閑話・内戦イベント放映開始してからの運営1日目
『アメリカ某所・ゲームモンスター・イン・エンドアース運営部署』
残業の日々が始まった。
今回のイベントは、社運を左右しかねないプログラマーとしてはかなり厳しいイベントとなるはずであった。
そのため通常運転部署、イベント部署と分けているのだが・・・、新たに放映作業を行うチームを五つ部署内に作って分けての作業を行う事にしたのであるが・・・、
そこでも問題は色々と起こった。
その一つが海外サーバーからの観覧スペースを上からの命令で急遽作った所、予想外に人気となってしまい。
そちらようにもリソースを振り分けしなくてはならなくなったのだ。
通常運転する。イベント以外を運営する通常部署まで巻き込み残業の日々を上の鶴の一声によって押し付けられた。
あまりの無茶振りに皆が切れた為、上も慌てたのか、まだ正式採用されてないバイトまで駆り出されての作業となったのは、流石に呆れたの一言であった。
「もう少し下のこと考えて欲しいす」
「全くだ」
「人手は増えたすけど、確認作業が増えたから余計に負担が増えたような・・・」
部下の愚痴も分かるが、こればかりは現場を知らない上のせいであるため愚痴くらいは普通に聞き流せた。
今回の内戦イベントでは画期的なシステムを導入していた。
リアル時間。6時間でエンドアース時間では1日としていた。
それをイベント期間の6時間だけ、16倍に引き上げる技術を使っていたのだ。
この技術は本来、エンドアースを作った会社は医療メーカーである我が社が偶然作り上げた技術であった。
この技術は本来の使い方として事故、または障害を後天的に発祥した人に向けての技術として開発してたときに偶然出来た。
そもそも人間の脳は普段。10%~15%ほどまでしか、そのスペックが使われていないと言われていた。
平成後半になって携帯電話の普及によって派生したスマホ、タブレット等による高速通信が出来るようになった。
それでも脳の処理能力の25%ほどしか使われていない事が分かっていた。
今回のイベントは16倍まで時間を引き伸ばした世界で行われることになっている。
理論上は30倍までならば人間の脳は対応できるが、これ以上だと様々な弊害が起こる可能性があった。
また法的にうるさい日本国内では、こうした新しい技術を使う場合様々な誓約があったのでいきなりこの技術を使えないが、
海外サーバーからであれば法的にクリアできることで、我が社はそのため本社はアメリカに拠点を置いてる。
「主任、こっちゃ終わりました」
「おう、ご苦労様、他のチームを手伝って欲しいが、大丈夫か?」
「う~い~す。飯食ったら行きます」
そう言えば俺も腹へったな、何か入れてからもう一頑張りするか!。
ゲームを楽しめるのも運転のお陰であるようだ。ファイト~!