良く分かってないカジノ金コインの価値とレアブースト2
『裏カジノ・交換所』
ロープウェイに乗って小島に渡った二人は、相棒の洞窟の奥にある裏カジノに入っていた。
シオン「へえ~、こんなところに裏カジノがあったのか~、これは連れて貰わないと二度と来れない気がするよ」
何とも自信無さげにシオンが告白する。
「僕はちょっと方向音痴でね~、慣れた道なら大丈夫なんだけどよく迷子になったもんさ」
あっけらかんと自分の失敗を面白おかしく話せるのは、なかなか出来る事ではない。
「えへへへ、私も道を覚えるの苦手かな~、リアだとお兄か友達頼みなんだよ~」
恥ずかしそうに笑っていた。
「へえ~、意外だね~」
二人は似通ったところがあるようだ。それから友達との買い物気分で色々と換金アイテムを可愛いと言った基準で選んでいっていた。
「へえ~、シオンちゃん見てみレア相棒が交換出来るよ~、見た目可愛いしシオンこれ使う?、私こっち取るからさ!」
「ええ~と、良いのかな~」
「良いの良いの!、どうせお兄のプレゼントだし~、気にしないでね~」
「僕、こうして女友達と遊びに行くの夢だったんだ。なんだか嬉しいや」
「えへへへ、シオンとこうして友達になれて私も嬉しいかな~」
なんだか楽しげな様子をクリス達が見てる事などすっかり忘れていた。
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『VIP室』
クリス「ああ~、結構あれだけ貯めるの大変なんだけどな~」
クリス君が苦笑いしていた。それをほとんど使いきって二人はレア相棒のアイテムゲットしてるのだから、分からなくはないわね~。
ウータン「お兄さん!、私もあの可愛いの欲し~いかな」
上目遣いでおねだりするウータン、中学生でも女の子である。あざといが可愛いしのでクリス君も。
「はいはい、分かってるよ」
「えへへへ、やった~!」
「お兄さんありがとにゃ!」
「ビクトリー!」
「あらあら勿論私達もよね?」
「あっ、当たり前じゃないですか~」
セリシアったらちゃかりして、リオとセオも喜んでるようだしクリス君には悪いけど。私もちょっと楽しみかな~。
またクリス達もネット配信で後日放映されること忘れていたのだが、
クリスタル商会長のクリスが、クランメンバーにカジノのレアアイテム沢山プレゼントするほど。
裏カジノで勝ちまくっていたと知った。プレイヤーは驚かされたですんだのであったが、
運営側はまさかのプロ並みに戦える学生がいたと戦々恐々したのはご愛嬌であった。