水ダンジョン無双はイカの香りで
★イカホ視点
ついに妹達のデビューの日だノシ!?。
しかも得意なフィールドで、あの栗栖氏に相談出来る約束した幸運な1日イカ!?、
「デビューのため頑張るノシ!?」
『『『任せてイカ!?』』』
「まっ、任せてイカ?」
安定の妹達であった。
「ふふふ。ここはすべて水のフィールドだノシ、僕の腕の見せ所イカ」
イカホはエンドアースでも珍しい【上級召喚師】【中級水魔導師】の水フィールドでならほぼ無敵であった。
そして妹達もイカホこと中のバイト代で課金しまくりダブルの魔法使いである。
やはりメインは水であるが特殊魔法=ユニークを一つづつ持っていたりする。
それはまた別の話だ。
「召喚魔物大行進」
★召喚可能モンスター
・【クラーオネー】
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・【ジェリー×100】
・【ウォータークラブ】
・【エレキウナギ】
・【カウンターシェル】
・【サハギンズ×20】
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イカホは大型モンスターのクラーオネー以外を全召喚した。
「ジェリーども進め、サハギンズは攻撃してきた敵を迎撃、ウォータークラブ、エレキウナギは遊撃、カウンターシェルは僕の防御だ」
「ひゅー。これはまた大盤振る舞いだな」
カガリも驚くようないきなりのプレイヤーによるモンスターパレードである。
普通にレベル100くらいなら魔力切れになるはずも。
イカホのように水フィールドでMPHP回復する効果を持ってる限定プレイヤーならではの特権であった。
「なんか知らんがイカホが最初からやる気らしい。とりあえずドロップはクラン割りだが、ありがたくボスまで楽をさせて貰おうぜ」
「「「ありがとうイカホ!」」」
水のダンジョンにいるはずのリザードマンが敵から中立に変化していたのには驚いた。
「あっ、リザードマンからの依頼なので、ボス倒すまで中立になってるようです」
「へえ~、そう言うのもあるのか?」
「一応、リザードマンは亜人枠ですから、かもしれません」
「代わりにマーマンの魚野郎が襲って来るわけか」
まあ~、ボスがキングマーマンなのでそれがベターだろうな。
「おっと盗賊サハギン倒すと、【水の真珠】ってアイテムドロップするなこれ使うと海中でも地上と同じ動き出来るアイテムみたいだ。全員なるべく盗賊サハギンを倒すぞ」
「「「了解」」」
マップもイカホさんのジェリー達の人海戦術によってどんどん埋まっていく。
「幾つか宝箱発見したノシ」
「おっ、斥候か盗賊職持ちのパーティー出して回収しとこうか」
「了解した鋼が受けるぜ」
「アースレイダーか頼んだ」
「おう、悪いな」
アースレイダーさんの機転で2ヵ所ある宝箱漁りを頼んだ。
「今のうちに食事とれよ~空腹がマイナスに入るとダメ受けるからな」
「はいよ~」
なるほどレイドの指揮をするときは、そう言った細かい気遣いも必要なようだ。