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閑話・とあるモデルの視点




★リブリー・オフナー視点



 


 私達の仕事は華やかであるが故に過酷だ。



 一口にお金を稼ぐ為にと言ってもモデルは常に自分を磨きを怠ることなど出来ないのだ。


 普通の人みたいに好きな食べ物も食べられない苦しみを乗り越えて、努力して、努力して、多くのライバルを僅かでも蹴落としそこから僅かでも輝けるものがあった者だけが、雑誌よ表紙を飾ることを許される世界である。   


 それでようやくモデルのスタートラインに立てるの

よ?。

 それからキャリアを積んで、少しづつファション誌に載って、特集を組まれてようやく一人前である。


 私達の中では、有名ブランドの契約モデルになることが一つの夢である。


 私達モデルはみんな醜いアヒルだ。

 一皮剥けば人間なんてみんな欲望の塊でしかない。


 人より美味しい物を、人より美しく、人よりお金持ちに。そんな当たり前の競争こそが私達の原動力である。


 一流と呼ばれるモデルはほんの一握りである。私を含めてここにいるみんなはそんな一握りの人種だ。

 だからあがく、


 傲慢に!、


 我が儘に!、


 あがいて!、あがいて命を削るの!。


 そしてようや超一流と呼ばれるスーパーモデルとなるために。


 でもそんな世界の中にも変わり者がいる。

 そう最初からスタートが違う人種、金持ちの娘達だ。

 中にはとんでもない性悪もいるが、尊敬出来る女もいるのはどこの世界も一緒よ。


セレーナ・クリシア・バノン26


 スペインのバノンと言えば老舗のワイナリーとして有名である。

 元々貴族の家系でありながら150年も代々続く名家のご令嬢である。


『お早うリブリー』

『お早う、セレナ今日はあの子なのね~』

『ええそうよ~、ウフフフフ♪』


 この業界でも有名な我が儘姫様を、最初からご機嫌にできるマネージャーは今までいなかったのだけどね~。

 私達から見ても彼はとても有能である。


『羨ましいわね~、今度私にもお願い出来ないかしら?』


 本心からそう思うのだ。


『ウフフフフ、だーめよ貴女でもね。あの子は優しいからリブリー見たいな可愛いい女の子が本気になられると困るもの』

『あら、言うわね~』


 へえ~、滅多に人、特に男を褒めないセレナがね~、ならば相当なプレイボーイなのかしら?、


 すごく興味はあるけどドーベルマンに襲われたくないから、側で楽しむことだけにしとくわフフフフ。




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