クリスタル商会はレイドを組みます
★サミエル視点
全く、運営にも困った物ね~。私達が開発に関わっていたとしても、ここまでプレイヤーを振り回すような運営をするのには感心しないわよ。
「クリス君もね~、どうしてこう上手いこと運営の思い通りに動くかな~、ここまでくると、本当は運営の人なんじゃないかと疑いたくなるわよ~」
思わず愚痴ってみたが、そうで無いことは、この間のことで理解している。
間接的にではあるがクリス君が普通の?、高校生であることが分かったのだ。そうは言ってもやっぱりクリス君は、性能が可笑しい普通とは何かしらと真面目にクリス君に問い詰めたくなる内容だった。いわゆるその世界ではかなり有名なマネージャーであることとかね~。
(クリス君は普通とは無縁のある意味自己の評価が低いけど、かなりおかしな方向で優秀であることは理解したわ)
そのお陰様で、私とセリシアは個人会社を設立するのに手助けして貰えたので、本当に助かった訳ですよ。
セリシア『やらかしたわねマスターも』
サミエル『本当よ~』
『まあ~、面白いから良いんだけどね~』
『ああ~、それね~』
そこのところは賛成である。平々凡々なゲームは沢山あったけども、ここまで一人の人間、それも孫ともとられかねない年齢の少年に、良い意味で振り回されるのはちょと楽しいと言うか、ワクワクが止まらないわね~。
クリス君てば、誠実で気を遣ってくれて勉強も頑張ってるし、お金を持っても。浮わつかないところとかかなり高評価なのよね~。
将来性もあるから優良物件って奴ね。初めて遭遇したわ。
セリシア『じゃあ~、うちはレイド組む方向で進めるわね~』
『宜しく』
こうして幼女な二人によって着々とレイドパーティーの準備が進められて行くのであった。
━━━━━━━━━━━━
あっ、ベッキーから連絡来たね。
ベッキー『お兄!、姐さん達がレイドの準備してくれてるから一度クランハウスに戻ってね』
流石は姐さん達だ行動が早いね。
『了解』と返信した。
『決まった組むクラン【鋼】【イカの香り】【トラトラトラ】【翼撃の剣士団】【検証クラン】【世紀末】生産クラン【ララフル】料理クラン【ミシェランジェロ】ね』
知らない所もあるけど料理クラン?、って沢山あったけどクラマスの顔知らないかな~、
生産クランは姐さん達関連品だよね。
まあ~、クランハウスに向かうか、
こうした突破なことは何時ものことと半分諦めてクランハウスに戻る事にした。