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天才、VRMMOにハマる  作者: 銀朧
天才、VRMMOをはじめます
2/24

第1話 ログイン

ゲームスタート


THE NEW WORLD にログインします。

ログインしました。


ん。なんだここ?宇宙みたいなとこだな。周りになんにもない...


「ようこそ『THE NEW WORLD 』へ。あなたを歓迎します。」


うおっビックリしたー。誰だ?なんか光でできた人みたいだ。もしやこれが神様ってやつなのか?


「違いますよ。私はプレイヤーの皆様をサポートするAIのうちの1人です。」


AIってこんなに人間みたいに話せるのか?すごい技術だな。というか今ナチュラルに俺の考えてたことに答えてたよな?考えてること筒抜けなのか?


「うふふ。そうですよ。ですが安心してください。考えてることが分かるのは私のようなキャラメイク用のAIのみですので。それでは説明を始めます。」


「お願いします。」


「まずプレイヤーの方はこの大陸にあるいくつかの地点のうち一つを選び、そこからゲーム開始です。そしてゲーム内で1ヶ月以内に所属する国を選んでいただきます。ここまではよろしいですか?」


「すみません。あまり調べずに始めたのでもう少し詳しくお願いします。」


「珍しいですね。ほとんどの方はよく調べていてむしろ早く次に行ってくれなんて言われたりしたのですが...まあ良いでしょう。まずこのゲームは何をするのもあなた次第です。ですが、このゲームの世界には元々幾つかの国があります。そしてこの国はそれぞれ様々な特色があり、プレイヤーを自国に引き込もうと勧誘があったりします。つまりそれぞれの国は自国の国力強化のために才能の原石であるプレイヤーを呼び込むというわけです。そして、その期間がゲームを始めてから1ヶ月というわけです。逆にプレイヤーは1ヶ月で自分が所属したい国を選びます。国によって様々な援助や特典があることも多いので所属する国というのはとても重要です。」


「国には必ず所属しないとなのですか?」


「そういうわけではないのですが、所属していた方が様々な利点があります。例えばプレイ次第ではその国の貴族になることもできますし、要職につくこともできます。さらに国毎に違ったイベントが開催されることもあります。ただし国に所属すると特定の国への移動の制限や戦争時国に協力する義務が生じます。1度国に所属すると他の国に所属を変更しようとしてもそのプレイヤーの影響力や功績などによっては難しいといったことも考えられます。また、所属する国を決める際は実際に足を運ぶ必要がある為、最初に降り立つ地点はとても重要になります。」



「なるほど。」


「次にプレイヤーについてです。まず、プレイヤーのステータス画面には種族、ジョブ、称号、スキル、HP、MP、SPが表示されます。まず、種族についてですが、プレイヤーの皆さんは全員人間スタートです。そしてスキルやジョブ、称号などにより種族が変更されることもあれば、アイテムや何らかしらの条件の達成による変更、上位存在による変更、等様々なことで変更されます。そしてその種族はレベルにより進化することもあります。次にジョブについてです。まずプレイヤーの皆様はスタート時は何もジョブについていません。そしてその後の行動により自動的にジョブにつくこともあれば、NPCから得る場合、称号やスキル、種族によって得る場合など様々な方法があります。また、いくつかの基本的なジョブは施設で得ることもできます。」


「何個かジョブを得ることはできるのか?」


「レベルにより得られるジョブの数は増えていきます。ちなみにこのレベルは種族レベルでジョブレベルとは別です。続いて、スキルについてですが、まずスタート時10個のスキルを選んでいただきます。またそれとは別にプレイヤーの皆様全員に鑑定とインベントリのスキルが与えられます。スキルはレベルアップ時に得られるSPつまりスキルポイントを消費することで覚えることもできますが、それ以外にスキルブックやスキルスクロールといったアイテムで覚えることもできますし、行動により自動でスキルを覚えることもできます。他にもスキルを得る方法はありますので探してみてください。HPはヘルスポイントでこれがなくなると死亡します。因みにデスペナルティは所持金の減少と一定時間のステータス減少、及び現実世界での1時間のログイン制限です。所持金は最低1割、最大5割失うことになります。MPはスキルや魔法を使う際に使うもので無くなるととてつもなくダルくなります。それでは、スキルを選んでください。」


えーっとスキルリストかぁ

うわーなんだこの量!スクロールしていっても終わりが見えないんだが....。頑張って選ぶか。



「よしっ。こんなもんかな。」


「これでよろしいのですね?では次に名前を決めてください。既に使われているものは使えないのでご注意ください。」


んー名前かー。どうしよ?本名はさすがなぁ。「はやかわしゅんき」んーはやしゅん?いやダサいな。

『ハヤキ』これでどうだ?


ー既に使われています。


くー。じゃあいっそのことふざけるか?

『パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ホアン・ネポムセーノ・マリーア・デ・ロス・レメディオス・クリスピン・クリスピアーノ・デ・ラ・サンディシマ・トリニダード・ルイス・イ・ピカソ』


ー長すぎです。20文字以内にしてください。


長いのだめなのか。それじゃあこれは?


『杉田玄白』


ー既に使われています。


『中臣鎌足』


ー既に使われています。


『生ゴミの塊』


ー既に使われています。


くそ〜。これ使ってるやついるのか。えーっとこれは?


『HAKI』


ー設定可能です。


よしっ!


「『HAKI』でよろしいのですね?名前は今後変更することはできませんので。」


「はいこれでお願いします。」


「それでは設定しました。因みアドバイスですが、ステータスの例えば攻撃力や防御力といったものは実装されていますがプレイヤーの皆さんからは確認できないようになっております。筋トレをしたらその分筋力が上がり、攻撃力が上がったりもするのでしっかりと訓練することはとても大切ですよ。」


「それではアバター設定をしてください。現実と体格が違いすぎたり性別が違うようにはできませんのでご注意ください。」


ふむ。顔はあんまり変えなくていいか。あまり目立たない顔だからな。目の色を金色にしてみるか。あと髪の毛は銀髪に黒のメッシュでいいか。あと身長を少し大きくて。よしこれいいか。


「完成しました。」


「これでよろしいですね。」


「はい。そう言えばリアルマネートレードがどうとか同意書に書いてあったんですが...。」


「ああ、それは今後実装予定なのでそのときに詳しく宣伝があると思いますよ。ついでにこのゲームは課金したからと言って強くなれるというものでもないので、課金はどっちかというと消耗品のアイテムなどのサポートが良かったり、見た目の良い服があるなどプラスで楽しむためというのがメインで、無課金でも課金でも強さに差が出るといったことはほとんど無いので安心してください。結局だれがどう使うかが大事なのです。」


「なるほど。ありがとうございます。」


「それでは最後にスタート地点を選んでください。このマップの赤いピンのところがプレイヤーの皆さんが選ぶことができる場所となります。全ての国が初めに選ぶことができるわけではないのでご注意下さい。主に人間が多い国が最初に選択できるようになっています。それから国の名前はご自分で調べてみるとよろしいかと。」


えーっと。王国、帝国、神聖法王国、機械国家、海洋国家、連邦、共和国、軍事国家この8つか。どこにしよう?

ー王国は湖と山、森林そして騎士の国。帝国は平原と魔法の国。神聖法王国は女神を崇めている宗教国家。機械国家は科学技術が発達した機械の国。海洋国家は大陸の東側の海岸といくつもの島からなる国。連邦は様々な違った特色をもつ幾つもの小国からなる国家群。共和国は商人の集まる国。軍事国家は寒い北の大地から侵略する国。ー

らしい...。どうしよう。王国か帝国、海洋国家のどれかだな。


「そういえば魔法ってスキルじゃないのか?」


「はい。魔法とスキルは別です。魔法の習得方法はご自身で調べてみてください。」


んー。そうだな。魔法も気になるが山にしよう。山とか森とか冒険してみたいかもなあ。どうせだから人から離れてソロでプレイってのも面白そうだよな。

うん。よし、決めた。


「王国でお願いします。」


「王国でよろしいのですね?」


「はい。」


「それではあなたに多くの幸があることを願いっております。THE NEW WORLD をお楽しみください。」

説明多くなってすみません。

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