


朝食を食べ終わった俺は、歯を磨き、自室に入って机に向かった。


『とりあえず数学でもやるか、、、』


カリカリカリカリ・・・・・・・・


シャーペンの音だけが響く部屋の中、場違いな”ヤツ”がやって来た。


「ヤッフーッ!!邪魔シニキタゼッ!!」


『うるさい奴だなぁ。邪魔しに来たなら入ってくんな。結界張るぞ。』


「ニャフーッ」(*´∀`*)


『おいコラ聞いてんのか』


アゼルは俺の脅しを無視して部屋のベッドにダイブした。


お前今抜け毛の季節だろ、、、。


その後、やっとのことで部屋から追い出し、勉強を再開、、、、、の、はずが、、、


『ったく、、、。アイツのせいで集中切れちゃったじゃん、、。パソコンやるか、、、。』


パソコンを立ち上げてインターネットを開き、”堕天使”と検索する。


しかしヒットしたのは魚関係の事ばっか。


『はぁ?何でだ???』


もう一度検索し直してみるが、結果は同じだった。


『あー、、、。そーいう事ねー、、、』


部屋を出てリビングを通り、和室の押入れの前で止まる。


カタカタカタカタカタカタカタ・・・・ピ――――――――カチッ。


中からは機械音が聞こえてくる。


『はいはい、、、。分かってますよー?』


スパーンッ


「ォオっ!?ン?ドウシタ?」


『”ドウシタ?”じゃねぇよ!!人のパソコンハッキングしといて!それ立派な犯罪だかんな!?;』


「はっきんぐ?何言ッテンダ?」


コイツはシラを切るつもりか??#


『じゃあ何だってんだよ』


「俺ノ趣味。」


プチッ―――――――――――――――――――――――――――――。


そこで俺の中の何かが切れた。


「イダダダダッ!!イタイッテ!ギブギブ!!;」


『人に自分(猫)の趣味押し付けてんじゃねぇよ!!』


パソコンはハッキングされるから止めた。電源を落として時計を見ると11時半。


『そろそろ昼飯か、、、。何作ろっかなー』


冷蔵庫を開けると餅があったから雑煮を作ることにした。


確か、母さんは仕事が昼までだったから、、、。


『あ”ーめんどくせぇ、、、。二人分かよ』


作り終わったのは12時過ぎだった。丁度帰ってきたからすぐに食べることができた。


「ニャーンニャーン」


「ただいまー”リュウ”」


チっ。可愛子ぶりやがって。ちなみに、母さんが言う”リュウ”ってのは、言うまでもなく


アゼルのことだ。”アブソリュート”だから”リュウ”。分かって頂けただろうか。


「悪いねぇ。、、、。いただきます」


『別に、、、。いただきます、、、。』


無言の時間が続く。この沈黙が非常にイタイ!!


「ニャー」


ナイスアゼル!たまには役に立つじゃねぇか!


「ん?どうしたの?」


『チーズくれだと。ほらよ』


「ニャッ」


チーズをいつもの餌場に置いてやると、アゼルは喜んで食べた。


「ふーん、、、。毎回思うんだけど、まるであんたたち会話してるみたいだよね」


『(ギクッ;)は、はぁ?何考えてんだよ。ちゅ、中二病かよ、、、;』


しまった。うっかりしていた。いつもの癖で、、、。


いきなりのことに動揺しまくっている俺なんてお構いなしに母さんは準備を始めた。


『あれ。どっか行くの?』


「うん。おじいちゃんのお見舞い。最近調子悪くってさ」


『あ。そう。いってらっしゃい』


母さんが出て行ってまた俺たちは二人になった。


「オ前、誤魔化スノ下手ダナ」


『うっせ、黙ってろ』


再び部屋に戻って勉強開始。


が、しかし。


『ぐはぁっ!!;』(吐血)


くそっ!なんだこの強敵は!!こんなところで、、、、、、、、、、!!


いきなりだが、俺は理科の物理が苦手である!!たかが物理ごときにぶちのめされるとは、、、


俺もまだまだ修行が足りないな、、、。


そこでやってきたのがお約束のアイツ。


「大丈夫カ相棒!サァ、コレヲ食ッテ回復シロ!!」


アゼルが持ってきたのはココアビスケット。


しかも表面のチョコが溶けてくっつき五枚が一個になっている。


『すまんっ!』


サクッ


『超甘ぇ!!なんだよこれ!?チョコの風味しねぇし!!;』


ツッコミに疲れた俺はそのまま朝まで寝てしまった。



 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄









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― 新着の感想 ―
[良い点] 初めまして。  小説読ませていただきました。 キャラクターの口調だとか人物ぞうだとか個性があっていいと思います。 [気になる点] 前にプロっぽい人に言われたのですが、文章中に顔文字は書き…
2014/02/05 16:21 退会済み
管理
[一言] 大変楽しく読ませていただきました! これからも頑張ってください!
[一言] にゃんこ可愛い♪(≧∇≦)主人公格好いい!!
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