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夏休みに妹達のおねだりで市民プールに行きます3




 更衣室で別れて、僕はさっと着替えた。

 ここ数年、僕や父さんが水着を新しくすることは無かったけど、

 母さんとベッキーは毎年新しい水着を買っている。

 これはセレナ姉曰く、女の子はいくつになっても新しく可愛い物に目がなくて、異性に綺麗だと言われたいらしい。


 その点だが、うちの父さんはあの見た目のわりにロマンチェストであり、愛妻家である。

 朝晩愛してると母さんとハグして、軽くても子供の前でキスされるのは流石に恥ずかしいかな~、

 ベッキーはわりと平気そうだけど、

 僕には荷が重い気がした。


「お兄~さ~ん」

「おっと、大丈夫かいウータン」

「はい!、お兄さんに一番早く見せたくて、どうですか私の水着?」


 ついこの間まで小学生だったのに、ちょっとした仕草にドキリとさせられる。


「うん、ウータンに似合ってて凄く可愛いね」

「//あっ、ありがとうございます・・・」

 

 ちょっと恥ずかしそうにしながらもじもじしてるけど、もにもに口元が動いてる多分、外れたコメントでは無かったようだ。

 僕でもこのくらいは出来るのさ、セレナ姉さんには散々鍛えられたのですよ。


 まあ~、あまりおおっぴらには言えないけどね~。








━━━━━━━━━━━━






 ウータンと昨日のイベントなんかで盛り上がっていると。


「お兄~、お待たせ♪、ねぇどうかな?」

「お兄さんお待たせ♪」


 ベッキーはセレナ姉さんにおねだりしたのか、某有名ブランドのパレオタイプのワンピース、ヨッシーは蛍光色のオレンジカラーのフリフリタイプのワンピース水着、


「うん、流石は姉さんだね。ベッキーの髪に合わせた色合いがとても似合ってて可愛いね」

「えへへへ♪」

「ヨッシーのも手足が綺麗に見えて似合うよ」

「フフフフ~ん、流石はお兄さん良くわかってますね~」


 二人とも嬉しそうにしてるので、どうやら僕の褒め方はそこそこ合格なようだ。

 ここで恥ずかしがったり、褒めなかったりしたら後々、鬱憤がたまり導火線にチャッカマンで火をともすバカがいるので、僕はそうならないように女の子は素直に褒めて、なるべく些細な変化に気付いたら取りあえず褒めとけば間違いはない。

 だけど、下手に誉めすぎてもこれからは問題が起こるから注意が必要になってくるらしい・・・。


 いまいちどう言った意味なのかセレナ姉さん曰く、そこは経験しないと分からないとか、ただ気を付けてとはいったい・・・、謎である。


※希に、女性の属性が変化するらしいです。

 

 まあ~、そこは皆さんの経験にお任せ致します。



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