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サハギン湖賊と激突




 次々と矢と魔法の雨の如くぶち当たり、湖面が揺れるが構わず。

 クリス操る小型船はさらにスピード上げて平船に突撃する航路で突っ込む。


「おいおいおいマジか!」 

「ぶち当たったら飛べよ」

「うそ!、マジマジ」 

「マジだ、カウントダウンするからな!?、しっかり向こうの船に乗り込んだら暴れるから離れるなよ」

「「うわあ~、クリス君って意外と特攻野郎だったんだ」」


 幼なじみのユニゾンか、同じこと言ってやがる。


「それで良いが、落ちるなよ。落ちて死に戻りとかトラウマになりそうだし」

「うわあ~」

「嫌すぎるかも」


 そもそも昔の海賊は相手の船に船をぶつけて乗り込む事から海賊行為なんて言われているんだがね。ゲームの中なんだし今さらそんな御上品な手なんてまどろこしいことしないのも。ある意味は手っ取り早く正しい場合があるんだけどね。ここで言い訳言っても無駄である。

 こう言うのは強引な方が、逆に安全策だったりするのだがね。


「カウントダウン5」


船が近寄れば、五隻の平船から無数の矢が放たれるなか、魔法まで魔法防御にぶち当たり余波で、小型船が揺れる。


「おっと、落ちるなよ」

「うっと、了解」

「これ、リアルなら船酔いしそうね~」

「4」


 まだまだ余裕ありそうな二人に頼もしさと、ゲームならではの楽しいなこれと言う。ハイテンションになりつつあった。

 









☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆





まさか小型船が湖賊に突っ込んでくるとは思わず。矢、魔法が船からドンドン外れて行く。


「3」


 向こうも特攻されるのは初めてのようで泡を喰ったように慌てまくってる。

 小型船と言えど平船の横っ腹に突っ込んでしまえば、土手っ腹に穴が空く。

そうすれば平船の大型船だろうが沈む事になる。


 サハギンだろうと船の沈没に巻き込まれたらひとたまりもないのだ。


「2」


さらに船のスピードを上げた。

 ここで船を失うのはあれだが、湖賊の船を奪ってしまえばいいと考えていた。


 まあ~、クリスとしては珍しく武将頭になってしまっていたのもあって、襲われたら奪われでも仕方ないじゃないかと、古い家に生まれた良家の武闘派のように考えていたりする。


「1」

「0、俺様に続け!?」


 久しぶりに俺から俺様に変わっていた。


「「うおおお!」きゃ!」 


 ヒナタ、ヒタチも遅れずに平船に飛び乗っていた。


「オラ!」


 クリスは青く輝くブルーメタルのロングソードで【強振】を放ち呆けてたサハギン三体を湖に叩き落とす。


 ズガン!?


 小型船が、平船の横っ腹に突っ込んで穴を空けていた。そのダメージで小舟は大破して青い光が煌めき消え失せていた。




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