急遽帰宅することになった僕は、何しに本家に来たんだろうね~
結局、僕は北条家の方と挨拶しただけで、次の日帰ることになったとか・・・、
うん、僕はなんのために本家に来たんだろうか?、
美少女が乗る車椅子を駐車場に下ろして、伯父さんの車に載せてのを見ながら困惑していた。
ほどなく北条家の方々を駐車場から見送ることになったのだった。
「結局、何しに来たのかな?」
「さあ~、私にもわからないよ~。ね~、キララ、リアラ~、ニャフフフ♪」
うにゃ~ん、ニア~ン
五美の腕の中でご機嫌に喉を鳴らしながら返事する二匹に、顔をうづめにやける五美ははっきり言って。
「・・・残念。美少女だよな~」
「フン、栗栖お兄はうっさいな~、二匹がかわいすぎるのがわるいのよ~」
うにゃ~ん、ニア~ン♪
ゴロゴロ、ゴロゴロ、喉を鳴らして喜ぶ二匹は、まるで僕達の言葉を理解してるようであった。
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お久しぶりでございます栗栖様。先日よりエンドアースではイベントが始まりました。今日もエンドアースの世界をお楽しみ下さい。
エンドアースにログインしました。
うん、実に3日振りのログインである。そうすると
エンドアース時間で、12日経過した事になる。
(うわぁ~、ベッキーから聞いたのかメールと写真が沢山送られてきてるな~)
ゆっくりフルダイブの影響から抜け出して、意識を浮上させる。
「もう慣れてきたな~」
うにゃ~ん
ご主人久しぶりなのにゃ~ン
「久しぶりミズリー」
うにゃ~ん、ゴロゴロ♪
甘えた声で泣いて、寂しかったのかしきりにペロペロ手を舐めてくるので、しばらく落ち着くまでグルミングさせとくことにした。
猫とか犬は驚いたり寂しかったりしたとき主、または自分をなめてグルミングすることによって落ち着こうとする習性があるので、宝石獣であるミズリーほどのAI搭載してるなら、そうした人格があっても可笑しくないからであった。
「こら、首はやめろって」
ペロペロが喉まで来たのでミズリーを可愛がることにした。
ん~、ミズリーも寂しかったのかな~。
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ミズリーを腕輪に戻して連れてくことにした。
一応、みんなのチャット遡って見てたら、リオ、セオ姉弟も今回は参加していないようであった。
「これは・・・、久しぶりのぼっちかな~」
まあ~、最近はメンバー増えて団体行動が増えたけど、クラン作る前までずっとソロだったんだけどね~。
「途中からだしぼっちで行くか~」
今回はぼっち参戦になりました。