ダカンを連れて鉱山ギルドへ
『ベルゲン砦』
ダカン「良かった!まさかミスリル鉱山まで見つかるとはな」
「良かったですね。多分人間の炭鉱夫では掘れませんから、鉱山ギルドにきちんと登録してからドワーフ王国から炭鉱夫をお願いするでしょうね。あっ、その辺りは僕の方からベルゲン公爵閣下に話を通しますから、国内で掘って加工までは可能になりますよ」
「そうか・・・、仲間にも知らせてやらなきゃならないが、色々と面倒なことがあるんだったな・・・」
「あっ、一応、僕も男爵に叙任されてるので、ドワーフ王国にミスリル、属性鉱石の輸出出来るよう話をすることは可能だよ、ただ判断は上になると思うけどね」
「ほっ、本当に!」
「ああ、先に鉱山ギルドに登録してしまおうか、これでドワーフ炭鉱夫ダカンの名前は我が国でも有名になるし、ドワーフ王国に対しても有利に働くはずだからね」
「おお~!、ありがとうクリスよ」
感激したダカンに抱きつかれたが、赤熊族の僕のアバターの体がミシミシ鳴った時は・・・、
ちょっとだけ恐怖を覚えたのはここだけの話であった。
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『鉱山ギルド』
鉱山ギルドは国営のギルドである。
ランバルト王国にも冒険者になっているドワーフに依頼して鉱山を探すクエストを上げているが、ほとんど塩漬けとなっているそうだ。
「こっ、こりゃたまげた!」
みるからに頑固親父、そう第一印象を持った鉱山ギルドマスターは、目をひんむいてどら声で喚く。
「既に鉄鉱山三つ、銀鉱山のことはベルゲン公爵閣下に知らせてますが、さすがに属性鉱石発見とミスリル鉱山の発見は、鉱山ギルドを通すべきだと訪れさせて頂きました」
「確かに!、その鉱山のことベルゲン公爵閣下から聞いてますぞ!」
「つきましてはこちらのダカンに例の処置をお願いいたします」
「伺っております!、ガハハハハハまさか本当にミスリル鉱山まで見付けれるとは、きっとベルゲン公爵閣下も度肝抜かれますな!?」
ものすごい大声でバシバシ背中を叩かれる度につんのめる。
流石がは鉱山ギルドマスター、僕より倍以上レベルが高いらしいね。
「そっ、それは本当だか!」
ダカンが気色ばんで前のめりになっていた。
ドワーフに酒と鉱石とはよく言った物である。
「ガハハハハハ、勿論よ!、そちらのクリス男爵閣下がお前さんのために、公爵閣下と約束を結ばれておる。安心して仲間を呼ぶが良いぜ!」
「あっ、ありがとうクリス様!」
『シティークエスト、鉱山ギルドに炭鉱夫ダカンを連れて行くクリア』
報酬
★土鉱石の鶴嘴
★ドワーフダカンの紹介状
※ダカンの紹介状、ドワーフ王国に入るにはドワーフの紹介状が必要である。
大迷宮に入る許可証にもなっている。