イベント7日目
リアルで二日、エンドアースの世界では7日目
ログインしていた。
「にゃ~ん♪」
目を覚ましたのに気が付いたミズリーの肉球が、顔にペタペタ、ぷにぷにした感触、口を開けると口の中に手を入れてきた。
イタズラである。
「もごもご」
わざともごもごすると。アーモンドのように細めた瞳をキラキラさせて、ゴロゴロ上機嫌に喉を鳴らした。
「おはようミズリー」
「にゃうにゃ~ん♪」
ゴロリ僕の前に来たら、お腹を見せるように横になる。
「うにゃ~ん♪」
撫でるにゃ、そう言われた気がした。
こうして一時の癒しを味わいながら、ミズリーを肩に乗せて出掛けることにした。
◇◇◇◇◇◇◇◇
『越後&三河屋』
お見世に入ると、何時も以上に混んでいた。日に日にお客が増えて、いつのまにか混雑するようになっていた。
お見世の奥に入るとサミエルさんだけいた。
「おはようクリス君、セシリアは明日休みだから、私と入れ替わりに来るよ」
「あっ、そうなんですか了解でーす。あっそうだサミエル姐さん」
忘れない内にあれを、プレゼントしとこうと、
ステータスを開き、インベントリー150から、魔導高熱炉を選ぼうとしたが、選べなかった。
………ランクが高いアイテムは、プレゼント出来ないようだ。
なので、先にアイテムチケット×32プレゼントして、
チャットを開いた。
クリス『姐さん姐さん大変なんだ。えらいものを手に入れてしまった。プレゼント出来ないようだから、トレード申し込むから、お返しは何でもいいよ』
幼女サミエル『ふ~ん。チャットなんて珍しいね。プレゼント出来ない物って何さ』
サミエルさんにトレードを申し込みした。
・魔導高熱炉
!!(゜ロ゜ノ)ノ幼女サミエル『なになに何よこれ!。どどどどうしたの?!』
(ノ´∀`*)クリス『姐さんでもビックリするんだね』
一安心である。取り合えずサミエルさんに、昨日出会った金色ワークラットと。地図に乗ってない所に連れてかれたこと。
隠し部屋を発見して、金銀の宝箱を見付けたこと話した。
幼女サミエル『……………あははは、あれか、クリス君ソロで出たからたまたま金色ワークラットに遭遇出来たんだね~』
クリス『実は、セシリアさんにもプレゼントが………』
幼女サミエル『………そっか、ガチャ運は無さそうだったけど、変な運はあるのねクリス君って』
染々サミエル姐さんに言われても、誉め言葉でないのは分かった。
幼女サミエル『…でもまあ~。魔導高熱炉前から欲しかったのよね~、クリス君ありがとうね♪』
クリス『お世話になったのでこれくらいは……』
照れたクリスに、にやにや意味ありげに笑いながらも。サミエルは早速作業場に設置させるようだ。
嬉々として、鍛冶の作業を始めたサミエルさんに、やれやれと肩を竦めたクリスも、
金銀の宝箱からドロップした。古代化石が入った岩と大岩の採掘することにした。
・古代化石の入った大岩
採掘時間39分
「どんだけ時間掛かるんだよ!?」
ぶつぶつ文句言いながら、仕方なくインベントリー150から、古代化石の入った大岩を選び、採掘を合わせると作業を始めた。
「ようやく終わった………、さて何が出たかな?」
ステータスを開き、インベントリーを選らんだ
・精霊の王杯
※LRランク、二日に一度。精霊水が取れる永続アイテム
「……………これやばくない?」
思わず呟いていた。