僕はセレナ姉さんのマネージャーですかね?4
ひとまず最低限の準備が出来たので、
『姉さん準備が出来たので、衣装合わせお願いいたします』
『はあ~い』
すっかりくつろいでた姉さんは、足を拭いて用意したふわふわのスリッパを履いて僕の案内で、化粧スペースに陣取る。
『フフフフ♪、流石栗栖ね~、よく分かってるわ』
さっそくぬるい硬水で喉を潤わせながらしっかり加湿器が動いてることの確認や、冷蔵庫に冷えた炭酸水とチョコが入ってるのを嬉しそうに見ていた。
『間食用のナッツは右の引き出し、ドライフルーツも同じね。この間バージンオリーブ油が気にいってたようだから、
今回は用意してあるから。
後、雑誌は左の棚に英字経済新聞と日本、海外のファッション雑誌、暇潰しの日本の漫画英語バージョンが雑誌の裏にあるよ。ヒールは六足、夏用のもそこに、ブーツは五足それで足りないようならスタッフに伝えるけど?、取りあえずこんなとこかな』
『ニュフフフフ♪、可愛い甥っ子が有能だからお姉さん、何~んにも言うことないよ~』
と上機嫌である。
『保湿関連が足りない気がするけど、そこは今日の打ち合わせが終わったら買いに行く方が良い物かな~?』
『ええ~、よく分かってるわね~、その通りよ栗栖。荷物もち、お願いね?』
『了解です。姉さん』
こうして姉さんのマネージャーは問題なくスタート出来たようである。
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マネージャーとして最低限、モデルが気持ちよく仕事できる準備が出来たら僕の最初の仕事は終わる。
姉さんの控え室に戻り足湯を片付ける。
それからスタッフに姉さん達の衣装合わせとランウェイでの練習が何時から始まるか細かく聞いてから、外出する。
軽くお昼を買ってから100金に寄ってから戻る。
それからマットレスの準備をして加湿器、着替えの準備を開始する。それからスムジー、サプリメント各種の確認ときちんと消毒した電動歯ブラシ、今回姉さんが着るブランドから出してる香水を幾つかチョイスして出しておく、持ちろん臭いが確かめれるように事前にガーゼに吹き付け、それぞれ小さなケースに入れてケースに香水の名前と時間を記入する。
こうすることで後で、姉さんが香りを確かめれるようにするのだ。
一流のモデルになると契約でそのブランドが出してる物を着けるようにすることも多い下着なんかは特にそうだ。
なので着替えなんかもそのブランド物で用意するのは当たり前な気遣いである。
【11:39】
さて時間だ。用意した無農薬のスムジーとサプライズを手に姉さんのスペースに戻る。
そこにスムジーとサプリメントを置いてから、既に着終わってる衣装を集める。それをブランドスタッフの元に持って行って、姉さんの指示があれば裾あげ等お願いするのだ。
それからしばらく音楽を流しての通しを行い。モデルの衣装チェックをデザイナー、チーフ、ブランドのCEOが行い。
最終のゴーを出すかを決めていく。
一通り通しが終わったのでモデルの仕事は、個別の撮影等もあるのだが、それは明日の午前中の予定だ。