相棒の島へ
『闘技場』
闘技場のプレイヤーは勿論、みていた僕達まで意外な展開に戸惑ってしまう。
『それではプレイヤーはそれぞれの空間に作られた相棒の島へ飛ばします。用意はいいですか~、ではゲームスタート!?』
レディ・メーカーの合図によって、八名のプレイヤーは相棒の島に飛ばされたのだった。
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★ベッキー視点
いきなり準決勝が相棒バトルと聞かされた時はどうなることかと思ったけれど・・・・。
そもそもこのゲームである。エンドアースに決めたのは、お兄がやってたのもあるんだけれど本当は東京に引っ越したミィーとまた会えるから選びましたエヘヘ、
それに~。
みんなから相棒は可愛いのが多いと聞いてたので、決めてになったかな~、最近はお兄が助けた子猫達と遊べたのはうれしかったな~、さんちゃんはお兄大好きみたいだけど一緒に寝てくれるし可愛いからね~。
そうそう可愛いは正義と言うしだからこのゲームに決めたのも大きかったかな~。
ウータン曰く、プライベートアイランドは楽しいらしいし。
お兄に懐いてるココナちゃんにも会いたいのもあるけどね~。
私だって好みの相棒従えて、ずっと遊んでられるとか聞かされたら、ねぇ~。
「凄く、楽しみ~」
「・・・・・・・」
ペアーになったシオンさんは、さっきからなんだか挙動不審なんだけど~。どうしたのかな~?
シオン「あっ、あのね~」
急にモジモジしだしてどうしたんだろうか?、
「ごめんなさい!、私その・・・、相棒の島初めてなの・・・」
ああ~な~んだそんなことか~、
「大丈夫~、私も初めてだし~」
「・・・・・・・へっ」
驚愕したシオンさんに、このイベントからエンドアースを始めたこと、リアルのお兄や友達と同じクランに入っていて、相棒の島については聞いていたことなど話した。
「へっ・・・、今日初めてなの?」
「うん!、だから私まだレベル1だよ~」
あまりにあまりな告白にシオンはブリーズしていた。
『なっ、ななななんと!、あの闘技場で無双していたベッキー選手が!、まさかのレベル1だったとは・・・、恐ろしいルーキーの登場ですね~』
相棒の島での会話がそれぞれのモニターからきけたりするのだが、僕達もあってなって顔を見合わせていた。
サミエル「もしかしたらだれもレベル上げる方法教えてなかったのかしら」
「「「「「・・・・・・」」」」」
「はあ~、みんな浮かれてたのね~」
姐さん言葉もありません。ウータン、ヨッシー、ミィーは揃って目を反らしていたし、僕に至っては説明することすら忘れていたことに今更ながら気付いたけど、
「本当に今さらだよね~」
ウータン「アハハハハはは、面目ないです~」
ヨッシー「私もやらかしてしまったにゃ~」
ミィー「・・・ムッ、無念」
ミィーは相変わらずであった。