表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
メイドちゃん、冒険者始めました!!~スキル≪生活魔法≫も極めたら存外最強!?~  作者: こんぶもずく
第2章 さぁ、冒険者を始めよう
35/71

第35話 パーティーメンバーが、増えた

「さ、これで俺の実力も分かったと思うけど、どう?」


 あーーーー腹立つぅぅぅ!!

 ニマニマしやがって!


「確かに分かったけどさぁ?」



「あ、負けて悔しいの?(にまにま)」

 あ゛?

「うぐぅ……」


 あ、やべ。腹パンしちった。


「強いんでしょ?さっさと立てばぁ?」

 しっかり鳩尾を打ったのを分かって煽ってあげる。

 わー性格わるーい。



 たっぷりと数十秒後。

「ごほっ、マジで許さん」


 鳩尾一撃の余韻から復活したフォイル。


「団長様がそんなんで良いんですかねー?」


「さっきあなたが《《負かして》》、散々《《煽った》》相手に《《一撃》》もらっただけで倒れちゃって良いんですかぁ?」


 あぁ、本当に性格悪いな私~。


「ごめんって。さっき煽り散らかしたことは謝るから怒らないでよ」


「うそうそ、怒ってないからさ。ほら、さっさと立って」

 フォイルに手を差し出す。


「怒ってたじゃん……っと!ありがとな」

 ぶつぶつ言いながらも私の手を取り立ち上がる。

 そして。

「じゃあ、ギルド行こうか」


「ま、そうなるよね」

 多分私の顔には満面の笑みが浮かんでる。全力の諦めの笑みが。




 さぁ!やってまいりました!冒険者ギルドー!

 今回私は~パーティー登録に来ています!!


 私はどこでしょーか?


 10…9…8…………0!


 こっこでーす!こっこ、こっこー!!

 私は今、周りの人に好奇心の目を向けられていまーす。


 それはなぜか!

 魔族ぶっ殺した新人が?男連れてるんですもん。

 しかもその男って言うのが?

 イケメンで?

 背が高くて?

 領主の息子で?

 騎士団長?


 そんな二人が仲良く?パーティー登録。


 そーりゃ注目も浴びますわ。えぇ。 



 周りの目に耐えつつ、私は愛しのシリカちゃんとのティータイム。

 あぁ、明日も生きていける。


 そして、登録を終わらせたフォイルがこちらに向かってくる。


「やっ、君がシリカちゃんだね?今日からパーティーメンバーとしてよろしく!」

「そして、いつもうちのリーンがお世話になってます」


 こいつ、外面はいいよな、ほんと。

 惚れ惚れしちまうぜ。


「うちの……?え!?もしかしてリーンちゃんの彼氏だったの!?」



「違うからね?!」

 シリカちゃん何言ってるの!?


「そうそう。よろしく~」


「お前も悪ノリすんなや!」


「はぁ、はぁ……。あのね、シリカちゃん。私いつもメイド服着てるでしょ?こいつの屋敷でメイドとして働いてるのよ」


「あ、そうだったんだ!てっきりリーンちゃんの趣味なのかと思ってたよ~」


「うっそぉ……」


「えへへ、ごめんね?」


「うん、許す」

 そんな顔で見られたら許すに決まってるじゃん。



「よし、みんな仲良く頑張ろうな!」


 そうして私たち3人のパーティーの活動が開始したのである。

 その名も─────


 【血塗れた騎士(ブラッドナイツ)



 誰がつけたんだこの名前。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ