閑話・バズリ捲ってる内戦動画がノベライズになるとか
『9月8日・日曜日』
朝の散歩済ませてシャワーを浴びてさっぱりしてる時に一本の電話が掛かってきた。
『はい、方城です』
『おはよーございます。日ごろから栗栖様には弊社のエンドアースにてお世話になっております』
『あっ、こちらこそお世話になってます』
『急な事なのですが、本日ご在宅でしょうか?』
『はい、今のところ出かける予定はないですよ』
『あっ、ありがとうございます!、本日お時間を頂きたくお昼にはご自宅にお伺いいたしますので』
『あっ、大丈夫ですお待ちしてます』
電話を切るとさんちゃんがルンバライダーになってリビングを移動していた。
「にぁ~ん♪、ゴロゴロ」
「おっ、さんちゃんお仕事ご苦労様」
「にぁ~ん♪」
凄くどや顔してて可愛いな~♪
さんちゃんに癒されながらさっきの運営からの電話何のようなんだろうか首を傾げる栗栖であった。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「こんにちは、わたくし東京運営会社エルモアの広報担当の渡辺と申します」
「初めまして方城 栗栖です」
13過ぎに渡辺さんが訪問したのだが?、
「えーとエルモアですか?」
「あっ、そこから説明いたしますね。本社モンスター・イン・エンドアースの全て運営してる本社はアメリカの〇〇〇州にあります。しかしインターネットサーバーの国内シュアはある程度決まっておりましてうちは早くから海外のサーバーを広く権利を得てますので国内サーバーはあくまでもイベントよう、つまり日本むけの物になります」
「はあ~、なるほど」
「ただ栗栖様や他にも人気プレイヤーのお陰様で海外シュアは無論国内シュアも増えました。年内には100万人を越える勢いとなりますね」
なるほど・・・
「まあ~、うちの会社は主にイベント告知の制作、YouTube配信サービス、国内むけの人気プレイヤーのYouTube配信が主な仕事でしたが、この度内戦イベントの配信で国内外で4億5000万回再生されたものもありして、ノベライズ本、またはネット漫画になった場合栗栖様のアバターとアバター名を使うことになりますので、その使用料のご相談ですね。はっきり言えばお願いです。栗栖様のアバタークリスはある方々に大人気でして、まあ~、一部幼女使いと栗栖様にとって不本意な二つ名もありますが是非ともお願いできやいでしょうか?」
「いいですよ。僕の個人情報が分からない程度なら分身であるクリスがノベライズでどんな活躍をしてくれるか小説好きな僕としても楽しみですので」
「!?、あっ、ありがとうございます大変助かります~」
こうして話しはトントン拍子に決まり僕としてはノベライズの売上から0、2%と言う金額に収まった。
どうせゲームの人気なんてすぐに廃れるだろうし少しでもお金になるなら将来の為に貯めとけばいいや~、
くらいの軽い気持ちでサインを終えた。それから母さんが親としてサインしてくれたのであっさり終わったのだが・・・、
それから数年後、クリスは書籍で終わらずアニメになることが決まるととある困ったことに遭遇するのだが、それはかなり先のはなしであった。