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レッツゴー!猪退治

この作品はフィクションです。史実と違いますので、その点、ご理解ご了承ください。

「ほう、猪退治に今から向かうから共の者を貸して欲しいとな?」


「はい。そのとおりでございます」


「のう、吉六郎。その猪退治に儂は参加してはいかぬのか?これも修練の一つであろう?」


「山の中を走り回りますので、お召し物が汚れますが、宜しいのですか?それでも構わないなら、是非とも参加していただきたいのですが」


「汚れなど、洗えば落ちる。だから共の者達と参加するぞ」


「ありがたき。では父上の領地である上社村の面々にも声を掛けて参りますので、暫しお待ちくださいませ。犬千代殿、当然参加してもらいます。そして、市松殿、夜叉丸殿。先程の殴り合いをする体力があるなら、参加してもらえますかな?」


「「参加させていただきまする」」


「ありがたき。では、つる殿。村に行って参加を募ってきますので、蔵から模擬槍と弓矢を出して皆様へ渡してくだされ」


「かしこまりました」


「行って参ります」


さて、タダメシを喰った面々は全員参加が決まったけど、家臣の隠居した爺さん達とその孫達合わせても50人程だから、残り最低でも10人は欲しいかな。ただ、猪の出現場所も分からないんだよね。本来なら調べる為の日数も必要なんだけどなあ。今回は出たとこ勝負かあ


そんな事考えてたら、上社村につきました


「若様だー!」


「若様いらっしゃい!」


村の俺より年下の子供達が迎えてくれました。いつもなら遊ぶけど、今日は急ぎなので


「皆、今日は吾作の爺様に用があって来たのじゃ。遊ぶのは、また今度」


「えええー!!!」


「済まない。吾作の爺様を呼んで来てくれぬか?」


「はーい」


そう返事をして子供達は吾作の爺様を連れて来た


「吉六郎様、本日は如何な御用件でしょうか?」


「いや、吾作爺、実は恥ずかしながら我が家の台所が苦しくなって来てな。それと、父上が仕える織田家の御嫡男様が修練で猪退治をすると言ったら参加するとおっしゃってな。それで済まないが吾作爺、今から10人程貸してくださらぬか?」


「吉六郎様のお願いなら、喜んで。退治した猪は当然半分は分けてもらえるのですかな?」


「それは勿論」


「かしこまりました。早速準備させましょう」


「済まない吾作爺」


「皆、準備せい。久方振りの猪退治じゃ!此度は武士の方々も多く参加するぞ」


吾作の爺様の呼びかけに村の面々は準備に取り掛かった


「若様、網も紐も柵も準備万端です」


「では、皆様を呼んでまいり•••」


俺が屋敷に戻ろうと方向転換したら、既に奇妙様達が来ていました


「吉六郎。儂らもいつでも出陣出来るぞ」


「奇妙様?今からお呼びに伺うところでしたのに」


「つる殿に場所を聞いて、直ぐに向かうと結論が出てな。それで、どの様に退治するのだ?」


織田信長も桶狭間の合戦では先陣切って今川の本陣に行った逸話があるから、じっと出来ないのは織田家の血筋なんだろうな


まあ、それよりも猪退治の話し合いしますか


「では、今から説明しますので、集まってくださいませ」


猪退治にレッツゴー!!



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