連休最終日とイベント最終日
今日は、方城家恒例のお買い物にお出かけです。
母さんは朝から張り切り、
「お肉、お肉、お肉~♪、アイスにパン!、お魚、お魚、そしてお肉~♪」
歌って踊る妹よ。それ肉に片寄ってるぞ、
「今日は焼き肉か・・・」
うん、父さんそれが無難だよ。味付けの〇〇トコは種類あるしね。
後は地元の知り合い農家さん家から規格外野菜を安く売ってくれるからそれで良いと思うよ。
そんな訳で、我が家の恒例行事であるコス〇〇へ向かいま~す。
買い物終わったら無料のコーヒ飲みながら、母さんとベッキーが飽きるまでホットドッグ食べてたこと記する。
父さんお疲れ様でした。
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ようこそ栗栖様、本日でイベントも終わりますが、楽しんで下さい。
エンドアースにログインいたしました。
「ふう~、ベッキーもな~、よくあれだけ食べれるものだよ」
呆れもあるが、あれだけ美味しそうに食べて貰えたらお肉達も本望であろう。
多分、家のエンゲル係数は母さんと妹無くして上がらないだろうけどね!。
「あっ、こっちでも食事取らないとね~」
食堂に顔を出してお弁当も作って貰い。今日は水のダンジョンへ向かうことにした。
お弁当をもらってクランハウスから出た僕は、定期船に乗って水のダンジョンがある。元湖賊のアジトがあった島に上陸した。
人間と中立してるリザードマンの集落とその向こうに見えるのは、
サハギンの湖賊砦であるが、船をほとんど失っているので名ばかりのサハギン砦となっている。
湖の町フランは自由都市である。
あまり知られていないいないが、あのサハギン砦から湖海底洞窟があって、海に出ることが出来るそうで、希にリザードマンの集落に人魚の商人が珍しい品を持ってくるようだ。
N・リザードマン「ジュウジン、ショウニンカ、チョウドヨカッタ。キサマ、ヨウガアル、シュウラク、ヨル」
「おっと、了解したまた回復のご用かな?、少しなら予備もあるぜ」
もっともダンジョンに向かうつもりで、50ほどたまたま持って来てたんだがね~。
そこは大商人の職業柄、下手に言えない自分があれだね~。
すっかり職業が板に付いてきた気がするよ。
リザードマンの顔は見分け付かないが、尻尾が長いのがメスで、ゴツゴツしてるのがオスらしい。
「おっ、今日も尻尾の艶が素晴らしいね」
「・・・ウム、ヨクキガツイタ、アブラヲカエテミタノダ、ドウダ?」
「おっと、それだけ綺麗にするのは大変だったろうな、今度錬金術師の仲間に聞いて保湿クリームのこと聞いといてやるよ」
「ウム!、ホシツタイセツ、アレバタノム」
ビッタン、ビッタンとご機嫌な様子のリザードマンに案内されて、どうやら長の家に向かうようだ。