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転生武将は戦国の社畜  作者: 赤井嶺


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出張先からの出張(4年ぶり4回目〕

天正二十三年(1595年)四月七日

陸奥国 田村郡 田村家屋敷


「それでは六三郎!しっかりと役目を果たせ!赤備えの皆も、六三郎を補佐する事を頼むぞ!」


「ははっ!大殿もお気をつけて!」


「うむ!それでは田村次郎と清姫!無事に嫡男が産まれる事を祈っておるぞ!それでは出立じゃ!」


「「「「ははっ!」」」」


皆さんおはようございます。今日から陸奥国の田村家で働く事になりました柴田六三郎です。まさか30歳を超えて出張先からの出張をやると思っていませんでしたよ


しかも、そうなった理由が伊達政宗の正室の愛姫さんの弟への優しさなので、大殿はこう言うのに弱い人ですので、有無を言わさずに出張が決まった次第です


まあ、秀吉と寧々さんや、源三殿と比左殿の様な30代超えではないので、子供を授かる可能性は高いと思っております


ただ、こういう仕事を頼んでくる人達は大体、何かしらの問題があるんですよねえ。とりあえず田村家当主の次郎殿に色々と聞いてみたいと思います


「それでは次郎殿。清姫殿と共に大広間で色々と聞きたいのですが、よろしいでしょうか?」


「は、はいっ!柴田様!よろしくお願いします」


俺のリクエストを聞いた次郎殿は、すぐに大広間に移動します。そこでは主だった家臣の皆さんも集まっておりました


これはかなりの重要案件だな。気合い入れますか!と思っていたら


「それでは次郎殿、色々と聞きたい、、、何故、下座に降りているのですか?」


何やらいそいそと下座へ降りていました。思わず質問すると次郎殿は


「柴田様、上座へお座りくだされ!拙者は世話になる身にございます!ならば、上座は柴田様が座るべきです!どうぞお座りくだされ!」


「上座に座ってください!」と俺に譲って来ました。そんな事しなくて良いのに!堂々としてくれ!俺は控えめに過ごしたいんだから!


これはビシッと言わないとダメだな


「次郎殿!!」


「は、はい!何かお気に召さない事がありましたでしょうか?申し訳ありませぬ!」


俺の大声で次郎殿がいきなり平伏した。これは、子供が居ない理由のヒントなのかもしれないな。それよりも


「次郎殿、拙者が大きな声を出した理由が分かりますかな?上座に座って、しっかりと考えて答えてくだされ!」


俺が「上座に座れ」と言うと、次郎殿は


「そ、そんな!柴田様がお座りくだされ!拙者は!」


まだ俺を上座に座らせようとするので


「いいから座れ!!」


思わずさっきよりも大声で上座に座れと促す。俺の大声にビビったのか


「は、はい!申し訳ありませぬ!」


やっと上座に座ってくれました。それでは改めて


「次郎殿、大声を出して申し訳ない。それでは改めてですが、何故、拙者が大声で上座に座る様に促したのか、答えてくだされ!」


俺が大声を出した理由を質問すると、次郎殿は


「もしや柴田様。拙者を立ててくださったのでしょうか?」


恐る恐る答えを発表する。まあ、半分は正解だから良しとするか。でも、これは指摘しないとダメだろうな


「次郎殿。半分は当たっております。ですが、拙者が大声を出してまで、次郎殿を上座に促した理由ですが


その自信無さげな態度です!次郎殿、拙者はあくまで客将にございます!その客将である拙者が下座に座っているのに、


田村家当主である次郎殿が上座に座らずに、拙者に上座を譲っていては、家臣の皆が不安になるではありませぬか!


胸を張りなされ!田村家当主は次郎殿なのですぞ!!次郎殿、それを分かっておるのか!?」


俺の指摘に次郎殿は


「も、申し訳ありませぬ!」


また、平伏して謝って来た。更に家臣の中から


「し、柴田様!殿を少しばかり休ませていただきたく!叱責は、我々がお受けしますから!何卒!」


「ぐ、郡司殿の仰る通りです!柴田様、叱責は我々がお受けします!なので、殿を休ませてくだされ!」


「「「お願いします!」」」


郡司さんと言う家老ポジションらしき人から、「次郎殿を休ませてくれ」と言われたので、


「分かりました。それでは次郎殿を休ませてやってくだされ!それから、郡司殿でしたな?色々と聞きたいので、知っている事を話してくだされ。よろしいですな?」


「ははっ!拙者の様な年寄りが知っている事で良ければ、何でお話させていただきます!誰ぞ、殿をお部屋へ!」


「ははっ!殿、少し休みましょう」


家臣の人に支えられて、次郎殿は大広間を出て行ったけど、筋トレもしてないのに疲れた顔をしていましたが、俺に大声で叱責されただけで疲れていたら


これからの予定をかなり変更した方が良いだろうなあと、考えていましたら、件の郡司殿を代表に家臣の皆さんが


「「「柴田様!誠に申し訳ありませぬ!」」」


俺に頭を下げまして、更に清姫さんも


「次郎様の事を考えてくださったのに、申し訳ありませぬ」


そう言って、頭を下げて来た。そう言う事じゃないんだけど、まあ仕方ない


「各々方。次郎殿を叱責してしまい申し訳ない。本題に入らせてもらうが、何故、次郎殿はあれ程自信無さげな態度なのでしょうか、郡司殿、清姫殿。他の方でも構いませぬので、教えていただきたい」


次郎殿の恐る恐るな態度について質問すると、郡司殿が


「柴田様。殿があの様な自信無さげな態度を取る理由ですが、基本的に身体が弱い事もある事に加えまして田村家の家督を継いだ経緯も関係があるのです」


「元からの身体の弱さと家督相続の経緯が理由です」と言っております。これは、聞いた上で対策を変更した方が良いだろうから、じっくりと教えてもらうか!

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― 新着の感想 ―
鬼と評される勝家にそっくりなガタイと顔から怒鳴られたら、そりゃ恐いよなw でも六三郎のガチ激昂なんて数えるくらいしかないだろうから、傷は浅いぞ次郎殿!
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