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ジェラシー

作者: 柳 駿作

 家の前でタクシーの止まる音がする。浮気野郎が帰って来た。

 ガチリと鍵穴に鍵を刺し込む音がする。浮気野郎が帰って来た。


 お帰りなさい。浮気野郎。今日は楽しかった? 楽しかったに決まってるわよね。イヤラシイお店で愛想と容姿だけは良いプロとあんなことやこんなことをしたんだものね。楽しいに決まってる。

 どうせ下心丸出しでベタベタ触ったりしたんでしょ。ほら、上着に長い毛がついてるわ。私のじゃないわよね。私はショートだもの。

 言っておくけど、彼女達の愛想が良いのは表だけよ。猫をかぶってるだけ。アンタのいないとこで彼女達はアンタの悪口言ってるわよ。

「セクハラ気持ち悪い」とか「可愛い可愛いしつこい」ってね。コロッと騙されてるんじゃないわよ浮気野郎。

 次はないわよ。もしまた同じことをしたらこの家を出ていくから。


 妙に人間味のある表情をした飼い猫のユキが、猫カフェ帰りの僕を迎えた。




初めて書き、初めて投稿します。

拙い作品ではありますが、感想を頂けたら嬉しいです。

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