第13話 ステータス
遅くなりました。
名前:サスケ
Lv.103
種族:黒猿
称号:《精霊に育てられた者》《HAKIの従魔》
状態:健康
HP:1400/1400 MP:1800/2000
スキル:【爪撃】Lv.34【体術】Lv.32【暗殺術】Lv.21【隠密】Lv.46【隠蔽】Lv.47【偽装】Lv.43【気配遮断】Lv.30【見切り】Lv.21【立体機動】Lv.26【精霊視】Lv.21【魔力操作】Lv.15【空間認知】Lv.15【魔力感知】Lv.16【気配感知】Lv.21【危機察知】Lv.16【盗み】Lv.31【鑑定】Lv.12【脚力強化】Lv.31【加速】Lv.10
魔法:精霊魔法Lv.5
名前:ギョウキ
Lv.1
種族:龍 (幼体)
称号:《真なる血を引く者》《HAKIの従魔》
状態:健康
HP:3000/3000 MP:3000/3000
スキル:【龍鱗】Lv.1【龍撃】Lv.1【龍爪】Lv.1【咆哮】Lv.1【魔力感知】Lv.1【魔力操作】Lv.1
魔法:龍魔法Lv.1
なんだこのステータスは!?
まずサスケからみていくとレベルが103ってめっちゃ高い...。いやこのくらいじゃあまり高くないのか。楓は今のトッププレイヤーのレベルは500くらいで普通とか言ってたからな。次にスキルがかなりあるな...。隠密とか隠蔽、偽装なんかのレベルが高いのは赤猿から隠れていたからか?そして精霊魔法って、魔法覚えているのかよ!
「精霊魔法って俺でも覚えれるのか?」
「んーどうでしょう?契約してくれる精霊がいるかにもよりますし、、相性もありますからなんとも言えませんね。」
「魔法ってどうやったら覚えられるんだ?」
「色々と方法がありますが、本などを読み自力で習得する方法や覚えたい魔法を使える方に師事して教えてもらう方法が一般的です。ですがどちらも適正がなければ覚えることはできません。その他ですと生まれつき覚えている者もいますし、上位存在から与えられて覚えることもあるそうです。」
「なるほど。」
今すぐに魔法を覚えるってのは無理そうだな。その内覚えれたらラッキーくらいに思っておくか。
それじゃあ続きをみていくか。えーっとギョウキの方は...。は?!なんだこれ?レベル1でこのHPとMPってレベル103のサスケよりも高いじゃないか!龍ってめちゃくちゃ強いんだな...。種族が龍(幼体)ってことは成長すると成体とか老体とかになるのか?それに龍魔法って龍も魔法使うのか。
二人とも強いな。というかこのままじゃ強い二人に守られる俺っていう感じになってしまうんじゃないかと心配になってきた。強くならないとだな。
「あなたからしたら強いと思うかもしれませんがこの世界の中でみてみればまだまだ強くありません。その為強くなるまではよく注意しておいてください。」
「こんなに強いならそこまで心配しなくても大丈夫なんじゃないか?」
「いいえ。まだまだです。私ですら勝てない敵もいますから、そのような敵にあったら迷わず逃げることを考えてください。狙っているのは人だけでなく魔物や精霊、龍、竜など様々な者たちもいます。なるべく早くかつ気づかれないうちに強くならなければなりまさん。あなたもこの子たちもです。」
「ああ。そうだな。何か良い方法はないか?」
「うーん。そうですねぇ。強くなる方法としてはやはり実戦経験をつむのが良いかと。ですが地道な筋肉トレーニングや瞑想などで魔力を鍛えたりするということも実感はすぐにはわきにくいですが、確実にしないよりも強くなりますからコツコツとすることをおすすめします。レベルアップしたり実戦経験をつむにはやはり強い敵と戦って勝つというのが良いかと...。後はそうですねぇ、強い仲間を集めるということや、強い武器を手に入れること、誰かに師事して新たな技術を身につけるといったことが考えられますね。」
「ふむ。そうだ!武器と言えばこれ。この剣について何か知らないか?」
「!!そ!それは!!これを何処で!?」
(どうしてあれが?!ま、まさか彼が次代の....?!)
「!知っているのか?!これはとある店で買ったんだが...。」
「そう、ですか。」
「ああ。知っているなら教えてくれないか?」
「っ...。すみませんが私の方からは....。ですがこれだけは言えます。もしあなたがこの剣を使い続けるのならその剣を信じて使い続けろとだけ言っておきます。」
(もし彼を試しているのならば私の口からはこれ以上は言えない。でもおそらく使っていればその内分かる時がくるはずです。)
「そうか。」
何か知っているようだがこれ以上は聞けなそうだな。
それにしても確かに筋トレなんかはしてこなかったな。まあ始めてからそれ程時間はたってないんだが...。第1陣のトッププレイヤーに追いつく、いや追い越すにはただ敵を狩るだけじゃダメだな。
「あっそれでは目標を決めると良いかもしれません。目標に向かって進んでいくと何が必要なのかなどが分かりやすいと思いますよ。」
目標か.....。うーん。
守る。強い敵。国から。魔物から。龍から。・・・
仲間、強さ、武器・・・うーん。そうだ!いいこと思いついたぞ!このゲームって何をするも俺次第で自由なんだったよな。それなら・・・・
「国をつくる!!!たとえ国や龍や魔物が攻めて来ても負けないような強い国を!!!」
「!!国ですか!!!そ、それはまた....。」
「ああ。だが今すぐってのは当然無理だ。だからまずは誰にも負けないくらい強くなる!そのための修行を行う!」
「修行ですか。」
「そうだ。ということでどこかいい場所知らないか?」
「うーん。そうですね。それなら....。」




