表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
842/1032

未来のアイドルユニットチームE




『闘技場』




★イカ娘A『イカミ』視点




 物凄い歓声が『闘技場』を揺らしていた。私達四人とマネージャーを引き受けてくれた私達のお兄ちゃんの為にも、ここはチャンスなんだから頑張らないとね!


イカ娘B『スミカ』「緊張するね。お姉ちゃん」

「うん、でも私達なら大丈夫よ!」

「うん♪」


 私達四人は、姉妹であり私達は双子、下の二人も双子ととても珍しい姉妹である。

 お兄ちゃんは、私達のお世話で子供の頃から苦労を掛けてしまっていた。

 両親は自営業だから忙しく自然とお兄ちゃんが私達を育ててくれたのだから、もう一人のお父さんのような物かな~。

 フフフ、言わないけどね~。


「いくよ!」

「うん!」

「「せ~の~」」









━━━━━━━━━━━━





『闘技場』




レディ・メーカー『対しますはアイドルユニットチームEリーダーのイカ娘A『イカミ』イカ娘B『スミカ』のペアーで、歌って頂きます『LIVEツインズ』』


 いきなり軽快な音楽とカラフルな証明が二人の少女、イカ娘達をスポットライトが映し出す。


『ドキドキドキドキドキドキ』

『フルフルフルフルフルフル』

『『さあ~、踊ろうよ♪』』


 二人にスポットライトを当てているのは、奇っ怪なクラーケンオネーである。

 勿論そんな色物召喚出来るプレイヤーはただ一人、イカホさんである。


 僕はアイドルと言うのは沢山集まるグループと、その中の数人で作るユニットくらいしか知らなかったけど、本気でアイドルをやろうとしてるのが分かる二人を、

 何時しか応援したくなっていた。


『『4、3、2、イカイカ~』』


 コミカルで軽快なダンスはかなり練習したのがわかるし。しっかりとコンセプトも伝わるからきわものポイところもあるけど、またそこも味と言うか、

 純粋に楽しいな~、そう思えた。


「へえ~、以外とレベル高いわ」

「そうそう、きわものかと思ったけどわりと正統派よね~」


 姐さん達の評価も意外と高いようだ。


『『『『オオオオ!?』』』』


 何やらNPC達にもアイドルが受け入れられてるような、不思議な一体感が闘技場を包んでいた。


ベッキー「ラブラブ、フルフルフルフルフルフルイカイカ~!、これ癖になるかも」

シオン「フフフ、確かに」


 ベッキーとシオンの二人もイカ娘達のダンスをマネしていた。


「へえ~、上手いもんだな~ベッキーも」

「お兄さん、私達四人でダンスサークル入ってたんですよ~」

「そうそう」

「楽しかった。ブイ」


 うん、ミィーだけは相変わらずである。

 へえ~、あのベッキーがね~。

どうしても兄としては食いしん坊で、甘えん坊のイメージしかなかったけど、


「・・・そうだよな~」


 お互い少しずつ付き合いや友達も違えば、兄妹でもずっと居られる訳じゃないんだよな・・・。


 寂しいやら嬉しいやら変な気持ちになったクリスだった。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ