表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
845/1032

夏休みに妹達のおねだりで市民プールに行きます




【23:59】



「うっ・・・・」


 うにゃ~んゴロゴロ


 フルダイブのセットを外しながらバイザーを上げると案の定、さんちゃんが嬉しそうに僕の胸の上に乗って来て、甘えた声で鳴いた。


「待ってたのかいさんちゃん?」


 うにゃ~んゴロゴロ♪、

右手の人差し指でさんちゃんの頭を撫でる。そうしながらゆっくり起き上がると。


「うっ、つう~、ちょっと頭が痛いな」

 

 これもフルダイブを初めて経験すると起こる出来事だと聞いていた。ベッドのサンルーフに置いておいたペットボトルを手に、スポーツドリンクを飲む。


「おっ、確かに違和感があるけど痛みが引いたな」


 後、気だるいようなら糖分を取ることも勧められていた。


「まあ~、まだ夏休みだし疲れたからゆっくり寝ようか、おやすみさんちゃん」


 うにゃ~んゴロゴロ♪


僕の枕元にさんちゃんようのタオルケットにさんちゃんを下ろして、寝ることにした。








━━━━━━━━━━━━

 



 

【04:57】



うにゃ~んゴロゴロ♪  

ざりざり、ペロペロ


「ん~、・・・さんちゃん?」 


 うにゃ~んゴロゴロ♪


 時計を見るとまだ五時前である。でもすっかりさんちゃんの目が覚めていて、お腹が空いてるような気がする。


「お早う~さんちゃん、お腹空いたんだね~」


 うにゃ~ん!


 どうやらそうらしい。

さんちゃんを抱っこして、ベッドからなんとか抜け出した。


「フワアアアア~、だるいや」


 もう少し寝てたいところだが、さんちゃんのためにも下に降りていった。


 リビングの前に行くとカツカツカツ、カツカツカツ、ラブリンが起きて来ていた。どうやらラブリンも目が覚めてたようだ。


「ラブリンお早う~」  

「ゎふ♪」 


 朝だからおさえ目に返事してくれた。頭をわしゃわしゃしてからラブリンの水皿を新しいのに変えて、


 さんちゃんには猫用のミルクでふやかしたカリカリをペースト状にしてからリビングのソファーに座って、少しずつ与える。

 まだ一匹で食べさせるにはまだ心配である。  

だからこうしてご飯は誰かが様子を見ながら与えるのだ。


「ミャンアンアンアン、ミャンアンアンアン」


 人差し指の上に乗せて少しずつ与える。まだ自分で上手く食べれないから少しずつ喉を詰まらせない少量づつ与える必要があった。


 それでも少しずつ上手に食べれるようになってきて嬉しくなった。


「みぁ~ぷ」

 

 小さなお腹が膨らんだので、大小の世話を濡らしたガーゼで促すと上手に出来た。


「お腹いっぱいになったかな~?」


 うにゃ~んゴロゴロ♪


 少し遊んで上げるとすぐに電池が切れたように寝てしまった。

 父さんがリビングに用意したさんちゃん用のベッドに寝かせる。


「ラブリン散歩行こうか」

「ゎふ♪」


 こうしていつもの生活が始まった。 





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 平和なり 癒しなり
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ