鉄鋼街ドラゴンスキン 4
町ゆく人と変わらない一般市民。
レーレシア在住の労働者たちの暴走は。
勝手に主張していた霧の権利は。
こうして、空に霧散した。
村や町は税金を納め。
土地ごとの所有を、認められているからこそ、なりたっているモノだ。
国内にデキた、タックスヘブンは、看過できない。
国家転覆、反逆と取られても、文句は言えないだろう。
解体され、途方に暮れた人々を、南の管理者は、そのまま引き取った。
権利を主張していた、レーレーシアの労働者を。
新しい、雇用条件のもと、雇用する。
あぶれて、犯罪者になったものが、淘汰されていったのだ。
新しい制度と、決められた形に、人々を、あてはめたのである
いままで、贅沢三昧だったのだ。
納得いかない者が大半だったが。
既存組織解体が、入念に行われたため。
コップに、一滴、炭を垂らした程度に薄められた悪徳は。
自然淘汰によって、清められた。
うまみを知り尽くしているからこそ、忘れられず、残ったものが大半だったが。
給料が安い分、労働環境そのものは、別世界に替えられたため。
環境そのものに、納得していたわけではない。
高い給料があるから、妥協していただけである。
問題の根本は、貧困なのだから。
国営事業に参加する、給料以外のうまみを、並べれば良いのだ。
南の管理者の、大多数の支持を得るやり方は、的確で、上手かっただろう。
利害だけで、つながっている組織の解体ほど。
簡単なモノは、ないというべきか。
そして、スラム労働者・植民・南の軍・南の管理者本人が、一堂に会し。
鉄鋼街ドラゴンスキンが、誕生したのだ。
ドラゴンスキンは、ココでやっと、南管理区内の一つの町となる。
もともと、ほっ建て小屋ばかりだった北集落に、職人・工房を集めた工業地帯。
工業地帯を心臓部とした、産業区画をレーレシアよりに作り。
採取・加工・鋳造の流れを効率化させ。
投げ捨てていた、金属を余すことなく、運び込める人員。
作り上げたモノを、スグに、バラまく体制がデキ上がった結果。
敗戦国の高度成長のように、悪循環の極みだったクレーターは。
あらゆる面で、北大陸を潤す、場所に生まれ変わったのだ。
規模が縮小することなく。
ドラゴンスキンは、成長を続け。
北だけでは収まらなくなった職人・工房・商業地が、南側にあふれ出た。
国内へ向けた産業の北側。
中央島へ輸出、国外向けの南側。
南と北の完全分業が、功をそうしたのか。
今や、南北別区画と言うには、あまりにも大きく。
一つの町として見ても、遜色がないほどだ。
ドラゴンスキンは、産業都市である。
産業に必要ない住宅は、町の外へ外へ追いやられ。
街の外へ、まとめられた住宅地だけでも。
人口が多く。
今でも、クレーターを中心に、人口建造物、増加中らしい。
「おじさんが居るけど、一応、ドラゴンスキンの端なんだよね?」
「そうね、そうなるわね。」
「これだけ自由な街づくりで、どうやってお金とるの?
税金逃れとか、いくらでも、デキちゃうじゃないか」
「そう、それが、この町一番の課題だったのよ」
税金と管理は、切っても切れない縁である。
管理するには、おカネが必要で。
間接的に生み出すものは大きいが、管理が直接、お金を生まないのだから。
かかる費用は、税金に依存していくことになる。
管理しすぎると、赤字。
手を抜きすぎると、税金を集められずに赤字。
バランスが大事なのだ。
なんとも、言えない状況が、生まれてしまう。
「当時、身分の明確化が王都で騒がれたわ。
龍紋を持つ守護者、王紋を受け継いでいく王。
誰にでも、分かりやすく、身分を証明するモノをってね」
この世界で、身分証明なんて話題に、なっていることに驚きだが。
「それ、ドラゴンスキンで使ったんだ。
荒れる話ばかり、ココは、持ち上がるなぁ~」
「うん。話しにくいから、私の話の腰を、おらないで」
イラっと、したかたは、正しい感性の持ち主だ。
これが、国営機密の軍隊規模を口にしてしまう、アリサを指摘しない理由である。
王都で持ち上がった身分証問題。
具体策として、家の家紋を作り、魔術的に、体に刻むことで行うと言うモノだ。
さすが、ファンタジー世界である。
本格化させる前に、ドラゴンスキンで試験的に、導入され。
有用性をスグに見せつけた、身分制度は、スグに管理へ転用が決まり。
南の守護者は、コノ話を、もうひねりさせ、施行させる。
「自分が、どういった職業なのかっていう。
資格・身分の明確化っていうのが、この解決策になるわ」
「うん? 思った方向とは、違うみたいだね」
「そ、教育とセットで、何とかしましょうって、話なのよ」
教育と教養の北大陸は、ダテではないようだ。
商売・職人ともに、知識と経験、技術が、必要不可欠だ。
さらなる発展を目指す、ドラゴンスキン。
この大前提を、疎かにしては、先はない。
そこで、ドラゴンスキンで、生活するすべての職人・商人は。
学校に、詰め込まれれることに、なったのである。
最低基準を満たしたモノが卒業でき。
成績に従って、なれる職業を限定した。
職人になれても、商人の資格を持っていなければ。
ドラゴンスキンでは、商売を許されない。
職人は、商人に、モノ売ること以外、許されない。
と、その役割と、できることを、完全に区分させた。
とがった教育で、教育期間を短縮する目的もあったようだ。
つまり、職人で商売もしたいのなら、二つの資格を得る必要がある、と、言った具合だ。
最低限の知識無きモノに、資格なし、である。
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