学内保育園の児童とリアルおままごと
ここのところ日々。忙しいと時間が過ぎるのを早く感じる。もう明日からシルバーウィークで・・・。
今日は学内保育園のバイトの日である。
「あっ!、栗栖ちぇんちぇーだぁ~」
トテトテと可愛らしい笑顔で出迎えてくれるから子供に見つかった。その声にわらわら集まってくる子供達の笑顔に癒されます。
「こんには」
「ちぇんちぇーこんには!」
「栗栖にいに、早く早く!」
子供達が外に出ないように、木製の柵が設置されていて子供達、とくに元気な女の子が柵に顔を押し付けてせっついてくる。
「はいはい、ちょとまっててね~」
外から学内保育園に入るのだ。手洗い、うがい、消毒は基本である。
汚れてもいいように制服を脱いで、前掛けを着けたら準備万端である。
柵を乗り越えるように教室にはいった。
トテトテ、きゃああ~、ちぇんちぇー、抱っこ!
元気な子供が一斉に突進してくる。
うん、みんなは今日も元気である。
手早く、合気の技で軽く勢いをかわしながら捕まえたり、抱っこしたり、痛くないようにころがせる。
「「ちぇんちぇーもっお一回~」」
「はいはい」
そこからしばらく鬼ごっこしてガス欠まで遊んであげる。
一時間もしないうちに電池が切れて、お昼寝モードに突入である。
「栗栖君・・・、助かったわ」
今日は産休中で保育園の先生が少ない日だからか、元気な子供達の暴走が始まるとなかなか大変な仕事であった。
うん、ご苦労様です。
おやつの準備しながら、先生達の僅かな休憩時間となるが、この日は一緒に寝てしまっていたのは、ちょっとだけ内緒かな~。
(うし、一人で頑張りますか)
こうして13人分のおやつの支度を済ませ、子供達の寝顔を写メして、親御さんである先生達に送るサービスまでした栗栖だった。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
『『『いただきま~す』』』
子供達と少し仮眠が取れた先生達が復活しておやつの時間、今日米粉で作った小さなみたらし団子である。
九州の醤油はちょっと甘めなので、砂糖入れなくてもそのままでも美味しい、そこで焦げ目だけ、フライパンで付けて、プラスチックの爪楊枝で二つづつ刺して、みたらしの餡を絡めたの3本づつである。
後は冷たい麦茶、
「ちぇんちぇー、おいちいね!」
「そうね~、ウフフ♪」
幼児ようなのでかなり小ぶりに作った。喉をつまらせないように先生達は子供達を見なくてはならない。一緒に食べながらも一番気を付ける時間である。
「栗栖お兄ちゃん!、遊んで~」
「いいよ~、何しようか」
睦宮先生の子供で真奈美ちゃんと、
「にい!」
天真爛漫な笑顔が可愛らしい黄南ちゃん、この二人があの先生の子とかと思うと、遺伝子の不可思議な魔法のような変化を疑いたくなるのは僕だけではないはずである。