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閑話・メインストーリーの敵とは・・・



◆運営サイド視点




「ふう~、ようやくですね」

「あぁ~、メインストーリーのキャラクターはまだ全員出ていないがな、ようやく敵キャラクターを匂わせる事が出来たかな~。まだ一人だけどね」

「そうですね~。メインストーリーをやっていけば、いずれ彼らと戦うことになりますが、それはそれで楽しみですよね」

「そうだな~、だがまだまだ強くなってもらわないとな、まだ始まりのアンビシャス君しかちゃんと動いていないしね~」

「ですね!、最弱である闇の魔女カーディナルですらレベル590ありますから!、クリス君には頑張ってアンビシャス君を育てて貰わないと」

「まあ~、どちらにしても先は長いさ」

「ですね~」


 こうして、エンドアースの物語は少しずつ動き始めていた。


「しかし、クリス君は・・・。メインストーリーのキャラクターを何人雇うつもりなんだろうかね~」

「さあ~、本人は気付いてない様子ですけどね~」


 そう、クリスは気付いてなかった。今の時点で


『拳王』アンビシャス

『商人』クロエ

『船長』ゴウタス


の三人を雇っていたり、クランメンバーにしていたりする。

 その他に。


隠しメインストーリーのキャラクターである。


『公爵令嬢』サニア

『ダルク』ジャンヌ

『元将軍』サイモス・グリンバレー


 とも縁を結んで居たりする。


「こちらとしてはありがたいんですけどね~、何故か、難易度がバカ高い筈の隠しキャラとか、気難しい筈のメインキャラクターばかりなのが気になりますけど・・・」

「そこな~、本人の行動を。どう見ても行き当たりばったりなんだけどな~」

「それよりも主任、あと少しでイベントも終わりますね~」

「・・・はあ~、これから編集とか大変だろうな~」


 二人は遠い目をしていた。背中には何処か悲壮感すら漂っていたりする。


 ゲーム世界で見ている観覧者の多くは無課金のプレイヤーが多い。


 それでも16倍の世界をリアルタイムで見るには時間もかかるのだ。

それに無課金では見れない特典も運営は行っていた。

 人気プレイヤーをクローズアップしての放映である。


 その他、明日から通常時間に直してネット課金放映すると編集だけでも膨大な時間と作業が待っていた。

 

 それを思い出して、溜め息が増えていくのも仕方ないだろう。


「まあ~、イベント終わったら当分徹夜だな~」

「・・・・・・・・・ですね~」

 

 こうして運営は運営で頭を抱える社員がいるようだ。






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