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天才、VRMMOにハマる  作者: 銀朧
天才、VRMMOをはじめます
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第6話 ログアウト

待っている間にステータスの確認でもしているか。


「ステータス」


名前:HAKI

個人Lv.10

種族:人間 Lv.10

ジョブ:なし (選択可能)

称号:《見破る者》 《???の興味》《???の注目》《ジャイアントキラー》《ラビットキラー》

状態:健康

HP:200/200 MP:200/200 SP:10

スキル:【鑑定】Lv.1 【インベントリ】Lv.1 【テイム】Lv.1 【剣術】Lv. 4【棒術】Lv.2 【体術】Lv.1 【遠視】Lv.1 【速度上昇】Lv.2 【腕力強化】Lv.1 【脚力強化】Lv.1 【自然回復力強化】Lv.1 【思考力強化】Lv.1 【看破】Lv.1 【直感】Lv.1 【見切り】Lv.1【集中】Lv.1【不意打ち】Lv.1

装備:初心者の上着 初心者のズボン 初心者の靴 初心者の剣 初心者の棒 忘れられた古代の剣

所持金:23800G


レベルが1上がるとHPとMPは10ずつ上がって、SPは1獲得するのか。ん?ジョブが選択可能になってる。

えーっと...。


剣士、戦士、棒士、狩人か...。

なんか“ザ・基本ジョブ”みたいなのばっかだなぁ。どうせならちょっと変わったジョブにつきたいよな。もう少しジョブにつかずにプレイしてみるか...。


それからさっき手に入れた称号も確認しないとな。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

称号 《ジャイアントキラー》

レベルが20以上離れた敵をレベル10以下で一人でノーダメージで倒した者に与えられる。

効果:自分よりレベルが高い敵との戦闘時ステータス上昇

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

称号 《ラビットキラー》

一定時間内に一人で兎系のモンスターを20匹以上かつ、上位種を倒した者に与えられる。

効果:兎系のモンスターに与えるダメージ上昇

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ふむ。ステータス上昇ってどのくらい上がるのか分からないな。でもかなり良い称号だな。というかやっぱりジャイアントラビットって兎系の上位種だったんだな。レベルだけじゃなくて動きとか明らかに普通の角兎と違ってたからな。入っているAIの性能も違うかもな。

「へい!お待たせ!」


「これは!?」


「ジャイアントラビットのステーキとスープ、それから串焼きだ!熱いうちに食べてくれ。」


「おお。美味そうだな!」


匂いをかいだだけでよだれがでてきそうだ。


「いただきます!」


あむっ


「熱っ...!!!うめぇ〜〜!!!」


「おお!そうか良かった。熱いからきぃつけて食べろよ!」


口に入れて噛むとしっかりとした歯ごたえがあったが肉汁が出てくるとホロホロと口の中でとけていく。かといって脂っこいわけではなく、あっさりしている?!なんだこれ!うまい!!

スープも飲んでみるか。


ズズッズーー


!!スープに肉の旨みがとけだしていて深い味わいになっている!


串焼きもカリッと焼き上がっておりとてもジューシーで美味しい!


すごいな。あんな見た目の兎がこんなにもうまいなんて...。なんかちょっと複雑だ...。まあ美味ければなんでもいいか!

「ご馳走様!すごい美味かったよ!」


あっという間に食べ終わってしまった。


「そりゃあ良かった。あと代金はいいからな!」


「いや。こんなにうまいもの作って貰って流石にそれじゃあ悪いよ。」


「いやいいんだ。久しぶりにこんなに良い食材が手に入ったんだからよ。大体こういう大物はもっとでかい店とかに売られるから滅多に手に入らないんだよ。」


「いや、だが...。」


「そこまでいうなら...300Gでどうだ?」


「いや安すぎるんじゃ...?」


「これ以上は下げないぞ!」


「そ、そうか。すまない。ありがとう!」


『300G払った』


ふう。美味かったな。そろそろログアウトするか。ここでしても良いのか?えーっとヘルプを見てみるか。最初に見た時は細かいところまで見てなかったんだよなぁ。


ふむ。なるほど。一部エリアを除きその場でログアウトすることはできると...。ただし、ログアウトしている間に物が盗まれたり死亡している可能があると...。宿や寝袋を使うとその可能性が減るのか。それに

ベットで寝るとリスポーン地点を更新できるのか。


「なあ。どこか良い宿を知らないか?」


「ん?宿か?んーっとなぁ....。」


さすがに宿までは知らないか?


「あっ!あそこならそこまで高くないし、かなり安全だぞ。えーっとなんて名前だったかなぁ。」


「!知ってるのか!」


「ああ。そうだ!確か”ぶどう山“っていう名前の宿だよ。ええっと、この通りを真っ直ぐ進んで黄色い看板のあるところを左にまがってしばらく進んだらあるはずだ!」


「ありがとう!いろいろとすまないな。世話になった!」


「おう!またいつか気が向いたら来てくれよ!」


「ああ!ではな!」



――――――――――――――――――――――


ふう。あったここか。


「すみません。泊まりたいんですが...部屋空いてますか?」


「いらっしゃい。異邦人かい?それなら200Gだよ。」


『200G払った』


「はい、確かにいただきました。ほれ、205号室の鍵だよ。2階に上がって左側の部屋だよ。」


「ありがとう。」


階段をのぼり少し進むと205号室があった。


「あった。ここか。」


机と椅子とベットがあるだけの簡素な部屋だが綺麗に掃除がされていた。


ふう。ログアウトするか。


ベットに横になり、ログアウトする。


『ログアウトします』


――――――――――――――――――――――



んっ!ふう。

よっこらしょ。


面白かった。


もう夜か。ゲームと現実とで時間の進みが違うと感覚がバグりそうだ。それはそうと喉渇いたな。キッチンにいくか。

ゴクゴクッ


ぷはぁ


ガチャ


ん?


「おっ!お兄ちゃんログアウトしたんだ!ゲームどうだった?」


「ああ楓か。面白かったぞ!もう少し続けてみるよ。」


「ふふふ。良かった!」


「ああ楓もやってるんだろ。どこの国にしたんだ?」


「んー内緒!もしかしたらその内会うかもね!」


「そうか。ちなみに今どのくらいのレベルなんだ?」


「えーそれも内緒だよ!でもトッププレイヤーの人の中だと500くらいが普通らしいよ。」


「500!?そんなに高いのか...。」


「ふふふ。そういえばあんまり調べないようにしてるんだっけ?」


「ああ。というか楓がそうしたらって言ったんじゃないか。」


「あれ?そうだっけ?まあいいや。ジョブは何にしたの?」


「普通のばっかりだったから保留にしてる。」


「あーそうなんだ。とりあえず1つ目は早めに決めたほうが良いかもよ。経験値ってレベル低い方が入りやすいらしいから。いろいろ気になるなら私の配信みる?」


「いや。もう少しあんまり調べずにやってみるよ。」


ちなみに妹の楓はゲームの配信をしたり、ゲームの大会に出たりして活動している。始めたきっかけは.....まあ今は良いだろ。


「そっか。頑張ってね。おやすみ。」


「ああ。おやすみ。」

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