MVP本選開催
『闘技場』
『まもなく締め切りでございます』
【締め切りまで、残り時間03:54】
ワールドアナウンスが流れてきた。
最後まで迷ってたプレイヤーが、駆け込みで賭けに走るのが見えた。
「エンドアースの運営って、わりとえげつないことしますよね」
「あら、急にどうしたのクリス君?」
「いえ、わりと大がかりなイベントの時って、この間は見せ金出してプレイヤーが食いつくのみてましたよね~、それが分かったからか、前回は普通にばらまきでした。しかし僕達は頂上決戦からの内戦イベントに巻き込まれ、
そこでまた運営はばらまきしたかに見せての~、カジノ方式ですし~、僕はなかなかえぐいと思いましてね~」
「ああ~、なるほどそう言うことね~、でも最近のソーシャルゲームは殆んど課金してが当たり前だし。そこから見たらエンドアースの運営はまだ優しい方だと思うわよ」
「えっ、そうなんですか?」
「・・・まあ~、そうなのよ~クリス君。中には毎月万単位で課金してしまうある意味依存プレイヤーが増えててね~、わりと社会問題になってたりするのよね~。
とにかくうちのメンバーはしっかりしてるから平気だと思うけど。
下手につられると気がつくと下手なギャンブルより質が悪いから、気を付けるのよ~?」
しみじみ言われるとなんとなく姐さん達にも身に覚えがあるのかな~、そう思い何も言わず頷いていた。
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『締め切りまで残り10秒前!』
再びレディ・メーカーが闘技場に登場した。
先ほどの衣装とチェンジしたのか、
バニーガールスタイルでの登場である。なおかつカウントダウンを開始した。
『9、8、7、6、5、4、3
、2、1、0これにて賭けは終了です!?。皆様こちらを御覧ください』
レディ・メーカーが頭上に浮かぶ巨大モニターを指した。
画面内に浮かぶのは、何処か見知らぬ大きめの島であった。
そこに28名のMVP争奪戦の選手が次々と登場した。
『これより出場者が持っているそれぞれのカードを奪い合い、争奪戦を行って頂きますそして!、4つのカードを手に入れた者こそ最終ステージに向かう事が出来ます準々決勝はサバイバルステージです!。皆様頑張ってくださいね♪』
『『『『ウオオオオオー!?』』』』
相変わらずレディ・メーカー人気は、野郎どもに大人気であった。
サミエル「これはちょっと予想外な展開ね」
セリシア「でもこれなら、マンネリにならないから面白いかもしれないわね~」
クリス「これ、結構難しいかも知れませんね」
「あら?、それはどういうことかしら」
珍しく姐さん達は運営の狙いに気付いていないようだ。